さて、久しぶりに釣りの本と思いきや、じつは
もろに「文学」な本でもある。
だが、それじゃあ読みにくいかと言えばそれは違う。
結構、笑える。そして時々ややこしい。
「アメリカの鱒釣り」
リチャード・ブローティガン
訳・藤本和子
新潮文庫
平成17年
著者は84年にピストル自殺。
あの「60年代」のアメリカで本書はベストセラー
になった。
それが翻訳され、さらに訳者によれば30年あまりたって
文 . . . 本文を読む
早起きして辛かったのでこんな本を紹介しましょう(無茶苦茶やな)
「早起きカラスはなぜ三文の得か-都市の野鳥誌-」
唐沢孝一 中公文庫
カラスだけでなく、都市の鳥たちに目を向けた一冊。
いくつもの話に分かれているので、読みやすい。
もちろん内容も専門家じゃなくても普通に読める。
内容が少し前のものだけど「あ、この話ワイドショーでやってた」
とか「新聞にこんな話載ってたな」と思うようなことも。
. . . 本文を読む
雨が降るって言ったのはどこのどいつだこのヤロウ
(↑天気予報士の皆さんです)
そんなわけで「雨が降ったら洗濯はできんなぁ」と
思っていたのに、今日は思いもかけずわりと天気よく
少々汗ばんだもののお出かけしてきましたヨ。
それで「雨が降ったら」と聞くと逆に
「雨がやんだらバス釣りに」(永江一石 山海堂)
という本のタイトルが自然と思い浮かぶ。
……かなり強引。
まあ実は「雨が降ったらバス釣りに . . . 本文を読む
日曜日のTBS・報道特集がシーラカンス
をやっていた。
あれはインドネシアで見つかったもので
福島の水族館の挑戦だった。
そんなわけで元・恐竜大好きっ子だった
私はシーラカンス本をちょっと探って
みました。
そしたら面白い絵本がありました。
「シーラカンス」
作・いしいしんじ
版画・しみずたかひこ
金の星社 1997年
元々は作者の旅日記を元にしたものを
絵本化したもの。
だからちょっと子供 . . . 本文を読む
「外道ですがなにか?」という
コピーが帯にある本書。
外道とは釣り用語で、本命ではない魚のこと。
嫌われものの魚を食べてみようという
やたら面白い本なのだ。
「外道楽-素晴らしきB級釣魚グルメの世界」
磯・投げ情報編集部 海悠出版
何年か前まで「ルアーフィッシング情報」(現ソルティ)
という不思議な月刊誌があった。
ルア情と呼ばれ、私も
何度か読者コーナーに採用されたりプレゼントを
当てたり . . . 本文を読む
釣りの話をはじめたら止まらない。
その原点は川遊びだよなあ。
「思い出語り雑魚しめ」村上龍男 東北出版企画
水族館の館長さんが思い出の川遊びを語る、というもの。
今では田舎の川にも川岸がコンクリートで固まって
いたりすることがある。
私も川や田んぼに囲まれて育ったのだけど、
それでも川は護岸で覆われ、田んぼの脇にコンクリートの
用水堀があり・・・
私はそれでも恵まれていたかもしれない。
まだ . . . 本文を読む
初めてブラックバスを釣ったのは
Uという池で自転車で40分。
小学生の時でした。
ヒットルアーはクランクベイト!
そんなわけで本日も天気の良い、
いかにも釣り日和な(ちょっと寒いか)
横浜からはこの本。
「秘密のクランクベイト」雨貝健太郎 つり人社
私はバス釣りはもうしていません。
海のルアーにはまって・・・
まあ釣り自体に行かなくなったなあ。
今の特定外来魚の話も興味はあるけど
あまり釣 . . . 本文を読む
タコ見ました?これで分からないなら
あの衝撃的な映像をあなたは見ていないんですね!?(笑)
タコが海底で二本足でスタコラサッサーと逃げるってやつです。
不思議ですねえ。8本(だったよね?)足にもそれぞれ
役割があるんですねえ。
そんなわけで本日のもう一冊はこちら。
「死んだ魚を見ないわけ」河井智康 角川ソフィア文庫
海では今、この瞬間も大量に魚が死んでいるはずでは?
だとしたら海に大量の魚の . . . 本文を読む
世界・ふしぎ発見!を見た後は
日立つながりで「30Girl」を読もう!
・・・ではなく
昨日に続いてカラス本。
「カラス狂騒曲-行動と生態の不思議」
今泉忠明 東京堂出版
この前の「カラスバトル」とは違って、こちらは
カラス博士がカラスの生態をわかりやすく、さらに
不思議なその実態を説明してくださってます。
文章も楽しいし、イラストも遊び心があって
読みやすいです。
これ読むとカラス好きに . . . 本文を読む
本日第四作、締めです。
「私はチョウザメが食べたかった。」末広陽子 河出書房新社
河出書房がこんな本を出していたとは・・・マニアックな(笑)
おもいっきり生物のコーナーにありました。
だけどグイグイ読める。
文章の感じがものすごく若く感じたんですよね。
若い女性研究者、大学院生が書いたのか、と思ったくらいで。
いやあ著者の心も若いんだなあ。
普通の本はさ、キャビアで終わってしまうわけですよ。 . . . 本文を読む
本日第三作はUFOに続いてまたオカルトもの?
いいえ違うんです!!
「幻獣標本博物記」江本創 パロル舎
標本を作っている方が、創作?したものを
博物記のように紹介しているもの。
凄いよ!
ドラゴン!ツチノコ!わけわかんない魚!
悪魔!そいつらのミイラが!?
本物?みたいにリアル。
どうやってつくってるんだろ?
イラストも綺麗です。
気品ある遊び心を感じます。
あっという間に読み終わってしまう . . . 本文を読む
「からす」という名前ですから
こんな本もよいでしょう。
「カラスバトル」矢崎葉子 太田出版
鳥嫌いの著者がカラスに困り、さらにカラスに迷惑を受けている
出版社の編集者にちょうどよいと、カラス巡り・・・
カラスを機関銃で殺せ、と怒る人。
カラスを守れ、と怒る人。
カラス退治を任された東京都職員の悲痛な叫び。
カラスに襲われ重傷を負った女性。
さらにカラス博士、カラス避けのグッズ・・・
カラス . . . 本文を読む