LONDON DIARY

ロンドン在住フローリスト、asuka のブログ。

ガーランド レッスン報告

2013-06-03 07:38:09 | flower lesson


                




野に咲く花を集めて、花の冠を作ってみたり、あるいはお料理ごっこをしてみたり、
女の子なら、小さい頃に、そんなことをして遊んだ経験のある方も多いのではないでしょうか。
もっとも、家の周りにいくらでも原っぱがあったような、昔と今では、事情が違うのかもしれませんが。

ロンドンには公園やグリーンなどに、デイジーなどの素朴な花が咲いている場所も少なくはなく、
子どもたちは、学校の帰り道に、そんな花をたくさん摘んで、遊んでいます。
「ママにお花あげるー!」と手渡されると、ほんわかと、温かい気持ちになります。
(子どもが小さいうちは、公園の花壇に植えてある花との区別を説明するのに苦労しましたが…。
どうして、野の花は摘んでも良くて、花壇の花はいけないのか…。その辺の理解に苦しむようです…。)

さて、そんな少女の心に戻って、お花で遊んで頂きましょう!というのが、今回のレッスンのテーマでした。
ちょうど、5月はイギリス国内でも、各地でフラワーフェスティバルが開催されるので、それに因んで、という思いもありました。やっぱりせっかくイギリスに滞在されているのだから、イギリスならではのフラワーレッスンを体験して頂きたいので、機会あるごとに、そんな要素をレッスンに取り入れています。

ところが、この花遊び、子どもの頃のものとは、ちょっと違って、かなり手間のかかる作業なのです。
お花遊び、楽しそう!と、参加して下さった皆様には、ちょっと大変な課題だったかもしれません。
「今回のレッスンは、とにかくワイヤリングです。お花を一本一本、ワイヤリングしていきます。」
と言うと、不安そうなお声が…。でも大丈夫!たくさんワイヤリングをするので、このレッスンが終わる頃には、
すっかり慣れて上手になれますよ!とお話しして、レッスンをスタート致しました。


こちらが今回の花材。ブルーの紫陽花は、ちょっとドライなタイプで、水に漬けておけないアレンジに向いています。


一通りご説明してから、いざ作成に!この作成の時間、一つのテーブルを囲んで、皆さんおしゃべりをしながら、和気藹々と…ということが多いのですが、今回は何時になく皆さん真剣!「すごい集中してしまいました~!」と話された方もいらっしゃいました。



そして、約2時間後、最初の生徒さんの作品が完成!


頑張った甲斐あって出来上がった作品を手にパチリ!




全員無事に完成した頃には、作成開始から、約3時間が経過していました。
「疲れました~!」と話されていましたが、完成度はかなり高く、どれも力作でした。

テーブル中央にいくつかの作品を並べて、皆さん待お待ちかねのランチタイムです!


この日の私は欲張ってメイン2種。いつものほうれん草のキッシュと、ちょっとスパイスの効いたチキン。



最後にとっておきのこの一枚を!


お母さんの横で、ずーっと辛抱強く待っていてくれたYちゃん。完成したガーランドを被ると、お店の別のお客さんも写真を撮らせてほしいと言うほど、大人気でした。本当に良く似合っています!

皆様長丁場でしたが、本当に素敵な作品がたくさん仕上がって、私も嬉しかったです。
お疲れ様でした!


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