笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

目的と目標

2009-04-02 23:04:44 | Weblog
 きょうは、久しぶりに中学生2人が来た。バレー部の子達である。一緒にやらせてくださいと私のところに来た。しかし、2人にはアンダーパスを通して目線を切ることをまずさせた。ボールを見過ぎるあまりに相手への距離感がばらばらだからである。一つ一つのプレーに目的をもたせる意味でもいろいろな場面で目線を切ることの必要性を話した。成果はすぐにはでないと思うが意識することで精度を上げほしいと思う。せっかく来たのだから、サーブについても、細かいポイントを伝えた。私も子ども達も原点に戻ることができるような関係を築けたらいいなと思っている。
 さて、少年団の子達はどうかというと、私の中で何かもやもやしたものがあった。一つは、サーブが入らないことが気になった。チーム練習や乱打をしたときにサーブが入らない子があまりにも多いのである。練習の終わりに書くファイルには、サーブ練習でネットのアンテナにつなげたゴムひもにつけたスズランテープに確率よく当たったと書いている子がいた。練習の目的と目標の違いを私がしっかり伝えていなかったことを反省している。いいサーブが打てるようになることが目的のサーブ練習が、スズランテープに当てることが目的になってしまっている。スズランテープに当てることは目的を達成するための目標である。そのあたりを明日の練習でもう一度確認しなければならない。そう考えると、一つ一つの練習の目的と目標が混同しているために、実践につながっていないことが多いのではないかと思うことがたくさんあるように思えてきた。
 もう一つはもやもやした気持ちの要因として、ミスを繰り返す子どもに対して、つい腹を立ててしまう自分がいるということだった。しかし、その子は練習では本当に一生懸命やっているが、なかなか実践につながっていかない面がある。その子を含めて、目的と目標をしっかりとらえさせることが必要なんだなと思った。できないのは指導者の力量が不足しているからで、子どものせいではない。そのことをもう一度振り返って、明日の練習に臨みたい。日々努力。
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