LONDON DIARY

ロンドン在住フローリスト、asuka のブログ。

子どもたちのフラワーアレンジレッスン

2012-08-29 11:54:49 | flower lesson


8月9日、レストランBumpkin NottingHillでの、子どもフラワーレッスン、たくさんの可愛い生徒さんと、子どもたちに負けないくらい可愛いお母さんたち、(中にはおばあちゃんのお姿も!)皆さんにお集まり頂き、ありがとうございました!



今回のテーマとなった絵本「Rose's Garden」(Peter H. Reynolds作)は、ローズという女の子が、世界中を旅して花の種を集め、自分のガーデンを作るというお話。私もガーデンが大好き!こんな風に、自分のガーデンを育てることが出来たらな…と思うけれど、ロンドンの狭い住宅事情では、なかなか難しいのが現状。でも、ロンドンには、とっても素敵な公園がたくさんあるし、住宅の入り口にさり気なく置かれた鉢植えのプランツにも、イギリスらしさや季節感が感じられるのは、とても幸せなこと。そういう風に、身の回りに咲いている花や草木を愉しむのも、ひとつの方法ですね。

でも、今回はフラワーアレンジという、もう一つの方法を、皆さんにご紹介したくて、このレッスンを企画しました。
プランツを小さなポットで育てるのも、もちろん長く愉しめるし、とても素敵なことですが、フラワーアレンジは、既に咲いている花を集めて生けることによって、プランツとは違った愉しみ方ができます。お花屋さんに行けば、一番美しい状態に咲き誇る花がたくさん!ロンドンの住宅では、なかなか上手に育てられないような珍しいお花もたくさん。フラワーアレンジの可能性は無限です。小さなポットに、世界中のどんなに美しいガーデンにも負けないくらい、きれいなお庭を作ってみましょう!

ローズのガーデンには、ローズが種を集めていた巨大なティーポット(これもとてもイギリス的)やジョウロなどがあります。そこで、皆さんにお花を生けて頂く器は、爽やかなライムグリーンのジョウロにしました。ローズの庭には、お花がなかなか咲かなくて悲しんでいた時に、世界中から、いろいろな人が作って持って来てくれた、紙で作ったペーパーフラワーも、本物のお花と一緒に咲いています。そこで、今回は、ペーパーフラワーも一緒に作ってアレンジに加えてみることに。子どもたちは、やっぱりこういうクラフト制作が大好き!大いに盛り上がって、たくさんのお花を作ってくれました。

使った花材は、ライムグリーンに映える、夏らしいパープル、ブルー系の花。一本一本、どこに入れたらきれいに見えるかな?と、皆とても真剣な眼差し。お花は強く握ったり、乱暴に扱うと、折れてしまうから、そーっとね…と言うまでもなく、大事にそーっと触っていました。そして間もなく、それぞれのテーブルに、きれいなお庭が出来上がりました!



レッスンの後は、皆さんお待ちかねのランチ。今回は子どもたちも大好きな、ハンバーガーとフィッシュアンドチップス。一見お子様メニュー風ですが、イギリスのガストロパブなどでは、典型的な英国料理。元々英国産の素材と味にこだわったBumpkinだけあって、バーガーの牛肉はとても上質。フィッシュアンドチップスはのクリスピー具合は完璧。季節のお野菜と一緒に、味わって頂きました。

フラワーアレンジは、子どもにはなかなか体験する機会がないものかもしれませんが、決して難しすぎることはありません。基本的に、器とオアシスがあれば、自由にお花を切って挿して行けば良いのです。どこにどんな風に入れたら、きれいかな?と考えながら、丁寧に生けてみてください。ロンドンでも幸運にもお庭のある方は、お庭にたくさん咲いているお花を使っても良いですね。最近は、スーパーなどでも幅広く手頃なお花が手に入るようになってきました。お花を生ける楽しみを、ぜひまたお子さんと一緒に味わってみてください。

記事投稿とても遅くなりました。ごめんなさい!
私にとっても楽しい楽しいレッスンでした。