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オーロラ特急    ノスタルジック旅日記 

旅好き、歴史好き、鉄道好き、クルマ好き、カメラ好きの団塊ボーイが社会科見学的な旅を続けます。

京成電鉄の旅 紅葉まつりの成田山公園を歩く

2016年11月26日 | 千葉

京成成田駅。家の工事の事情で、昨夜は成田空港近くのホテルに1泊しました。首都圏で宿泊することはあまり経験がないですね。10年ぶりくらいです。

京成成田駅から成田山の参道へと向かう陸橋

成田山名物うなぎ店

カメラ店



千葉特産、落花生の店

漬物店

「長命泉」の酒店

羊羹の米屋

成田山薬師堂

参道の商店街。朝10時過ぎなのでまだ人出は多くはない。

漢方薬の店

竹細工の店

うなぎ店

薬局

観光案内所


有名なうなぎ店、川豊。店頭でうなぎをさばいています。


鉄砲漬の大野屋。木造3階建ての上に望楼があります。望楼からはどんな景色が見えるのでしょう。

大野屋の2階・3階は旅館です。

鉄砲漬の江戸久

「血留明治散」の薬店


成田山新勝寺の総門


煎餅の鍋屋

酒まんじゅうの店

総門に戻り成田山公園へ向かいます。

仁王門

大提灯

大本堂

三重塔

鐘楼

一切経堂

釈迦堂

聖天堂

額堂

光明堂





平和の大塔

医王殿の建立工事



文殊の池

紅葉まつり中の成田山公園です。




竜智の池の浮御堂

浮御堂で筝曲を生演奏



名取亭




小泉岩吉像。横須賀の新勝講の初代講元、職業は建築請負だそうです。

若松本店


うなぎの駿河屋





紅葉まつりのポスター。正直言うと紅葉はまだちょっと早めでした。桜まつりも同様ですが、まつりをいつ実行するか難問です。

杉養蜂園

煎餅の藤月

落花生の店。私は成田に来るたびにお徳な「はねだし落花生」を購入します。


参道を戻りなごみの米屋です。

米屋の裏の羊羹資料館。入館は無料です。羊羹と米屋の歴史を紹介しています。

デビュー間もないころの岩下志麻を宣伝ポスターに起用

米屋の諸岡家は戦争中にゼロ戦を海軍に寄付しました。

全国各地の羊羹の銘店の地図

羊羹製造の道具


羊羹の包み紙

本の展示コーナー、米屋の店主を書いた「諸岡長蔵の生涯」。著者の山本素石は釣りに熱中し、全国各地の渓流をまわって山釣りの本を多数書いています。こういった企業ものは珍しい、というよりただの1冊です。

刃物店



長命泉


漬物の鷹匠
























京成電鉄の旅 DIC川村記念美術館「レオナール・フジタ」展

2016年11月25日 | 千葉
京成電鉄の電車に乗り佐倉駅にきました。目的はDIC川村記念美術館です。私はDIC(旧大日本インキ)の永年の株主で、同社の株主優待制度で毎年、美術館のカレンダーと入場券が送られてきます。株価や配当金とは関係なく、私はほどほどに満足をしています。

京成佐倉駅。JR佐倉駅とはかなり離れています。同じ市内にある同名駅の中では日本で一番距離が離れている駅といっても過言ではないというくらい、離れています。

京成佐倉駅の駅前から美術館の送迎バスが出ています。JR佐倉駅を経て美術館へ行きます。

途中の田園地帯のど真ん中にテレビ通販のQVCの配送センターがあります。

美術館に到着しました。

レオナール・フジタの特別展を開催中です。

美術館のチケット販売所。私は優待券で入館です。

美術館の本館

フランク・ステラ作の鉄のオブジェ

建築業協会賞を受賞した建築物です。

府中市美術館でも「藤田嗣治展」を開催中。今年は生誕130年記念です。


美術館本館のドーム内

中庭ごしに見たドーム







美術館併設のレストラン







甲州街道の旅 四谷荒木町「策の池」、新宿歴史博物館「信州高遠藩」展

2016年11月18日 | 東京
懐かしの四谷3丁目にきました。

四谷3丁目交差点の北西角、消防博物館と四谷消防署。その隣のマンションのところにはかつて四谷セイフーがありました。24時間営業スーパーの先がけでした。

北東角には昔はむさし堂という写真店、古今亭志ん朝のCMで知られた錦松梅、とんかつのかつ新がありました。錦松梅は今もあります。

南東角は目立ったお店はないですが、平成初期には丸正ブックストアがありました。

南西の角。24時間営業のスーパー丸正のビル、きしめんの尾張屋、粕漬けの魚久があります。太田プロも四谷3丁目です。

昔の三業地、四谷荒木町の入り口、車力門通りです。

車力門通り。遠くに見えるのは曙橋の超高層マンションです。バブルの頃に建設が始まり、かなりの期間、工事はストップしていました。

金丸稲荷神社。ここに神社があることは知っていましたが、今回初めて神社の名前を確認しました。

神社横の荒木町公園



荒木町のどん底、津の守弁財天。昔、高須藩(現在の岐阜県海津市)松平摂津守の屋敷があったため津の守と名付けられました。



策の池。「むち」と読みます。荒木町のすり鉢の底、高須家屋敷の庭の名残です。高須家の頃はもっともっと池は大きかったようです。
第10代高須藩主松平義建の次男は尾張藩第14代藩主徳川慶勝、三男は石見浜田藩主松平武成、五男は高須藩第11代藩主から尾張藩第15代藩主、御三卿一橋家当主(松平義比→徳川茂徳→徳川茂栄)、七男は会津藩主松平容保、九男は桑名藩主松平定敬、十男の義勇は高須藩第13代藩主となった。兄弟揃って幕末徳川体制の保全に努めました。
明治期には荒木町は置屋、料亭があって花街として賑わいました。新宿の十二社と似ています。

すり鉢の底から尾根道へ戻る階段

尾根道の甲州街道(新宿通り)と谷道の靖国通りを結ぶ津の守坂。正面の塔は防衛省のアンテナ、正面のビルは昔のアジア経済研究所(千葉・幕張に移転)、現在は中央大学の校舎です。


津の守坂を通る都バス。三宅坂・東京女子医大・抜弁天・新宿西口を結ぶ路線です。本数は少ない。確か昔は新橋まで行っていたと思います。

有料老人ホーム。2000年以降にできたと思います。



マンションの新築工事。マンション人気の高いエリアです。直木賞作家の半村良は「銀座・赤坂のホステスは四谷に住み、新宿のホステスは中野あたりに住む」と書いていました。最近の銀座の女性は築地・佃島などの超高層マンションに住んでいると私は思います。

新宿歴史博物館へといく通り

博物館の隣にもマンションができます。


「信州高遠藩」展を開催中です。

昔の四谷見附橋の高欄


高遠藩の歴代藩主。保科正之は2代将軍・秀忠の隠し子、3代将軍・家光の異母弟で、生まれてすぐに保科家の子となり高遠藩主を継ぎました。その後、出羽山形、会津へと移り、会津松平家の祖となります。




高遠は桜の季節に2度行きましたが、城跡はじっくり見ていません。近々是非行きたいです。


















東京芸大美術館「ロバート・フランク:ブックス&フィルムス東京」展

2016年11月17日 | 東京
国立博物館を出て、東京芸大美術館へ向かいます。美術館のハシゴは実に私らしい。

上島珈琲館。コーヒーを飲みたいが、飲んでいると美術館には入館できません。芸大美術館は6時までです。

東京芸術大学美術館陳列館。黒田記念館と同じ設計は岡田信一郎です。

「ロバート・フランク ブックス&フィルムス、1947-2016イン・トーキョー」展です。ロバート・フランクは写真と映像の作家です。オリジナルプリントは非常に数が少なく、ほとんど公開されていません。今回、ロバート・フランクとデザイナーのゲルハルト・シュタイデル、東京芸大のコラボで展覧会が実現しました。コストカットを徹底し、芸大の学生が作業を担当したため、入場料は無料です。

フランクの写真集を天井から吊るしています。

フランクのメッセージ


2階への階段踊り場の壁にフランクの映画を投射


写真は新聞用紙にプリントされています。展覧会終了後、写真はすべて破棄され、オリジナルプリントの希少性が担保されます。

映画のビデオを上映





フランクの代表的な写真集



展覧会のカタログもユニークで、新聞用紙に印刷、南ドイツ新聞の特別版として制作されました。1部500円とたいへんお安い。私も購入しました。新聞の紙面にフランクの写真が印刷されています。新聞の割付、レイアウトは新聞のフォーマットを流用しているようです。
南ドイツ新聞は今年の世界的な重大事件、パナマ文書を報道したドイツの新聞社です。


上野公園の夜景。いつも書きますが、デジカメの夜の能力はすごいですね。フィルムカメラなら三脚なしでは絶対に撮影不能です。





東京国立博物館「禅」展、庭園、ミュージアムシアターVR「安土城」

2016年11月17日 | 東京
新聞販売店からチケットをもらったので東京国立博物館「禅」展へ行きました。

東京都文化会館の横の安井誠一郎像。戦後初代の東京都知事です。安井の次が東京五輪の東竜太郎、次が革新都政の美濃部亮吉、新都庁建設の鈴木俊一、タレント・作家の青島幸男、その次が石原慎太郎です。

ル・コルビュジエの東京近代西洋美術館


東京国立科学博物館



東京国立博物館本館。1937年完成、渡辺仁設計、和洋折衷、代表的な帝冠様式です。




表慶館。1909年完成、片山東熊設計

森鴎外は陸軍を退官後、1918年に帝室博物館(現東京国立博物館)総長に就任しました。当時の総長室は噴水池のあたりでした。

日本の博物館の祖、町田久成の像


「禅~心をかたちに」展。伊藤若冲の作品2点もプライス・コレクションから期間限定で展示されていました。禅についてコメントを書くほどの知識を私は持っていませんが、禅宗は達磨によってインドから中国に伝わり、鎌倉時代に日本にも伝わりました。臨済宗、曹洞宗など多くの戦国武将に影響を与えました。織田信長は稲葉山城を岐阜城と改めましたが、臨済宗の僧侶・沢彦の助言と言われています。また天下布武も沢彦の戦略のようです。徳川家康は幕府体制確立のために臨済宗の金地院崇伝を重用しました。伊達政宗の瑞巌寺は臨済宗です。
伊藤若冲は臨済宗の相国寺、黄檗宗の石峰寺に絵を寄進しました。

2階の特設ショップ


大階段

顔出しパネル

博物館裏の日本庭園です。桜と紅葉のシーズン限定で公開されます。

五重塔


第2回内国勧業博覧会の碑


春草廬


町田久成の碑



転合庵



六窓庵





応挙館


応挙館内部

皇帝ダリヤ



江戸彼岸枝垂

池の水鳥


東洋館の地下、ミュージアムシアターです。



安土城天守五階の障壁画、秀吉の桧図屏風、二条城大広間四の間をVR体験できます。二条城は今年1月に行きました。大政奉還の大広間はよく覚えていますが、四の間のことは覚えていない。困ったものです。