オーロラ特急    ノスタルジック旅日記 

旅好き、歴史好き、鉄道好き、クルマ好き、カメラ好きの団塊ボーイが社会科見学的な旅を続けます。

房総・新城?の旅 2つの模擬天守、千葉城と館山城

2016年09月30日 | 千葉
秋の乗り放題パス、最終日7日目、千葉県の千葉城を館山城を訪ねました。今回の千葉城と館山城はどちらもいわゆる模擬天守で、史実に基づいて復元されたものではありません。

JR本千葉駅。ブックオフが駅に隣接。鉄道高架下にあるのは珍しい。

懸架式の千葉モノレール、県庁前駅。右側は千葉県庁


千葉城は本来は亥鼻城といいます。亥鼻城跡は亥鼻公園として整備されています。


市立郷土博物館、通称千葉城。1967年完成、小田原城を模した模擬天守です。

「房総の魅力500選」に指定されています。500とはずいぶん数が多い。

千葉城と千葉氏の祖、千葉常胤の像。桓武平氏の子孫、平常重は千葉介と称し、亥鼻に城を築きました。常重の子、常胤が源頼朝に協力し、鎌倉幕府成立に貢献、東日本に多くの領地を有して、各地の千葉氏の祖となっています。
今年8月に千葉市で「千葉氏サミット」が開催されました。千葉市をはじめ一関市(岩手県)、涌谷町(宮城県)、相馬市、南相馬市(以上福島県)、佐倉市、酒々井町、東庄町、多古町(以上千葉県)、郡上市(岐阜県)、小城町(佐賀県)など千葉氏ゆかりの市町の代表者が集まりました。

千葉開府850年の碑。今年は開府890年です。

博物館入口


最上階の展望フロア

千葉県庁

千葉城の免震構造

千葉氏の家紋

常胤像

石垣風

本千葉駅のホームから千葉城が見えます。

房総半島の突端の近く、館山駅に到着しました。西側の南欧風の駅舎


西口ロータリー


くじら弁当。反捕鯨団体が見たら卒倒しそうな弁当です。

東側の駅舎

「里見氏、大河ドラマ化」キャンペーン

自動車販売店のスバル360


館山城

城山下の交番


はらからの碑

民謡「里見節」の作詞者、小高熹郎(おだか・としろう)の歌碑


館山市立の八犬伝博物館。戦国末期に里見義頼が里見城を築城、江戸時代初期に廃城となりました。1982年に模擬天守として建築され、現在の通称は館山城です。


館山湾



関東富士見100選


浅間神社

里見桜

里見城跡碑

入口

最上階

眺望



城山中腹のくじゃく園

JR浜金谷駅

東京湾フェリーの金谷ターミナル

しらはま丸

東京湾

久里浜港に到着

JR久里浜駅












奥州・古城の旅 国府多賀城駅前の東北歴史博物館

2016年09月28日 | 宮城・山形・福島

一ノ関駅です。3日目の夜は一ノ関に泊まりました。なぜ一ノ関に泊まったかというと、有名なジャズ喫茶「ベイシー」に行くためです。私は1990年代に2回ベイシーに行きましたが、2回とも閉店でした。今度こそ三度目の正直と思って一ノ関のホテルに泊まったのですが、今回も閉店でした。よほど相性が悪いのか。

駅前の大槻三賢人像。大槻玄沢は蘭学者、杉田玄白・前野良沢の弟子、大槻磐渓は玄沢の次男、儒学者、大槻文彦は盤渓の三男、わが国初の辞書「言海」を編纂しました。

一ノ関駅舎内の鉄道ジオラマ

4日目は岩出山城に立ち寄って東京へ戻るつもりでしたが、あいにくの雨、予定を変更して仙台へ向かう途中、国府多賀城駅で下車しました。

多賀城は日本100名城ですが、古代の城なので私の興味は今一歩です。東北歴史博物館を見学することにしました。

国府多賀城駅の駅舎




博物館の内部

国府多賀城碑。レプリカです。

多賀城廃寺の模型


仙台青葉城の城下町模型

石巻ハリストス正教会の模型。私は函館出身です。函館以外にも正ハリストス教会は全国に十数ヵ所あります。石巻は昔仕事で一度行ってますが、もう一度行きたい。


昭和の生活


今野家住宅




結局、多賀城址へは行かずに仙台へ向かいました。

秋の乗り放題パスのポスター。また10月、頑張ります。

鬼小十郎まつりのポスター。10月1日、宮城県の白石城で開催されます。今年は大河ドラマ「真田丸」もあって賑わうでしょう。

奥州・古城の旅 南部藩、南の伊達への備え、花巻城

2016年09月27日 | 青森・秋田・岩手

南部領の南端の花巻城に行くために花巻駅で下車しました。

花巻城の堀、後川。花巻駅から花巻城へは徒歩で30分くらいです。

早坂門


鳥谷ヶ崎公園。花巻城の別名は鳥谷ヶ崎城です。

二の丸



西御門。1995年に復元されました。


本丸北側の後川

本丸


二所ノ関部屋の開祖、南部藩お抱え力士、大関・二所ノ関軍右エ門の碑。南部藩は相撲が盛んだったようです。鏡里も隆の里も旧南部藩の出身ですね。

本丸

武具蔵跡

本丸井戸

新渡戸ロード

台所前御門跡

菱櫓跡

御囲穀蔵前堀跡

鐘撞堂前堀


武徳殿

鶴陰碑

佐藤昌介は花巻出身で札幌農学校1期生で、新渡戸稲造の1期先輩です。

焔硝蔵跡

花巻小学校体育館壁面の宮沢賢治シルエット

一周して本丸入口に戻りました。

鳥谷ヶ崎城址碑

長屋前御門跡


長屋跡

花巻駅。今回は九戸城、三戸城、八戸城、根城、盛岡城、花巻城と南部藩の城を回り、南部藩の城の位置関係がよくわかりました。



奥州・古城の旅 高石垣が残る南部藩十万石の盛岡城

2016年09月27日 | 青森・秋田・岩手


盛岡駅に着きました。駅前の新渡戸稲造像



駅前から循環バスに乗り盛岡城跡公園に到着。想像よりかなり立派な高石垣です。


亀ヶ池



南部藩4人の藩主を祭神とする桜山神社



神社裏手の烏帽子岩

稲荷神社

神社の鳥居と烏帽子岩

三の丸跡

三の丸下のバラ園と広場

宮沢賢治の歌碑

二の丸跡


二の丸と本丸の間の堀切

二の丸と本丸の間の渡雲橋

本丸虎口


南部利祥中尉の銅像台座。南部42代の南部利祥は日露戦争に中尉として出征して戦死。銅像が建立されましたが、太平洋戦争中に供出させられ、今は台座だけが残っています。

本丸跡

発掘調査中です。

凌雲亭


腰曲輪側の本丸石垣


宮野小提灯句碑

腰曲輪跡


桜山神社の石碑



三の丸の大石と大木



鶴ヶ池

岩手日報の社屋



1993年世界アルペンスキー選手権雫石大会、メダリストの手形のモニュメント。男子回転・大回転2冠はオーモット、滑降1位はリーマン、複合1位はラッセ・チュース。長野オリンピックは1998年開催なので、雫石大会はプレ冬季五輪という位置づけだったのかもしれません。たしか1998年の冬季五輪の誘致は雫石対長野の争いで、どっちに決まっても西武の地盤での開催でした。西武王国の最盛期でした。

原敬の顕彰碑



ペットボトルを活用した盛岡城



ふるさと歴史文化館は休館でした。

桜山神社の正面








盛岡城の高石垣

奥州・古城の旅 南部師行が築城した根城と八戸市博物館

2016年09月27日 | 青森・秋田・岩手

根城に向かうため十六日町のバス停でバスを待っています。八戸の中心部は城下町なのに道路が整然としています。八戸では1924年に大火があり、その後、道路整備が行われました。

東北フリーブレイズのペナント。八戸が本拠地なのだから、八戸フリーブレイズと名乗ったほうがいいと思います。東北だと仙台がホームかと思われます。

根城の広場に隣接して八戸市立博物館があります。


南部師行の銅像。南部氏はもとは甲斐国の御家人で、南北朝時代に北畠顕家に従って奥州北部を支配し、南部師行が1334年に根城を築城したといわれています。

博物館はまだ開館前なので先に根城広場を見ることにします。



旧八戸城東門


堀跡

東門の内側

東善寺跡

実のなる木。ウメ、モモなど実のなる木を植えて籠城戦に備えました。

こちらは枝垂れ桜など観賞用に木



堀跡

中館跡

本丸の1/50模型

本丸への道

本丸の木橋

本丸東門




本丸の主殿

本丸の井戸

中馬屋

馬屋の内部

主殿の広間

地元出身の横綱隆の里のポスター。稀勢の里、高安は隆の里の鳴門部屋の現役力士です。

下馬屋跡

物見跡

一葉一字供養塔

祭壇跡

西門


武具工房

常御殿跡

野鍛冶場

鍛冶工房

奥御殿跡


板蔵


納屋

根城址碑

時計塔


ガイドハウスの裏の城址碑

根城のしおり

博物館の館内を見学します。



八戸城御殿の模型

八戸城の城下絵図

八戸藩の位置

八戸城の位置

根城本丸の模型。博物館は根城と八戸城の展示物が混在し、やや混乱します。根城の南部氏は盛岡南部氏の家臣となり1627年に遠野に領地替えとなり八戸は盛岡の直轄となります。その後、盛岡南部藩10万石は1664年に跡継ぎ不在のため盛岡藩8万石と八戸藩2万石に分割され八戸藩は八戸城を居城として幕末まで続きます。

博物館前からバスで八戸駅へ向かいます。

八戸駅


駅前のイチイ(オンコ)の木

八戸駅のコンコース。八戸駅は2012年11月に十和田湖・奥入瀬に来た際に利用しました。その時は新幹線、今回は各駅停車の旅です。東京は遠いです。