なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

日記不要論

2006年02月02日 23時58分50秒 | 本・雑誌
「吾輩は猫である」夏目漱石 読み始める
図書では筑摩書房の「現代日本文学大系」と旺文社の「現代日本の名作」の全集がいずれも1975年(昭和50年)発刊で競い合っていたが、旧かな文字使いがすくない旺文社にする。ちまたには各出版社からたくさん発刊されていた。借りたのは昭和50年第3刷発刊もので約30年間図書暮らしをしていたためか年季がはいっていた。
たぶん大昔に読んだが、約480ページもある長編だったかなあ。

吾輩(猫)は思う
「~人間の心理ほど解しがたいものはない。この主人の今の心はおこっているのだか、浮かれているのだか、または哲人の遺書に一道の慰安を求めつつあるのか、ちっともわからない。世の中を冷笑しているのか、世の中へまじりたいのだか、くだらぬ事にかんしゃくを起こしているのか、物外(注:世事を離れた場所)に超然としているのだかさっぱり見当がつかぬ。

猫などそこへいくと単純なものだ。食いたければ食い、寝たければ寝る。おこるときは一生懸命におこり、泣くときは絶体絶命に泣く。第一日記などという無用なものは決してつけない。つける必要がないからだ。主人のように裏表のある人間は日記でも書いて世間に出されない自己の面目を暗室内に発揮する必要があるかもしれないが、われら猫族に至ると行住坐臥、行屎送尿、(注:日常のささいな事)ことごとく真正の日記であるから、べつだんそんなめんどうな手数をして、おのれの真面目を保存するには及ばぬと思う。日記をつけるひまがあるなら縁側に寝ているまでの事さ。」
(本分より)
さあ、縁側がないので布団に入って寝るかー。

ゆっくり話してみよう

2006年02月02日 23時58分11秒 | 映画
「キープ・クール」(原題:有話好好説 Keep・cool )1997制作、2003DVD 監督チャン・イーモウ、主演チアン・ウエン  レンタルDVD ☆☆☆
チャン・イーモウが、近代中国や田舎を舞台にしたこれまでのイメージを一新し、現代の北京を題材にエネルギッシュに描いた異色作。元恋人を忘れられない青年が、思うがままに彼女に付きまとい、ボコボコにされ、復讐を企てるが…。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)

チャン・イーモウが初めて現代の都会、北京を舞台にしたこれまでと違った特別な作品。
インタビューでこの映画で表現したかったのは「人間の心理と他人との関係です。中国社会が発展し大きな変化を遂げる中、都市に住む現代人は一種不安定な精神状態になり些細なことでもキレやすくなっています。しかも 自分が本当は何をしたいのかも分からずに行動にでるのです。最終的な目標も人との関わりも見えていないんです。」と答えている。

題名「有話好好説」は、何かもめごとがあった時「ゆっくり話してみよう」という意味でつけた。また、このタイプの映画は二度と撮らないといっていた。途中でこのビデオ以前にみたことが判明。
やはり、「紅いコーリャン」「菊豆」「秋菊の物語」タイプの作品の方が嗜好にあう。

温かい

2006年02月02日 17時21分07秒 | 糊口
6+0,5時間;
天候    :雨、最高気温10度
ザコキャラ :5、8万
ボスキャラ :そこそこ
ヘルパー  :あり
ステージ2クリア :39面(最高57面)
難易度☆☆☆(☆5個が最高難度)

無事。温かかった。不良キャラスッキリ。(ランチ)ドミグラスソースかけオムライス+サラダ+みそ汁