「本日も読書」

読書と映画の感想。ジャンル無関係、コミック多いけどたまに活字も。

庭に孔雀、裏には死体

2005年01月10日 | ミステリー
第四作の「ハゲタカは舞い降りた」は紹介しましたが、
これはシリーズ第一作。
「庭に孔雀、裏には死体」ドナ・アンドリューズ 早川

鍛冶職人のメグは母親と弟と友人の三つの結婚式の準備を同時にするはめに。

弟の花嫁とは馬が合わない、
弟は弁護士試験を控えている中、ゲーム作りに熱中し、
母親は父と離婚して暗い男と結婚する、
しかも父も母も全く変わらず一緒に過ごし、
久しぶりに帰った故郷の町で会った男に好意をもったのに、
彼はゲイらしい・・・

そんでもって何もかもメグに仕事を押し付ける人々。
孔雀を用意して結婚式を豪華にしろ、
姉の子供はガチョウを飼って、
極めつけは皆から嫌われていた婦人が裏庭で死んでいる!

いや、これだけで終わらないんだ。
さらに第二、第三の事件が!
保安官が呼ばれ、親戚が集まり、無理難題を吹っかけられる。
厄介ごとのオンパレード。
推理よりも結婚式の準備に忙しいメグ。
ゲイの噂を晴らしたいのに、メグに説明する時間が無いマイクル。
メグの父親は結婚式なんかどこ吹く風で探偵ごっこを始める。

変人ばかりの中でメグはなんとか結婚式を無事に終わらせようと頑張ります。
それを支えるマイクル。
だけど、あまりにも結婚式が大変で、事件がたいした事件に見えない。
メグもそうでもう毎日疲れ切って仕事を終えています。

さあマイクルはゲイ疑惑を晴らすことができるのか!
結婚式はどうなるのか!
両親の離婚の真相は!
父のたくらみとは一体!?

ものすごく楽しい話です。

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