LONDON DIARY

ロンドン在住フローリスト、asuka のブログ。

ロールパン

2007-08-31 11:03:35 | food


真夜中にパンを焼いてみた。
明日の朝、おいしいパンが食べたいな…と思って。

おいしいパンの為ならば、その為だけにわざわざ出掛けていくのが日常と言えるほど、大のパン好きの私。近頃ロンドンでのおいしいパン探しは、益々手ごたえのあるものとなった。7,8年前、フランスのPaul第一号店がオープンした頃から、確実にレベルアップしている。

普段店で買うパンは、外はカリッ、中はモチっとしたバゲットや、フルーツやナッツの練りこみパン、雑穀パンなど、大陸系こだわりパンが多い。でも、その味を家庭で出すのは、至難の業とと思われ…。パン作り初心者の私には、まずは基本的なものから…と思って、まず思い浮かんだのは、ロールパン。子どもの頃、母がよく作ってくれて、いい匂いがした。匂いの記憶は不思議と残るものですね。あの甘い匂いとおいしい味は、とても幸せな記憶…。

ロールパン8個を、我が家の小さなオーブンで、2回に分けて焼きました。
パンは焼きたてが一番。その日の分だけ…、と思ったら、本当に翌朝にはきれいに食べつくされてしまい…。一応家族には好評だったということにして良いのかな…。何度も作って、「お母さんのパン」の記憶を、娘にも残してあげたい。

さて、レシピですが、こちらを参考にしました。
http://hidehide.net/roll.shtml

写真付きの細かい説明が、とても親切で助かりました。他にも応用編がいろいろ載っています!

今回使用した強力粉、バター、卵は、すべてセインズベリーSo Organicシリーズのもの。きっと材料で味が変わるので、いろいろ試して、一番おいしいものを探すつもり。皆さん、お勧めがあればぜひ教えてください。特にロンドン在住の方。









ファテンのレバノン料理 

2007-08-11 15:32:19 | food
レバノン人のファテンとは、お互い「my sister」と呼び合うくらいの仲。そもそも同じフラットに住んでいて、子どもが同じ歳だったこともあり、行き来し始めたのですが、両方ともお料理大好き!という点と、日本人とレバノン人の女性に共通する「控えめさ」のせいか、すぐに意気投合したのでした。(自分で言うなって…?でも、この国にいると、つくづく西洋の女性はたくましいと思うのです。良いことでもありますが…。そしてもちろん人によりけりですが…。)
もう引っ越してしまったので、毎日というわけにはいかないけれど、それでも時々娘と一緒に遊びに行っては、お料理談義に花を咲かせています。

今回はファラフェルを伝授してもらいました。ロンドンではとてもポピュラーで、ヒヨコ豆を使ったコロッケのようなもの。ピタパンや、薄いメディタレニアンブレッドでラップしてサンドイッチ風にするのが一般的ですが、そのまま食べてもおいしいです。香辛料が入っていても、食べやすいのでお子さんでも大丈夫。うちの娘も大好きな味です。

他にもいくつか、今までにファテンに教えてもらったレバノンの味をいくつかご紹介!




ファラフェルのレシピ

材料(教えてもらった分量通りだと、かなり多めで50個くらいできます。)

A
ヒヨコ豆(chick pea) 200g
そら豆(ドライの炒ってあるもの。Crushed beansと呼ばれています)400g
にんにく 5片
玉ねぎ 1個
フラットパセリ 50g
コリアンダー 50g

B
小麦粉 適量 (生地が軟らかくまとまる程度に)
ファラフェル スパイス 大さじ1
(コリアンダー、クミン、黒こしょう、フェネル、マジョラム等)
塩 少々 
ベーキングソーダ 小さじ1

豆は一晩水に漬けておく。
材料Aを全てミキサーにかけて微塵にし、材料Bを加えてさらに混ぜ、生地を30分寝かせてから、直径3~4cmのボール状にして、サラダ油で揚げる。

ピタパンに、スライストマト、レタス、パセリ、ピクルス、赤唐辛子少々と共に挟んで、タヒニソースをかけて、ファラフェルサンドイッチにしてもおいしいです。

タヒニソース=(タヒニという、白ゴマのペースト大さじ1を水100ccと塩少々でのばしたもの)





バミヤ (オクラのトマト炒め)のレシピ

材料
オクラ 3掴みくらい
トマト 大1
玉ねぎ 1/2個 
セブンスパイス (代わりにミックスハーブなどでもおいしいくできます)
塩 コショウ 少々

オクラはへたの部分を切らずに残して薄く皮剥きする。
(ちょうど上の部分だけクルンと一剥きするような感じです。)
オクラをサラダ油で素揚げしておく。
フライパンにサラダ油をひいて、荒微塵切りにした玉ねぎを炒め、続けてトマトを加えて炒め、火が通ってトマトが柔らかくなったらセブンスパイス、塩コショウで味を調え、最後に素揚げしておいたオクラを加える。




モタバレ(なすのディップ)のレシピ

材料

なす (できれば日本のもののような小ぶりのもの)2本
レモン汁 1/2個分
タヒニ (白ゴマペースト)大さじ1
マヨネーズ 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
スマック (中近東のスパイスです)少々

なすを直火焼きで焙る。もしくは、オーブンで皮が焦げるくらいまでよくグリルする。
軟らかくなったなすの中身を取り出し、他の全ての材料と一緒に、ミキサーにかける。

ピタパンをトーストしてカリッとさせたものに付けて食べるとおいしいです。
もしくはトルティーラチップス、ポテトチップス、野菜のスティックなどでも…。




ファテンが入れてくれるアラビックコーヒー。細かい粉状に挽いたコーヒーをこのように小さな専用鍋でグツグツ煮だして、そのまま頂きます。自分は飲まないのに、いつも私に入れてくれて、おみやげにまで持たせてくれる優しいファテン。




ファテンと娘のキンダちゃん。うちの娘と手をつないで…。

世界で一番Sexyなサラダ

2007-08-04 09:43:48 | food

大好きな大好きなフィグ(無花果)。またお店で見かける時期になりました。
うれしい~!
ジェイミー・オリヴァーの「世界で一番セクシーなサラダ」というタイトルのレシピを見つけて、初めて試してみたのはもう7年ほど前。新婚当初、いろいろレシピを開拓していた頃です。モッツァレラチーズと生ハムに、熟れた無花果をパックリと切って…。ハニー、レモンにオリーブオイル。それからバジルと塩コショウも忘れずに。よく絡め合わせて…。
見た目にも色鮮やかで、本当に名前の通り、史上最強の艶やかさ…。
その上、こんなに簡単なのに、こんなにおいしいなんて、偉い!偉い!と食べながら何度も呟くのだけは、新婚当初と全く変わらない私。実際これを食べていると、何だか気分も若返るような…。なんて、ちょっと言いすぎ?

フィグの食し方としては、コンポートにしたり、ローストしたり、いろいろあると思いますが、私はシンプルな食べ方が好き。最近は他にこんなものを…。


ヨーグルト&生クリームを混ぜたスイスミューズリを冷蔵庫で一晩寝かせて、翌朝フィグを添えて簡単朝ごはん。
これはMarieClareシリーズのDonnaHay Fast Foodからのレシピ。



リコッタチーズとフィグのオープンサンド。
リコッタチーズに、シナモンと砂糖を少し加えて、フィグをのせ、少しグリルしたものも美味です。でも今回はシンプルにそのまま乗せて本の少しグリルしました。

最近ハーヴィーニコルスに新しく入ったオーガニックカフェで、ドライのフィグを買ってみました。味が凝縮されていてこれもまた乙。でもやっぱり、瑞々しいフレッシュなものが一番!

WholeFoodsMarketで買ったフィグのジャムはちょっと甘すぎ…。でもチーズと合わせるとおいしかったです。

フィグのプランツもかわいくて大好き!大きな葉の形もおもしろいですよね。
マチスの絵を思い出すような…。