翼がある物ならバットウィングから手羽先まで。脚がある物ならロボットからチャンネーまで。ストライクゾーンは無限大。
趣味人(シュミット)のプラジェクトX
第5回 F-104 コクピット 計器盤
ようこそ !
趣味人(シュミット)の
プラジェクトX(ばってん)へ!
私の住む街から模型屋が消えて久しい。
同じく書店もどんどん減ってきている。
ガキンチョのころは校門前の本屋、文房具屋、駄菓子屋には必ずプラモデルが置いてあった。
わずかなお小遣いを握りしめて通い、飛行機、ロボット、戦車と色んなプラモデルを食い散らかしていた。
友達と初めて遠くの専門店に自転車で連れだって行った時の興奮は、今も冷めやらない。
棚の上の上に見上げるデカいプラモデルは、正月のお年玉をかき集めても手が出せない、背丈も届かないものだった。
貯めて買おうにもお手軽プラモの量産で、財源はいつもゼロカウントに戻っていた。
駅前の通勤通学者相手の小さな本屋は、同級生の女の子の親が経営していて、たまにその子が店番をしていた。組が違っていたので、話した事がなかった。
なんか気恥ずかしくてその子がいる時はプラモは買わずに、高尚そうな文庫本を手に取ってみたり本棚をぐるっと眺めるふりして、チラチラその子を見ていた。仄暗い本屋の奧の小さなカウンターに座って、いつも本を読んでいた。購入者がカウンターに近づくと、真っ白な手でカバーを掛けたり、釣り銭を手渡したり、最後に「ありがとうございました」と消え入るような声で、読書の邪魔をしてくれた厄介者を追い出していた。
プラモ買う気満々できたのだが、オジさんが居るときにまた来ようとちょっと残念な思いと、同級生の大人びた様子を脳内リフレインしながらポテポテと帰った。
その書店も駅前再開発で立ち退き、とうとう話すこともなかった同級生もどこぞに嫁いで行ったのだろう。
遠い思い出………
蝋のような真っ白い手の動きが、スローモーションのように甦った。
プラジェクトX(ばって〜ん♡)
計器盤のメーターをやっつけます!
メーターごとに大きさ、高さ(厚み)が違っていて実感に溢れ、これにデカールを貼ってクリア塗料かレジンを落としてやると一応は出来ますが、そこは1/12スケール。
メーターごとに大きさ、高さ(厚み)が違っていて実感に溢れ、これにデカールを貼ってクリア塗料かレジンを落としてやると一応は出来ますが、そこは1/12スケール。
今一歩踏み込んでみます。
φ0.8から始め3.0まで広げてガイドになる穴を開け、テーパーリーマで広げています。
切削クズとの闘いです!
開孔が済んだ計器盤ですが、成型が厚すぎてメーターが深すぎます。
裏のパーツの一部分を切除して、再生させる為の型取りをマステに写し、1mmプラ板に貼り直しています。
100番台のサンドペーパー上でガシガシ削って、成型厚みを薄くしていきました。粉塵との闘いですが、手元にはバキュームノズルがスタンバッています。頼もしい!!
元キットの1/3まで研磨しています。画像は綺麗ですがここだけで、周りは粉だらけです。静電気で埒が開きませんですたっ!
中央の1番厚いメーターはノミを当てて切り取り、他のメーターとは段差を付けて保護ガラスをサンドイッチさせます。
エッチングソーで前後に胴切りしました。
保護ガラスの表現に、エバーグリーンのt0.13のプラシートを裏から貼り合わせます。
ウクライナ
に平和を♡
表面のモールドされた計器盤、透明プラシート、メーターデカールを貼ったプラ板と3枚重ねで接着した後、外周をトリミングします。
今日もご覧頂き
ありがとうございました。m(_ _)m
今回は この辺で ごきげんよう (^o^)/
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