9月頃から、ずっと早朝のマーケットで一際目立っていた秋色あじさい。
やはり秋のフラワーレッスンは、これを無くしては…と、今年も皆さんとご一緒に、たっぷり使ってみました。
今月も、2回に渡ってこの紫陽花レッスンを行いました。おかげ様で、両日共に満席。キャンセル待ちのお申し込みも沢山頂きました。とても有難く思うのですが、キャンセル待ちで、ご参加頂けなかった皆様には、本当に申し訳なくて…。なかなかレッスン日を増やすことができないのですが、徐々に増やして行けたらと思っております。
レッスンに参加できなかった方にも、このブログで、少しでも、レッスンの雰囲気をお伝えできたらと思います。
では、まずは第一回の様子から。
皆様をお迎えした紫陽花や他の花々。紫陽花は、好きな方が多いようで、「綺麗~!」というお声を沢山頂きました。
この日は、大好きなミニアップルも取り入れてみました。シックな色でまとめた時、それだけでも素敵だと思いますが、こんな明るいグリーンをちょっと入れると、シックな色が、よりキレイに映えるような気がします。
皆さんの製作中のテーブル。今回は特に色が豊富で、テーブルの上が賑やかでした。
先月ぐらいから、レッスンの会場、Haminadosの名物(?)店主ジョーゼフさんから、「スープの季節ですよ~!」と、美味しいスープのお話をいろいろ聞かされていたので、迷わずチョイス。それだけで足りる私ではなく、左のお皿は、いろんな地中海風サラダを盛り沢山。私、野菜を食べると、とっても幸せに、元気になれる気がするのです。皆さんとご一緒に、幸せごはん、ご馳走様でした~。
さて、続いては、第二回です。
この日もほとんど花材は前回と一緒ですが、紫の色をより同系色に仕上がるように変えてみました。それから、オアシスの形も、前回の丸型とは異なり、リース型を使いました。
こちらは生徒さんの作品です。青味がかった色も混じって、秋色紫陽花ならではの素敵な色合いが上手に生かされていて、とっても素敵でした。
今月第2回目のレッスンで、ちょっとお話しましたが、Haminadosの店主、ジョーゼフさんは、若い頃、毎日早起きをして、ベーグルを売り歩いていたそうです。今ではこの通り、ノッティンヒルの一角で、素敵なカフェを営んでおられます。それでも、その精神は変わらず、毎朝6時から、小さなカウンターの裏で、長年作り続けてきたキッシュなどを、休む暇なく、次々に作り上げています。焼きたてのキッシュを、「美味しいよ!」とわざわざ席の方まで来て見せてくれる時の、ジョーゼフさんの笑顔の奥には、積み上げてきた努力が蓄積された人にだけ、備わっているような、しっかりとした存在感、重みとでも呼んだらよいのでしょうか、そういったものが潜んでいるように思います。そして、それが、キッシュの味に、しっかりと生きている!
もう何度も通って下さっている方々、今回新しく出会えた方々。キャンセルを待っていて下さった方々。いろいろな方々、皆様に支えられて、レッスンを続けて参りました。
フローリストになって、11年。それなりに苦労はあったかもしれませんが、私の花は、ジョーゼフさんのキッシュに比べたら、まだまだ未完成だと思いますが、厳しい目を持って、続けていくことで、時間を掛けて、理想の形により近づけて行ければと思っております。
皆様の笑顔、ジョーゼフさんの笑顔、そして絶品のキッシュ、そんなものすべてに、毎回レッスンのたびに、喝を入れて頂いています。皆様との楽しい時間、より充実した時間を過ごせるように、日々努力していきたいと思います。
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