チェルシーのキングスロードに、花とお出掛け。
基本的には歩いてお出掛けが多いけれど、最近バスの座席がお気に入りの我が娘。今日はどこに行こうか?と、いつもはあまり行かないチェルシーに向かった。
この辺りの住宅地は、とっても気持ちが良さそう。何故か空さえも明るく見える。ノッティンヒルからバスに乗って、降りたのは、ワ-ルズエンドと呼ばれるエリア。スローンスクウェアから伸びるキングスロードの外れで、いわゆる小洒落た店に混じって、床の軋むような古本屋があったり、昔ながらの食堂風カフェがあったり…。上の古本屋には、中二階があって、そこにかなり年季の入ったアップライトピアノが置いてあって、突然ピアノ演奏が聞こえてきたりする。古本屋にピアノという組み合わせ、それも屋根裏風の中二階からというのが、ありそうでない絶妙な雰囲気。こういうところに、イギリスの底力のようなものを感じてしまう私…。
あのヴィヴィアンウエストウッドが最初に店を構えたのもこの辺り。上の写真は、店の看板となっている、私の大好きな、大きな大きな時計。花が並ぶとさらに大きく見える。
コンラン系食のワンダーランドBlue Birdも、すっかりこの辺りの顔として定着している。レストラン、バー以外のエリアは、一時はスーパーが入ったりもして、少しずつ変貌を遂げ、現在はファッションも取り扱っている様子。外のテラスから見える花屋と、とびきりおいしいフルーツタルトがなくなってしまったのは、個人的にはとても残念…。あのケーキだけのためにわざわざ足を運んでいたのに…。でも、2、3年前からできた、ブルーバードエピセリーという、デリカテッセンのコーナーの充実度は高く、幻のケーキ無き今も、時々訪れる動機になっている。
店の外には、サラダに使える野菜やハーブ類が、木枠のボックスにディスプレイされていた。夏のごちそうはサラダが一番!
もうちょっとクローズアップ!
そして、今回のヒットは、何と言ってもコレ!
数年前、オーストリア人の友人にお土産でもらって以来、大ファンになってしまい、いつも彼が実家に帰る時に頼んで買ってきてもらっていた、幻のZotterチョコレート。何でも小さな会社で、味を保つために、大きなビジネス展開はしないというポリシーだそうで、ロンドンでは絶対に手に入らないと思っていなのに。やっぱり侮れないブルーバード・エピセリー。時々とんでもなくおいしいものが置いてある…。Zotterチョコレートは、日本ではヒルサイドパントリーで手に入るようですが…。ウェブサイトはこちら…。
http://www.zotter.at/4.html?&no_cache=1
ついでにもう一軒、私の好きなキングスロードの雑貨屋さん。Couverture。子ども服もかわいい。ネットでも購入可能らしいので、ご紹介。
http://www.couverture.co.uk/