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vol.28 ダッソー ラファール M 増槽のレタリング





ようこそ !
 趣味人(シュミット)の
   プラジェクトX(ばってん)へ!

断捨離のひとコマをチョイと。

 趣味人( シュミット )
「模型の塗装作業でウェスが要るから、古くなったTシャツ切っといて〜♪」

カミさん
「ハ〜イ☆」

と、頼むほうも軽く、受けたほうもノリノリで事は進む。

で、その結果↓







切✂︎断✂︎捨✂︎離
 



あちゃ〜(-_-;)やってもうた………

確かにTシャツ………確かに古い………

袋いっぱいのウェスの中に、大切な飛行機がプリントされていたものが、ズタボロにされて押し込まれていました"orz

確かに古くてくたびれたTシャツですよ。ビンテージものとまではいきませんが。

立派なウェスになったので、文句は言えません。

…一言忘れた頼み方がまずかった…

「あんがとねー・・・」
気の抜けた感謝の辞を述べて、塗装作業に向かう 趣味人( シュミット )であった。


プラジェクトX(ばって〜ん♡)

さて!
気を取り直して作業を進めましょう!
↑(ちと引きずり気味)




クレオスのMr.カラー スーパーホワイトで2層全面塗装。塗膜が落ち着いたら、トラ柄のマスキングに移ります。



プラジェクトX(ばって〜ん♡)





古くてくたびれきった Tシャツで、キズをつけないように増槽を挟んでいます。←やっぱ引きずっとる

文字の並びが増槽の側面の中心と重なるよう、細切りのマステを貼り、その上から文字の高さにする5㍉幅に切ったマステを貼っています。

これを挟んで捨てマスキングを貼ると、並行な5㍉幅ができ、ここに1㍉の細切りマステを貼り込んで文字を作っていきます。







1㍉ゲージが印刷されたマステに粗方の文字を書いて目安にし、マステを詰めて貼っています。




ここで使った細切りマステは、現在市場に出回っているかどうか確かめていませんが、各種サイズ極細に切断されたマステです。
*(後で調べたら現在も販売されていました。失礼致しましたm(_ _)m)


何か今日は切るとか切断とかカッティングとかがいっぴゃ出てくるなあ〜


今日もご覧頂き
   ありがとうございました。m(_ _)m

  今回は この辺で ごきげんよう  (^o^)/

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vol.27 ダッソー ラファール M グレーサフ→ホワイトサフ





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本体のサフ吹きの準備が出来ました。
コクピット内の塗装時に吹きこぼれた暗色を潰す為、まずはグレーサフから。回転焼きの要領で、排気口取り付け部の片方に油性ペンを突っ込んでいます。




目立ったキズも無く、まずまずの表面処理が出来ているので、白サフに移ります。




白色は隠蔽力が弱いのでホワイトサフは欠かせません。このサフ吹きでさえ1/3ビンは使っています。0.2口径のハンドピースで厚塗りにならないよう満遍なく吹いていますが、スジボリも潰れる事なく本チャンのスーパーホワイトで仕上げる予定です。






クリアパーツのフレームは機体内部色→グレーサフ→ホワイトサフの順で吹いています。




増槽はグレーサフから黒色で吹き、海軍章と“MARINE”のレタリングを細切りマスキングで描いてまた元に戻り、グレーサフ→ホワイトサフ→スーパーホワイト→黒色の縞模様で仕上げる予定です。
ジェットノズルも同時に黒色で下地を作り、金属色を乗せていきます。

今日も与太話しは無し。

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今日もご覧頂き
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vol.26 ダッソー ラファール M キャノピーのマスキング





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機体/増槽を2本、工作中にベタベタ触って手指のオッサン脂が移っているので、塗装前洗浄。乾燥待ちの間、キャノピーのマスキング。
正確に言えば、ウィンドシールドも加えてクリアパーツのマスキングってか。




両手が使えるよう余剰パーツの増槽に両面テープを貼り、マステの粘着面を表にして、2分割されたクリアパーツを固定。
ホコリ除けにマステの両幅を1㍉ほど切り落として、曲面に追随できる幅(1〜2㍉)で切り揃えておきました。




デザインナイフの未使用の刃を更に切れ味を高めるため、オイルストーンで研いだものを使っています。研ぎ油には、研いだ後の刃の脱脂が消毒用アルコールで簡単に拭き取れるので、スキンクリームを使っています。




曲面方向2カ所を先に貼り、直線部分を後で貼って4方を囲み、6㍉幅のマステで中をマスキングしています。ここはゾルでもいいんですが、私はマステ派です。
表面のマスキングが出来たら吹き付け塗装するので、内側も全面マスキング。吹きこぼれと塗料の回り込みをナメちゃあかんばい!




同じくキャノピーのマスキング。
囲ったマステと重なる部分のカッティングは、刃を固定してマステを引っ張って切ると、パーツを傷めずに切れます。刃の幅以下のマステを使って覆っているのは、この理由からです。

全面マスキング出来たらウィンドシールドと同じく内側もマスキングして、塗装の準備が出来ました。

今日は与太話しは無し!

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骨董トラクタを撮ったどー!


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仕事で通る国道沿いにある農機具買い取りの店裏に、整備待ちのトラクタや運搬用車輌、稲刈り機などが並べてあり、今日はそれを撮影して来ました。
整備するガレージのシャッターが降りていたのでお店自体はお休みだったようで、敷地内不法侵入、無許可撮影!許しちゃってくれちゃってm(_ _)m

先日アップした[ シバウラ農用トラクタ ]の資料になりはしないかとそのものを探しましたが、[日ノ本]と[ヤンマー]しかありませんでした。
作りは似たり寄ったりなので細部考証というより、トラクタ全体の雰囲気や経年劣化による退色、錆付き、土ぼこりやオイル漏れなどの、正に稼働していた機械の姿を記録してトラクタにはもちろん、地を這う戦闘車両などの塗装にフィードバックしてみたいと思いました。

車輛の撮り方はランダムですが、ガンガン働いてきた男の勲章的なエイジングをご覧下さい。





























































プラジェクトX(ばって〜ん♡)



ラファールのほうは微速前進です。
機首下部4カ所のエアデータセンサーの工作です。




エンタープライズの艦載機にあるファントムの尾翼から切り出したものを、鼻息で飛ばして失くさないよう、マステの粘着面上で作業をしています。








フィン先端のパイプには、洋白線を曲刃メスで切り出したものを接着しています。

さあて、塗装にかかりましょうかね!


今日もご覧頂き
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シバウラ農用トラクタ


ようこそ !
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昼間はそうでもなかったんでが、昨夜は大荒れの天気。小台風のようでした。

先日読んだプラモデル史の本に感化され、古〜いプラモデルを引っ張り出してきました。
おそらく私のコレクションの国産プラモデルとして、1番古いものだと思います。






箱の天面とサイドです。

「三共ピーナツ」シリーズで名を馳せた、三共模型製のトラクタです。
実車の写真をそのまま使ってありますが、メカ剥き出しの力強い農耕機をよく表してあります。

現在の乗用トラクタは運転席は四方ガラス張りでGPSやAV機器も装備されたものもあり、海外のものでは数千万もする戦車なようなガタイのものが使われています。

現在、ハセガワが農耕機や建設機械をキット化していますが、「カタチにすれば何でも売れた」その当時の飛ぶ鳥を落とす勢いのプラモデル業界でも、珍しいアイテムであったことには間違いないようです。
もう捨ててしまいましたが霞ヶ関ビルとか、京都祇園祭りの山笠とか、手回しミシンなど様々なアイテムがプラモデルとして手に入り、夢中になって作ったものです。


話しを戻しましょう。

そのシバウラトラクタを生産していた会社のホームページを引用しました。

旧:株式会社IHIシバウラ

1942年(S17)東京石川島造船所(現・IHI)と芝浦製作所(現・東芝)の共同出資で松本に石川島芝浦タービン松本工場を設立、排ガスタービン過給機や弁類を製作
1950年(S25)事業種目を変更して石川島芝浦機械株式会社を創立、内燃機関、ガーデントラクタ、消防ポンプなどを製造販売


そして現在は、北海道千歳市に本社機能を移転して[株式会社IHIアグリテック]と社名変更し、農耕機を主軸に様々な分野の機械器具を開発している、宇宙産業で有名なIHIの関連企業です。

1954年(昭和29年)に型式は違いますが、S-17乗用トラクタが発売され、三共模型のプラモデル発売初年度が1959年(s 34)年とWikipediaにあるので、昭和30年代後半にこのキットは市場に出たと思われます。

これを手にしたのは、オークションでも中古市場からでもありません。
街の古い模型店で店主さんのお宝を譲っていただいたもので、子供のころのリアルタイムで手にした訳ではありません。







サンキョーピーナツシリーズが当時 30円の時代ですから、300円はちょっと背伸びした価格帯ですね。

このマークは昭和38年6月に設立された[日本プラスチックモデル工業協同組合]のもので、マルサン商店、サンキョーに続きタミヤ、フジミ、ハセガワ、アオシマが加わり、遅れてバンダイもプラモデル産業に参入していきます。








昭和の空気が詰まった袋からキットを取り出してみましょう。




下に敷いた紙はA4サイズです。
バリ(金型の合わせが悪く、部品以外に溶け出した膜のようなもの)もほとんどない、暗緑色のプラスチックでモールドされています。




ボディー色に近い赤色でモールドされたランナーですが、左端が切り落とされています。




メッキパーツの一部を削ってみたら、赤色のプラスチックでした。
という事は、この枠自体も先の赤色のランナーにあったもので、切り離してこれだけメッキ加工したもので、ランナーの分岐具合がピッタリでした。




300円もするものならゴージャス感を演出しなければと、ゴムタイヤ4本、ゼンマイのユニット一式、シール、チューブ入り接着剤が金色の箱に切り込みが入ったものに収めてあります。
ゼンマイを巻いてみましたが、なんの問題も無く数十年の時をものともせず「ジャージャー」と懐かしい音が聴かれました。









単色片面A3に収められた組み立て説明図です。
扉絵は箱絵とは逆方向から撮った写真が採用されています。

農家さんから古くなって使わなくなった農機具を買い取る商売があり、レストアして輸出するのでしょう、古めかしいトラクタも磨かれて昔の逞しい姿を現していて、資料として写真に収めたいところです。




赤色のマーキングは画像加工したものです。

昔懐かしい焼き止め工作です。この軽く
の塩梅が難しく、小さな突起もパーツもドロドロに溶着させて、可動を諦めたものでした。これが4カ所も指示されています。




お次はたたき込みの指示です。焼くとか叩くとか、まるでスポ根ドラマのようです。

スポ根と言えば『巨人の星』『柔道一直線』『アタックNo.1』などのテレビ番組が放映され、ヒーロー・ヒロインに憧れて子供たちはこぞってスポーツクラブに入り、その影響でプラモデルに陰りをもたらした事も、「日本プラモデル 世界との激闘史』の中で語られていました。

私の場合も学業に部活に追われ、成人したら色恋沙汰に走り、殆ど模型店から遠のいていた時期がありました。

模型作りに復活出来たのも模型雑誌との出会い、中でも今まで見たこともない超絶技巧の作品を目にした時の、雷に打たれたような衝撃は今でも忘れません。
その脳裏に焼き付いた作品を目標に、一歩でも近づけるよう作り続けていますが、まだまだ満足なものは出来ません。

キットは進化して組み立て易くなり、取り巻くツール/マテリアルもこの数年で使いこなせないほど充実してきました。

作り続けている者からすれば、効率的で工作環境が良くなる一方で嬉しい限りですが、複雑化している工程をビギナーがどう捉えるがか諸刃の剣のようです。
現在のキット価格帯が高いか安いかは別として、それだけ買ったとしても完結しない。工具、接着剤、塗料、一番の問題は工作スペース。個室に机があれば楽勝ですが、それも目処がつかないとなれば本格的な趣味として成り立たなくなってしまいます。同じ金額を使うとなれば、ゲームに走る。テレビ兼用のモニターとゲーム機(ソフト)さえあれば、手も汚れないホコリも溶剤臭もない、スマートな趣味として取り組み易い。

「ものづくり日本」の根底にある手づくりの楽しさを今一度復活させ、プラモデルというホビーライフが消える事のないよう、既存のモデラーは作り続け買い続け、メディアはその楽しさを発信し続けていかなければならないと。

古めかしいキットを手にしながら、このワクワク感を若い人達にも共感してもらいたい………



今日もご覧頂き
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