オーロラ特急    ノスタルジック旅日記 

旅好き、歴史好き、鉄道好き、クルマ好き、カメラ好きの団塊ボーイが社会科見学的な旅を続けます。

冬の秩父路・車旅 旧三峰ロープウェー大輪駅跡、雁坂トンネルをゆく

2016年02月19日 | 埼玉
先週に続いて冬の秩父路ドライブです。

前回通過した三峯神社の表参道を探索します。表参道付近の荒川は三峯登竜渓といわれ、竜門の滝、神庭洞窟などがあります。


表参道の鳥居

表参道。両側に数軒の土産物屋がありますが、営業しているかどうかはよく分かりません。


荒川に架かる登竜橋。ほうきが放棄されている。


荒川の渓谷




苗木寄進者、奉納者の碑

「是ヨリ本社五十二丁」



この下にシャクナゲ園、竜門の滝、神庭洞窟があります。





三峯ロープウェー大輪駅の跡

山頂駅の方角

ロープウェー駅のホーム台跡

三峯神社本社への登山道。本社まで約2時間です。

大輪駅の木札。海抜408m




登竜橋近くの営業を停止した元商店

表参道鳥居の前の道標。右・大滝村役場、左・三峯神社と書いています。

鳥居前のうどん店。営業しています。


周辺案内図にはロープウェー駅舎跡も記載されています。
三峯ロープウェーは1939年(昭和14年)に開業し、2006年に運行を停止、2007年には廃止が決定となりました。今は山麓駅(大輪駅)も山頂駅も解体撤去されています。
ロープウェーが営業しているころは表参道を通り、ロープウェーで山頂駅へ上がり、神社で参拝をするというのがメインコースでした。廃止後は路線バスが代替交通機関となりましたが、運転本数は1日3~5本です。おまけに途中の二瀬ダム上の道が狭くバスどうしのすれ違いはできません。
設備の老朽化、乗客の減少という事態でも、どうして廃止したのでしょうね。表参道の土産物屋はもちろん、神社にとっても致命的です。神社へのアクセスは車か1日数本のバスだけで、しかも道が狭い。
地元の人から聞いた話によると、ロープウェーがあっても、表参道周辺に大きな駐車場がなかったのが問題のようです。山峡部なので平地は少なく、駐車場を提供する地主がいなかったのでしょうね。駐車場がないのではロープウェーの運営にも支障をきたします。秩父鉄道・三峰口駅からは路線バスでくるしかなかった。観光バスは停まる場所がない。ロープウェーは秩父鉄道の経営でした。地元の人たちがもう少し前向きだったらと思いますが、残念です。過疎化に拍車ですね。
三峯神社のページはこちら

奥秩父大滝ループ橋

ループ橋展望所の駐車スペース



埼玉県最大の滝沢ダム。2007年竣工。荒川の支流・中津川をせき止めてダムが完成しました。滝沢ダムの南に荒川本流をせき止めて完成した二瀬ダム・秩父湖があります。この付近で国道140号線は3つのルートに分かれています。栃本関所跡のある秩父往還、そのすぐ南側、秩父湖沿いを通る新道、そして北側のループ橋を通る大滝道路です。3本の道が合流する入川橋付近で引き返すという方法もありますが、この日は一路雁坂トンネル、山梨県へと車を進めました。

雁坂トンネルの山梨側出口。雁坂トンネルは全長6625m、日本最長の山岳トンネルです。1998年に完成しました。このトンネル開通のおかげで国道140号は全通。それまでは関東では有名な「開かずの国道」でした。私は開通の年の夏に通ったと記憶しています。
難工事でようやく開通したトンネルですが、交通量は少なく、閑散としています。東京湾アクアラインは赤字とか通行料が高すぎるとか話題になりますが、この雁坂トンネルは話題になることも少ない。知っている人も少ない。

山梨側にある料金所。通行料は普通車が730円。トンネルの経営は山梨県道路公社です。

道の駅みとみ。旧三富村、現在は山梨市です。背景の山は甲武信岳(標高2475m、日本百名山)でしょうか。埼玉・山梨・長野の県境です。
甲武信岳は歩きの行程が長く私のような初級登山者には無理ですね。でも私はこの近くの金峰山(標高2599m)と大菩薩嶺(2057m)には登りました。ともに初心者歓迎の山です。


広瀬ダム

塩山市から見えた富士山








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