LONDON DIARY

ロンドン在住フローリスト、asuka のブログ。

「トピアリー」レッスン

2013-06-28 23:44:54 | flower lesson


せっかくロンドンにいるのだから、イギリス、ロンドンならではのフラワーレッスンがしたい!と宣言して、レストランやカフェでレッスンを重ねてきましたが、今度の7月のレッスンでは、まさにイギリスらしい、「トピアリー」のアレンジを、皆さんとご一緒に作ってみたいと思います。

「トピアリー」は、切花のフラワーアレンジに限ったものではありません。
植木を刈り込んだものなどに、皆さん馴染みがあるのではないかと思います。

例えばこんな感じです。



きちんきちんと、上品なイギリス。
古き良きイメージのイギリス。
それでいて、どこか可愛らしいイギリス。
そんなイギリスに、触れてみませんか?



「トピアリー」フラワーアレンジレッスン

    

日時:  2013年7月 11日木曜日 *10:00~12:00  *レッスン後、軽くランチをしようと思っています。ご一緒できる方はぜひ!


場所:    HAMINADOS
        78 Chepstow Road
        London W2 5BE
        tel: 020 7229 5204最寄り駅は、Notting Hill Gate, Westbourne Park

バス 7,28,31,70,328 すぐ近くに停まります。

参加費 £45  (作った作品は、もちろんお持ち帰り頂きます)

募集定員 5名様まで (満席の場合は、キャンセル待ちをお受けしています。また、希望者が多いようであれば、別日程も考慮いたしますので、参加ご希望の方は、どうぞご連絡頂ければ幸いです。)

*当日は、花ハサミ、必要な方はエプロンをお持ち下さい。

上の写真は、実際に作って頂く作品とは異なります。


お申し込みは、e-mail: asukayamanaka@hotmail.com 又は 携帯 07903 187 237にお願いします。

レッスン会場は、いつもお世話になっている、ノッティンヒルのデリカフェ、Haminadosです。
これまでのレッスンの様子は、ブログ内の前の記事をご覧頂ければ幸いです。

私のフラワーレッスンは、単発レッスンですが、フラワーアレンジの経験がない方でも、少人数制で、基本を押さえてご説明しますので、安心してご参加頂けます。フラワーアレンジの基礎を学ぶカリキュラム等は、特に設けておりませんが、続けてご参加頂くことによって、1年を通して、四季折々の花に触れていただき、なるべく多様なアレンジの形式を学んで頂ける様に心掛けています。経験のある方にも、新たな発見をして頂ければ幸いです。


Rose レッスン報告

2013-06-28 23:38:42 | flower lesson


イギリスが、一年で一番美しいと言われる6月。
バラのレッスンに相応しい、快晴となりました。
ここで、夏にレッスンしたら、気持ちが良さそうだなと、冬の間からずーっと待ち望んでいた
Haminadosカフェ、中庭でのレッスン、ついに実現しました。嬉しい!
準備中からいつになくウキウキ♪ 朝から中庭でお茶を飲む人や朝ごはんを食べに来る人もいて、
カフェもいつになく活気付いていました。
晴れると心まで明るくなるのは、どうやら私だけではないようです。
晴れている!それだけで、幸せ!と思えるのは、
もしかしすると、天気の変わりやすい、イギリスにいるからなのかもしれませんね。

さて、この日のテーマは、バラ。
レッスン前から、「楽しみにしています!」というお声をたくさん頂き、
皆さんの期待に応えなければ!と、結構プレッシャーも感じておりました。
何しろ私も大好きな6月のバラです。そのイメージを壊すことなく、器に活けてあげられるように、と。

レッスン当日、マーケットで選んだのは、このところ良く見かけていたWhite O'hara.
その、気品溢れる姿と、甘ーい香りにすっかり魅了されていたのです。
この大輪のガーデンローズをメインに、濃いピンクが鮮やかなScented Airというスプレーバラ。
それから、優しいピンクのFaith。



今回のアレンジは、花瓶に活ける「ヴァーズ・アレンジ」。
暑いこの季節、お花を長持ちさせるには、やはり花瓶に活けて、マメにお水を取り替えるのが一番です。
…と言っても、今年はあまり暑くありませんが…。

特に難しそうには見えないアレンジなのですが、
実際に上手に活けるのは、なかなか難しいものかもしれません。
花瓶の中に、上手く収めるコツなどをご説明して、デモンストレーションの後は、いざ制作!


こちらが完成品。


皆さんの作品を一緒に並べると、本当に華やかです。





もう何度も通って下さっている顔馴染みの皆さんも、初めて参加された方たちも、
一緒になって楽しいランチタイム!それぞれお好きなものを選んで頂いて、テーブルも賑やか。
作品が完成した後は、リラックスして、さらに会話も弾みますね。
今回も、参加者の方々から、「楽しかったです!」という嬉しいメールをたくさん頂きました。
人との出会いは、私にとっても、このレッスンを続けていく上での、大きな喜びです。
毎回毎回、大切にしていきたいものです。

リージェンツパークのバラも、そろそろ一番の見頃になるでしょうか。
バラをグーンと身近に感じることのできる、ロンドン皆様、
今年も、この限られた季節を愉しみましょう。
別の場所にいる方にも、このブログを通して、その空気を少しでも届けられたらと思います。

夏が、始まろうとしています。
一度きりの、今年の夏。
一体どんなことが起きるのでしょうか。

皆様にも、素敵な夏が訪れますように。



バラの季節

2013-06-09 08:55:36 | flower lesson


気持ちの良い日が続くロンドン。

温かな陽気と、真っ青な空、それだけでも十分幸せ、足並みも軽くなりますね。
でも、この季節は、何と言ってもバラです。
住宅地を歩いていると、庭先のバラの花が、至る所に咲いています。
大輪のオールドローズ、可憐な一重咲きのバラ、その香りの良いことと言ったら…。
思わず足を止めて近づいてしまいます。お散歩するだけで癒される…。

その一部を皆さんにもご紹介!

近所の家の大きなバラの木。あたり一面に、良~い香りが漂っています。どれくらい大きいかというと、


こんなに大きいのです!この木も最初は小さな苗だったのかな。この下を毎日通るたびに見上げています。幸せな道!


こちらは、いつもレッスンをしているHaminadosカフェの向かい側。毎年ここの赤バラが楽しみなのです。
まだたくさん蕾が付いているので、当分愉しめそうです。


ここも娘の通学路にある、素敵なお宅。バラの垣根が続いています。一番最初の写真はここのバラ。


ひっそりとした路地にある住宅の入り口。


近所にあるお屋敷。Old School Houseという看板があるので、元々は学校だったようです。
このお宅の壁につたう弦バラが咲くと、夏の到来です。


こんなわけで、すっかりバラLOVEになっているこの頃。
だから6月のレッスンでは、やっぱりバラを使いたい!

そんな思いで、レッスン企画致しました。

「バラのフラワーアレンジ」レッスン

    具体的なアレンジの形は未定です。お楽しみに!

日時:  2013年6月 25日火曜日 *10:00~12:00  *レッスン後、軽くランチをしようと思っています。ご一緒できる方はぜひ!


場所:    HAMINADOS
        78 Chepstow Road
        London W2 5BE
        tel: 020 7229 5204最寄り駅は、Notting Hill Gate, Westbourne Park

バス 7,28,31,70,328 すぐ近くに停まります。

参加費 £45  (作った作品は、もちろんお持ち帰り頂きます)

募集定員 5名様まで

*当日は、花ハサミ、必要な方はエプロンをお持ち下さい。

上の写真は、実際に作って頂く作品とは異なります。


お申し込みは、e-mail: asukayamanaka@hotmail.com 又は 携帯 07903 187 237にお願いします。


レッスン会場は、いつもお世話になっている、ノッティンヒルのデリカフェ、Haminadosです。
これまでのレッスンの様子は、ブログ内の前の記事をご覧頂ければ幸いです。

私のフラワーレッスンは、単発レッスンですが、フラワーアレンジの経験がない方でも、少人数制で、基本を押さえてご説明しますので、安心してご参加頂けます。フラワーアレンジの基礎を学ぶカリキュラム等は、特に設けておりませんが、続けてご参加頂くことによって、1年を通して、四季折々の花に触れていただき、なるべく多様なアレンジの形式を学んで頂ける様に心掛けています。経験のある方にも、新たな発見をして頂ければ幸いです。









ガーランド レッスン報告

2013-06-03 07:38:09 | flower lesson


                




野に咲く花を集めて、花の冠を作ってみたり、あるいはお料理ごっこをしてみたり、
女の子なら、小さい頃に、そんなことをして遊んだ経験のある方も多いのではないでしょうか。
もっとも、家の周りにいくらでも原っぱがあったような、昔と今では、事情が違うのかもしれませんが。

ロンドンには公園やグリーンなどに、デイジーなどの素朴な花が咲いている場所も少なくはなく、
子どもたちは、学校の帰り道に、そんな花をたくさん摘んで、遊んでいます。
「ママにお花あげるー!」と手渡されると、ほんわかと、温かい気持ちになります。
(子どもが小さいうちは、公園の花壇に植えてある花との区別を説明するのに苦労しましたが…。
どうして、野の花は摘んでも良くて、花壇の花はいけないのか…。その辺の理解に苦しむようです…。)

さて、そんな少女の心に戻って、お花で遊んで頂きましょう!というのが、今回のレッスンのテーマでした。
ちょうど、5月はイギリス国内でも、各地でフラワーフェスティバルが開催されるので、それに因んで、という思いもありました。やっぱりせっかくイギリスに滞在されているのだから、イギリスならではのフラワーレッスンを体験して頂きたいので、機会あるごとに、そんな要素をレッスンに取り入れています。

ところが、この花遊び、子どもの頃のものとは、ちょっと違って、かなり手間のかかる作業なのです。
お花遊び、楽しそう!と、参加して下さった皆様には、ちょっと大変な課題だったかもしれません。
「今回のレッスンは、とにかくワイヤリングです。お花を一本一本、ワイヤリングしていきます。」
と言うと、不安そうなお声が…。でも大丈夫!たくさんワイヤリングをするので、このレッスンが終わる頃には、
すっかり慣れて上手になれますよ!とお話しして、レッスンをスタート致しました。


こちらが今回の花材。ブルーの紫陽花は、ちょっとドライなタイプで、水に漬けておけないアレンジに向いています。


一通りご説明してから、いざ作成に!この作成の時間、一つのテーブルを囲んで、皆さんおしゃべりをしながら、和気藹々と…ということが多いのですが、今回は何時になく皆さん真剣!「すごい集中してしまいました~!」と話された方もいらっしゃいました。



そして、約2時間後、最初の生徒さんの作品が完成!


頑張った甲斐あって出来上がった作品を手にパチリ!




全員無事に完成した頃には、作成開始から、約3時間が経過していました。
「疲れました~!」と話されていましたが、完成度はかなり高く、どれも力作でした。

テーブル中央にいくつかの作品を並べて、皆さん待お待ちかねのランチタイムです!


この日の私は欲張ってメイン2種。いつものほうれん草のキッシュと、ちょっとスパイスの効いたチキン。



最後にとっておきのこの一枚を!


お母さんの横で、ずーっと辛抱強く待っていてくれたYちゃん。完成したガーランドを被ると、お店の別のお客さんも写真を撮らせてほしいと言うほど、大人気でした。本当に良く似合っています!

皆様長丁場でしたが、本当に素敵な作品がたくさん仕上がって、私も嬉しかったです。
お疲れ様でした!

チェルシー 2013

2013-06-02 02:24:58 | flower

ガーデニング、お花、イギリス、と聞いて、Chelsea Flower Show「チェルシーフラワーショー」の名を挙げる人は多いと思います。
日本でも、随分テレビや雑誌などで取り上げられて、わざわざその為にイギリスを訪れる方も…。
相変わらず、根強い人気を誇っています。まさに、ガーデニング界の桧舞台ですね。

さて、その「チェルシーフラワーショー」の開催期間中、ガーデニング、お花好きの人々で溢れるスローンスクエア、キングスロード界隈では、数年前から、Chelsea in Bloomという、生花のショップディスプレイを競うイベントが開催されています。
これでもか!というほど、たくさんの切花を使ったディスプレイは、豪華絢爛。一度にあれほど多様でスケールの大きなディスプレイを見る機会は、なかなかないのではないでしょうか。スローンスクエアに、このイベントの仮設テントが設けられ、エントリーした店のマップが配られており、投票もすることができます。

さて、キングスロードにある Orla Kielyでは、この期間に合わせて、スペシャルフラワーディスプレイをしています。
普段私は、Orla Kielyの本店、コベントガーデンのフラッグショップのみ、毎週のお花のディスプレイを担当させて頂いているのですが、今年もこの時期だけ特別に、キングスロード店のお花のディスプレイをさせて頂きました。

Orla Kielyは、Chelsea in Bloomに正式にエントリーしているわけではないので、コンペからは外れていて、
コンペのテーマとは関係のない、自由なディスプレイができます。

元々お花が大好きなデザイナー、Orlaさん、最近ではシャベルやフォークに、プランターなどのオリジナル商品も展開しています。今年発売された新しい花瓶シリーズもとても好評で、今回はそのプロモーションも意識したチェルシーディスプレイとなりました。

花とプランツの大まかな打ち合わせを、事前にVM担当のCさんとしてから、一緒にマーケットへ!
日曜日だったので、コロンビアフラワーマーケットで仕入れました。

仕入れたプランツを、車を待つ間、道端にずらりと並べていると、人が寄ってくる寄ってくる!
写真を撮る人もいました。一番人気だったのはこの元気なポピーたち。


出来上がったばかりのディスプレイ。オレンジ、クリームで、元気で明るい雰囲気にしてみました。


こちらが新製品花瓶シリーズ。大きさは4種類あります。


個人的に一目惚れしてしまった、濃いオレンジのラナンキュロス。シーズンぎりぎりだったけど、入手できてよかった!


OrlaKielyの店内は、いつも花の模様や鮮やかな色がいっぱいなのですが、統一感があり、(VMの力でしょうか)お花を活けるのがとても楽しいのですが、こういった特別なイベントの時は、使える花の量も多くなるので、楽しさ倍増です!

道行く人が足を止めて、写真を撮ったり、褒めてくれていたり、それをこっそり見ているのも、楽しかったです。
(そんな暇があったら、もっと仕事しないといけませんね…。)

さて、仕事終了後、スローンスクエア駅周辺を歩いて、他の店を偵察?!
日曜日の夜、まだ準備中も店もあれば、完成している店もありました。
写真を撮りたかったのですが、既に暗くなりかけていて、断念。
数日後、改めて出直しました。

今年の私のお気に入りを、いくつかご紹介します。




まずは、Kate Spade。個人的に大好きな店。

カラフルなバッグや小物に、華やかなディスプレイが映えます。


青い紫陽花の色が素敵。


バイクにスィートピーという絶妙なバランス。こういうの大好き!





そして、高級文房具のスマイソン、入り口には、正統派、ブルーのデルフィニウムのみの、シンプルかつ豪華なUrnのディスプレイ。文句なしに素敵です。


続いては、同じくスマイソンの、工夫を凝らしたディスプレイ。


こちらは、カードホルダーに見立てています。


巨大なバッグもありました。このバッグ、中までお花が敷き詰められていました。




こちらもトラディッショナルなディスプレイ。Linksです。こういう、「お花って綺麗だな」と、素直に思えるようなアレンジの仕方、やはり好きです。



Hackettは、大きなガーランド。



お花でできた車(どこの店か忘れてしまいました。)




Broraらしい、派手な中にも英国カントリー風の雰囲気が漂うディスプレイ。帽子に注目!




こちらは駅前のrag&bone。庭に咲いているような花が目立ちました。まるで小さなガーデンのよう。




靴のEmma Hopeは、野に咲く花のようなディスプレイ。プランツのセレクションが好みの感じでした。





これはフェアリーテールの世界ですね。小人が出てきそう。




Brownsのスワンディスプレイ。白がとても豪華。


Brownsのとなりの店、名前は忘れてしまったのですが、かなり凝っていました。どこを撮っても絵になります。





せっかくスローンスクエアに来たついでに、前々から気になっていたPoilaneのカフェに行ってきました。
駅前Peter Jonesの裏側に、さり気なく佇んでいて、見落としそうになりましたが、店内は広々としていました。
ここのパン、今でこそ、Waitroseなどでも買えるようになりましたが、
昔は、わざわざElizabeth Streetのベーカリーまで、買いに行ったものです。


テーブルの間に生える木。実はフェイクだったのですが、このアイディアが好き!


入り口近くのテーブル席。店内のあちこちに、このようなシンプルな花が活けてありました。


ホットチョコレートを頂きました。甘すぎず、濃厚すぎず、小さめサイズで、この日の気分にピッタリでした!一杯の幸せ~。



フラワーショーと、Chelsea In Bloomは、また1年お預けですが、
やっぱり楽しいチェルシー散策。ちょっと路地に入ると、建物にも歴史を感じさせられます。
1年後と言わず、もう少し頻繁に歩きたい街です。