LONDON DIARY

ロンドン在住フローリスト、asuka のブログ。

ゼラニウム

2007-07-27 08:12:06 | flower


レンガ造りのイギリスの家のウインドーボックスで、おそらく最も多く見かけるこの花。そんなに手入れをしなくても、夏になればパーっと花を咲かせてくれる、少々怠け者のガーデナーにもうれしい花です。
赤、白、ピンク、オレンジ。中でも赤は、目の覚めるような鮮やかさで、大輪の花は大胆で力強く、それはもう、攻撃的なほど。私は花なのよ~!咲いているのよ!見てちょうだい~!と語りかけてくる声が聞こえてきそう。
綺麗だとは思うけれど、そんなアピールの強さと、お決まりの雰囲気が、個人的に好きになれなかったのだけど、オーラカイリーのカタログに、ゼラニウムの鉢植えが一つだけ、ポツンと置かれている姿がとてもかわいらしくて意外でした。一人になると、長く傾いた首が強調されて、ちょっと儚げにも見えてきます。大輪の花の華やかさを残しつつ、控えめに…。本当に美しい人とはこういうものなのかしら…と考えさせられます。

ピクニック 豆腐&ポークケバブ

2007-07-22 11:32:13 | food

先週末は、友人家族とケンジントンガーデンでピクニック。
大人もおいしくて、子どもたちにも食べやすいもの、何かできないかな?と
料理の本をパラパラめくり…。

栗原はるみさんのHarumi's Japanese Cookingという本の、「豆腐と豚挽き肉のケバブ」(Tofu&Minced Pork Kebab)というのが目に留まりました。これなら軟らかくて、お肉も食べ易そう!

本来はケバブ風に棒に刺して作るものなのですが、棒がなかったので、小さい子どもたちにも食べやすいミニハンバーグ風にしてみました。コリアンダーなどハーブが入っているわりには、あっさりとして食べやすく、子どもにも受ける味だと思います。冷めてもおいしいのでお弁当向きです。

                 レシピ

豆腐と豚挽き肉のケバブ

材料 ケバブ8本分

木綿豆腐     300g
インゲン豆    50g  
ミントの葉    25gくらい
コリアンダーの葉 25gくらい
豚挽き肉     200g
玉ねぎの微塵切り 50g

(マリネ用)
タイ フィッシュソース 小さじ2
薄口しょう油      小さじ1
しょうが汁       小さじ1
塩           少々
サラダ油        大さじ2

サンチュ、コリアンダー、スイートチリソース、レモン汁

作り方
1.豆腐はキッチンペーパーで30分包んで水切りしておく。
2.インゲン豆の端を切り落とし、火を通す程度に軽く茹でる。茹で上がったら冷水で冷やしてから1cmに切る。
3.ミントとコリアンダーの葉を荒めの微塵切りにする。
4.豚挽き肉を、マリネ液に漬けて、手でよく揉んで混ぜ合わせる。
5.豆腐を手で細かくちぎって4に混ぜ合わせ、続いてコリアンダーとミントと玉ねぎも加え、さらに手でよく混ぜ合わせる。
6.種をまとめて、8等分し、ソーセージ状に細長く形を整えて、サラダ油をひいたフライパンで表面に焼き色が付き、中まで火が通す。(私はもっと小さめに丸くしました)
7.焼きあがったら、お好みで一つ一つ棒に刺してサンチュ、コリンダーなどと盛り付け、スウィートチリソース、レモン汁をに漬けていただく。


栗原はるみさんの英語レシピ本。発売当初、ジョンルイス地下で行われたサイン会は長蛇の列でした。あれほどたくさんの日本人主婦をロンドンで見かけたのは初めてだったかも…。私は列には並ばずに、裏巻き寿司を作るはるみさんを目の前でじっくり拝見。ささっと手早く、しかし丁寧に作られていました。
彼女のレシピはロンドンの友人にも大好評。我が家では、キャロットサラダ、サーモンバーガーなどが定番です。

Ottolenghiの誘惑

2007-07-20 16:20:49 | shops

実はこのチョコレートケーキには特別な思いがあるのです。
お皿に盛り付けたのは私ですが、ケーキを焼いたのは私ではなく…。

ノッティングヒルのWestbourne Groveエリアの一角に、住宅に見間違えられそうなくらい控えめな外観の、とっておきデリカテッセン「Ottolenghi」があります。
もうここは、本当に昔から大好きで大好きで…。ウィンドーに並べられたおいしそうなケーキやビスケットを見ているだけでも、ワクワクしてきます。甘党でなくても、つい立ち止まってしまいそうなほど。

そして店内に入ると、お惣菜やサラダがズラリ。メニューの例をいくつか…。「パルマハム巻きフィグ、ゴルゴンゾーラ&バルサミコ酢ドレッシング」「エビの生姜マリネ、クレソンとマカダミアナッツサラダ添え」「ワカモレタルトの紫玉ねぎとガーリック添えとダチョウの卵のカイエンヌ&塩風味」どれも、シンプルなのに一捻りあって、見た目にも、そしてもちろんお味もすばらしいのです。こんなお料理を毎日ささっと作って出せたら素敵だな…と、お勉強も兼ねて(というのは言い訳?)少しずつ試しています。ここの良いのは、メニューに材料がほとんど書いてあるので、それを頼りに、自分でも真似て作ってみることができること。なかなか全く同じにはなりませんが、それでも組み合わせの参考になります。

奥に進むと階段の下に、長テーブルがひとつだけの細長いカフェスペースになっていて、そこがまた気持ちが良いのです。真ん中に、必ず大きな花が生けてあって、天窓からはいつも明るい日差しが降り注ぎ…。狭いので特に週末はすぐに席が埋まってしまいますが、それでも窮屈に感じないくらい心地良い空間です。

さて、写真のチョコレートケーキのお話に戻りますが、これはお店に行くと必ず置いてある、定番ケーキなのですが、何故か今まで一度も買ったことがなかったのです。おいしそう~といつも惹かれるのですが、ただのチョコレートスポンジケーキにチョコがかかっているようにも見え、その割には値段も高く、(£4近くします)そこまでのものかなー、でも一度は食べてみたいな…と、自問自答の末、いつも「まあ、次回でいいか…」ということになり…これをいつも繰り返していました。

ところが、この日は、いつもと違う事態が発生し…。
というのも、最近チョコレートなるものを覚えた2歳の娘が、これを見るなり、「チコレート!」「チコレート!」と指差して離れなくなったのです。
いつもなら、そんなことで折れる母ではないのですが、何せ自分も興味があったもので、つい、「えー?これ買うの?本当に?」と言いながら、仕方なくレジに持っていったのでした。こんなに欲しがっているんだから仕方ない仕方ない…と妙な言い訳で自分を納得させつつ…。

こうして持ち帰ったケーキ、せっかくの記念すべき第1号なので、家にあるフルーツでちょっとだけ飾りつけて…。さてお味の方は…。

これが、想像以上に絶品!チョコレートとアーモンドのスポンジは、焼き加減もふんわり、でも軽すぎず、まさにJust Right。さすがOttolenghiの定番!

いつかレシピ本出してくれないかな…。

今回買ってみたお惣菜「カボチャのロースト、、フィグとフェタチーズ、ネギ」「ローストコジェット、ハーフドライミニトマト、ローズマリーパルメザンフレーク」





ケンジントンハイストリート店の外観





ウィンドーのチョコレートケーキ



Ottolenghi (Notting Hill)
63 Ledbury Road W11 2AD
Tel: 020 7727 1121

Ottolenghi (Kensington)
1 Holland Street W8 4NA
Tel: 020 7937 0003

Ottolenghi (Angel)
287 Upper Street N1 2TZ
Tel: 020 7288 1454

ポートベロー

2007-07-16 10:14:19 | shops
先週久々に、ポートベローの北の方を歩きました。

ポートベローマーケットで土曜日はごった返すこの辺りですが、平日でも野菜やチーズのマーケットが出るので、時々散歩に出かけます。

というよりも、第一の目的は、何といってもBooks For Cooksという本屋。本屋といっても名前の通り、お料理に関する本の専門店で、狭い店内に世界中のお料理の本がぎっしり。そしてその奥の、小さなキッチンカフェでは、毎日日替わりで、店にある料理本から選ばれたレシピのランチがいただけるのです。食事に行くと、いつも素材や作り方が気になる私にとって、気に入った料理のレシピをその場で知ることができるなんて、二重においしい!とっておきのカフェなのです。しかも、値段も3コースでも£9と、ロンドンにしてはかなりお得。ちょっと遠くても、何度でも行ってみたくなるお店なのです。

Books for Cooks
4 Blenheim Crescent London W11 1NN
Tel: 020 7221 1992


さて、いつもは、行ってもせいぜいこの本屋止まりなのですが、さらに先にある、スペイン食材店や、ゴルボーンロードのポルトガル系カフェを目指して、歩きました。

ポートベローのガード下をくぐって、さらに歩くこと数分、右側に、The Cloth Shopという、布地屋さんがあります。上質なコットンをあれこれ見て、次はこんな布で何を作ろうかな、などと考えるだけでも、いくらでも時間が経ってしまいそう。(うちの2歳児が一緒にいなかったらの話ですが)

この店では、フランスのアンティーク雑貨もとても気になります。
ひとつひとつ、微妙に柄が違う古いリネンが束ねてあったり、上品な色合いのリボンがあったり…。針仕事に使う小物類も素敵で、飾っておくだけでも良さそう…。
今回は、リネンを一枚購入しました。昨日のフレンチトーストの下に敷いていたものです。布一枚で、フランス気分に浸れるなんて、単純な私…。でもこういうささやかな幸せを、大事にしたいなと思うのです。

The Cloth Shop
290 Portobello Road London W10 5TE
Tel: 020 8968 6001




途中見かけたいかにもイングリッシュなソーセージ&マッシュカフェ。中を覗いたら、子どもにクレヨンのお絵描きセットや絵本を貸してくれていました。今度入ってみようかな?


看板に惹かれたAll Saints Roadのペリカンパブ


同じ通りにある自転車屋さん。専門店らしい雰囲気が素敵。


ハイドパークで乗っている子どもを時々見かけて、気になっていた子ども用自転車。木製ですが、ちゃんと乗れます。


すっかり寄り道をしてしまいました…。
本来の目的地、スペインの食材店、ポルトガルのカフェについては、また別途ご紹介します。

アーモンドフレンチトースト

2007-07-15 08:41:13 | food


今年はロンドンからスタートしたThe Tour de France、うちの近所のハイドパークで、プロローグを観に行った先週末。以来クレープを食べたり、何となくフレンチな気分の私…。
そこで、今朝はMarie ClaireシリーズのFast Foodに載っていた、Donna Hayのレシピを参考に、(と言うまでもない…簡単なものですが)いつものより、ちょっとだけ可愛らしいフレンチトーストを作ってみました。本来はアマレットビスケットが入っているのですが、家になかったので入れずに、大好きなアーモンドを加えて作りました。

材料 (2人分)

食パン       3枚 耳を切り取って、半分に切る。
スライスアーモンド 30gくらい
卵         1個
ブラウンシュガー  大さじ1
牛乳        100cc
アーモンドエッセンス少々 
バニラエッセンス  小さじ1  
バター       少々
粉砂糖       少々

作り方

ボールに卵を割りいれてほぐし、砂糖とバニラエッセンスを加えて混ぜ、ミルクとアーモンドエッセンスを入れてさらにかき混ぜる。
フライパンを中火で熱してバターを溶かし、スライスアーモンドを入れる。その上に、食パンを、混ぜ合わせた液に一瞬くぐらせてからのせて、約2分くらい、こんがり色がつくまで焼く。反対側の面も焼く。
仕上げに粉砂糖をふるいかけて出来上がり。



     

バラのチョコレート

2007-07-12 09:30:35 | food



南仏プロヴァンスみやげに友達からもらった、バラの花びら入りのチョコレート。
ピンク色の花びらがチョコレートの上に散りばめられて、ロマンティック。さすがフランスものは、気品が漂っています。このチョコといい、先日の白トリュフオリーブオイルといい、お土産をいただくだけでも、フランスのオシャレなカフェの雰囲気が伝わってきて、とっても幸せになれてしまう。やっぱり永遠に憧れの国。

この美しいバラのチョコレートに合わせて、今日はイギリスのバラの紅茶を入れてみました。うちはずいぶん前からWittardのEnglish Rose Teaがお気に入りで、夏のこの時期になると必ず我が家のTea Collectionに加わります。いつもは必ずリーフなのですが、今回試しにティーバックを購入してみました。English Roseと、マンゴーが入っていて、リーフとは異なりますが、こちらも手軽でなかなかおいしかったです。WittardのMangoの紅茶も、夏にはぴったり。この二つしか、Wittardでは買わないのですが…。

大人二人がバラのチョコレートで、子どもの花には、先日こちらも友人にいただいたハロッズのうさぎさんチョコを…。2歳の花には、チョコはまだ解禁ではありませんが、今日は特別に一匹だけ…。ダークだから、そんなに甘くないし…まあいいか…。

おみやげおいしくいただきました。ごちそうさま!







ジューシー焼き豚と豆腐のこくまろ玉ねぎドレッシングがけ

2007-07-10 10:09:38 | food
焼き豚は、盛り付け方といい、豪快であまり色気がありませんが…。でもこういう「ごはんのおかず」はやっぱり食欲をそそられます。実はロシアから来ていたオルガのために作って出したら、とても気に入ってくれて、ぜひ作り方を教えて欲しいと言われ、他にも数人リクエストがあったので、載せてみました。そのため、レシピは英語のみです。(カテゴリー;ENGLISH)ごめんなさい。極々平凡なレシピだと思いますが、味は悪くないと思います。日持ちもするので、サンドイッチにしたり、チャーハンに入れたりと、いろいろ活用できます。この間は、RiceNoddleを茹でて、細切りにした焼き豚と、キュウリやトマトなどをのせて、冷やし中華風にしてランチにいただきました。
でも、2つ目の豆腐のサラダの玉ねぎドレッシング、これが実は、この中で一番紹介したいレシピなのです。材料も作り方もシンプルなのに、一日置いておくと、驚くほど味がまろやかになって、本当においしい!このドレッシングは、昨年ある方から教えていただいて以来、我が家には欠かせない大切なレシピとなりました。やっぱりこれは日本語でも載せておこう…。

材料

玉ねぎ  1個
砂糖   大さじ3
塩    小さじ2
酢    70ml
サラダ油 70ml
みりん  50ml
酒    50ml
しょうゆ 50ml

玉ねぎ以外の材料を全てボールに入れて混ぜ、薄くスライスした玉ねぎを入れて、最低24時間冷蔵庫で寝かしておく。絶対に次の日まで待つこと!

元々いただいたレシピは全ての分量がこの倍だったのですが、うちにはそれを入れておく便利な器がないのと、新鮮な方がおいしいという理由で、いつもこの分量で作っています。これは本当に簡単なので、ぜひ試してみてください!


Roast Pork and Tofu Salad with Onion Dressing

2007-07-10 09:23:46 | ENGLISH
Pot Roast Pork

(Serves 6)
1 kg joint of pork, preferably shoulder
2 cloves of garlic -sliced
1 and 1/3 cup (270ml) of sake (rice wine)
70ml of suger
70ml of soy sauce
3 tablespoons of mirin (sweet alcoholic liquid, an essential ingredient in Japanese cooking.)
sunflower or vegetable oil

1. Tie the pork joint with string.
2. Stab the joint deeply with chopsticks in 6~7 places on each side. Push a slice of garlic into each hole.
3. Put the oil in a very heavy casserole pan and bring it to a very high heat.
4. Place the joint in the pan and seal on sides.
5. Remove excess of oil with kitchen paper.
6. Add sake, suger , soy sauce and mirin. Cover with the lid and bring to the boil. Then reduce the temperature to the lowest and cook for about 40 mins. Leave it in the pan overnight.

This is great for entertaining if it is served on a big plate with some fresh salad and you can use any left over for fried rice or sandwiches!


Tofu Salad with Onion Dressing

(Serves 2)

300g (1 pack) of tofu (soft silken or hard cotton)
Katsuo bushi (Very fine flakes of smoked nd dried nonito fish, you will find it in a Japanese food shop)
Salad leaves

for Onion dressing

1 onion (large)
1 and 1/2 tablespoons of suger
1 teaspoons of salt
70ml of rice wine vinegar
70ml of sunflower or vegetable oil
50ml of mirin
50ml of sake
50ml of soy sauce

Mix all the ingredients (except onion) together in a bowl and soak the thinly sliced onion into the dressing at least for 24 hours.

1. Drain the tofu and wrap it ini kitchen paper to remove ecxcess water and cut it into pieces
2. Put some salad leaves on a plate and pieces of tofu and sprinkle katsuo bushi if available.
3. Serve the tofu with the dressing just before eating.

This is our favorite dressing! It is really great for almost anything. You can pour it over just simply grilled fish or meat, and immediately make a very tasty Japanese dish.



ベリー Summer Berries 

2007-07-07 15:45:13 | flower


いつかイギリスの田舎道で、両側からアーチのように生い茂って、どこまでも続く細い歩道を、下にたくさん転がるベリーを潰さないようにと、ゆっくり歩いたことがあります。野いちごや、ブラックベリー、ラズベリー、ブルーベリー…。小さな粒の実の、上品なかわいらしさ…。その外見にぴったりな、甘酸っぱい味にもまた風情があり…。イギリスで、つかの間の夏を感じる瞬間です。

HypericumやViburnumなど、切花でよく見かけるベリーたちは、食べる楽しみはありませんが、ころんとした実をちょっと添えるだけでも、すがすがしくなります。
派手さがないので、脇役になることが多いベリーたちですが、たっぷりそれだけで生けてあげるのも良いかなと…。
おいしい野原の空気を運んできてくれるかな?






ロシア風 ビートルートサラダ

2007-07-05 08:56:22 | food


オルガがチキンと一緒に作ってくれたのが、このビートルートのサラダ。目の覚めるような鮮やかなピンク色がとてもきれいでした。最近ちょっと、ビーツに凝っている私です。

ロシア風ビートルートサラダ
 
材料

ビートルート(調理済みのもの) 5~6個(1パック)
チーズ (チェダーを使いましたが、お好みで)
にんにく 1かけ (みじん切り)
クレームフレッシュ (200ml)

ウォールナッツ 50g
パインナッツ 少々
アプリコット 3個
スメタナ または レーズン (ゴールデンジャンボレーズン) 一握り
マヨネーズ 大さじ1と1/2 ~ 2
塩 少々

作り方は、全ての材料を細かく刻み混ぜ合わせて、冷蔵庫で一晩寝かせるだけです。材料が揃わない時は、とりあえず、クレームフレッシュまでの材料を混ぜ合わせておいて、ナッツ類は後から食べる日に加えてもOKです。
バゲットにキュウリのスライスと共にのせてもおいしいです。2,3日は持つので、翌日はブラウンブレッドにクリームチーズを塗って、キュウリと挟んでサンドイッチにしました。クラッカーにオリーブなどと一緒にのせれば、ちょっとしたおつまみにもなります。

ロシア料理 Chicken in the garden 

2007-07-05 08:24:02 | food

ロシア人のオルガとは、家具デザインをしている夫の取材がきっかけで知り合って以来、すっかり親しくなって、今では大切な友人のひとり。ロシアデザイン界の前衛ジャーナリストとして、数々の雑誌の仕事を抱えて世界中を駆け回る、その傍ら、いつも会うたびに、手作りのプレゼントをしてくれるような、とても温かい人。お料理も大好きで、モスクワにいる短い時間の合間にも、友人を家に呼んでは、ご馳走を振舞うような人なのです。
そんな彼女も9月には一児の母。出張のついでの2週間のロンドン休暇は、出産前の、最後の長い休暇だそうで、そんな貴重な旅先に、私のいるロンドンを選んでくれたのは、とてもうれしいことでした。毎日夕方には我が家に来ては、一緒に食事をする毎日。私はこんな風に友人と過ごすのが大好き。食べることは幸せだと思うけれど、親しい人と頂く以上においしいごちそうはありません。
オルガが教えてくれた、ハーブの香りいっぱいのロシア料理をちょっとご紹介します。


チキン イン ザ ガーデン

材料 4人分 

鶏肉 ドラムスティック もも肉など、骨付きの部分を2,3種類合わせて500g
玉ねぎ 1/2個 (スライス)
にんじん 大1本 (薄い輪切り)
トマト 大1個  (半分に切って薄切り)
りんご (グリーン) 1個 (一口大)
ディル 1束 
パセリ 1束
ドライアプリコット 
オリーブオイル 50ml

作り方

オーブンを180℃に温めておく。
オーブン耐久鍋(蓋付き)の内側にオリーブオイルを塗っておく。

1.玉ねぎとりんごを少し鍋の底に敷く。
2.その上に鶏肉(分量の半分)を乗せ、塩を少々振る。
3.ハーブを細かく刻み、3分の2の量をその上に乗せ、アプリコットを乗せ、さら  に、残りの野菜類を手でぎゅっと押しつけながら乗せていく。(この時最後に  かぶせるりんごとハーブを少し残しておく)
4.残りの鶏肉をその上に乗せる。
5.最後に残しておいたりんごとハーブを一番上に乗せて、オリーブオイルを回し  かける。
6.180℃のオーブンに15分入れた後、140℃に温度を下げ、30分ほど煮込む。

140℃に下げてから、オーブンに耳を近づけて、グツグツではなくて、チリチリと微かな音がしていればOK。
この料理の名前は?と聞くと、「チキン・イン・ザ・ガーデン!」とちょっと自慢げに答えてくれたオルガ。夏の野菜畑が丸ごと詰まっているような、フレッシュでおいしいチキン料理です。
 

ダリア

2007-07-04 08:41:41 | flower


ダリアがもし人間だったら、きっと一癖あるに違いないと思うのです。
鮮やかな色といい、切り取ったような花の形といい、すっきりとした葉の付き方といい、気持ちが良いくらい潔い…。そしてそのはっきりとした輪郭は、とても色っぽくて、いつもドキッとさせられます。好き嫌いが激しくて、自分に自身もあって、私を見て!って全身で主張しているけれど、可愛らしさを武器にする女性のような甘さは全くなくて…。

オーラカイリーという、ロンドンのファッションブランドの店で、一応フローリストとして毎週花を生けているのですが、かわいいけれど、変な甘さのない、このブランドのイメージにとても近い花、と思って真っ先に思い浮かべる花が、このダリアなのです。だから、この季節になると、待ってました!と仕入れては、店にあるレトロな花瓶に生けています。そういえば、以前Vivian Westwoodの店のウインドーでも、鉢植えのダリアを見かけたけれど…。この二つのブランド、見た目は違うけれど、何となく共通点があると思うのは私だけでしょうか。どちらにも、「イギリス」を強く感じます。

エビとアボカドのサンドイッチ  ビートルートとにんじんのサラダ 白トリュフのマッシュポテト

2007-07-03 16:22:53 | food


         
実は、サンドイッチは大の苦手の私。適当に作っては何度も失敗をしています。だから、おいしくできた時は、感動もひとしお。サンドイッチ作りのコツなどが書かれた記事を見ては研究しているつもりなのですが…。
だから敢えて、レシピ第一弾は、これからもっと上手に作っていけるように、とサンドイッチにしました。



エビとアボカドのサンドイッチ

材料(一人分)

エビ 50g  
アボカド 半分
マヨネーズ 大さじ1
レタス 少々
アルファルファ 少々
クリームチーズ 大さじ2 
全粉粉パン(お好みのパン)2枚
レモン汁 少々
塩、コショウ
               

作り方

1. アボカドを薄めにスライスして、フライパンで熱したオリーブオイルで炒め る。
2. エビを加えてマヨネーズを入れて、さらに少し炒め、最後にレモン汁を垂らして絡める。
3. パンに薄く色がつくまでトーストして、クリームチーズを塗る。
4. 具を1枚のパンの上に乗せて、塩コショウをする。
5. レタス、アルファルファを洗って、水気をよく切ってから乗せる。

イギリス人に圧倒的支持を受けるサンドイッチチェーン店、「プレタ・マンジェ」。一時は日本にも進出しましたが、残念ながら消えてしまいました。この店の「Prawn&Avocado」サンドイッチがとてもおいしかったのを思い出しては、自分でも真似て作ってみるのですが、どうもあの味がなかなか出せないのです。
ところが、マヨネーズで具を炒めて挟むという方法を聞いて、早速試してみると…これが目からうろこ。とってもおいしくできました。マヨネーズの味にコクが出て、温かく頂けるし、寒い季節にも良さそうです。またまたプレタのものとは違う味ですが…。




ビートルートとにんじんのサラダ

材料

ビートルート(調理済みのもの)6個
にんじん 2~3本
ナッツ(お好みで。今回はカシューナッツを使いました)
レーズン 50g
バジルの葉 5.6枚
          
ドレッシング
オリーブ油 (25cc)
白ワインビネガー(25cc)
バルサミコ酢 少々
塩 コショウ 少々
レモン汁 少々

作り方

1.にんじんとビートルートを、細かい千切りにして、軽く炒ったナッツを細かく砕いて加え、レーズンを加える。
2.ドレッシングの材料を全て混ぜてから、1.にかけてよく混ぜ合わせる。
3.最後に手でバジルの葉を千切って載せる。

10年イギリスにいながら、なかなか現地の野菜に馴染めず、ついつい慣れた日本食ばかり作ってしまうのですが、せっかくあるイギリス野菜をもう少し取り入れてみようと、考えてみました。ビートルートは生で食べるとクリスピーな食感があり、それもおいしいのですが、にんじんと両方とも生にするよりも、ビートルートは茹でてある方が、食感に変化が出て良いような気がします。レーズンは多めに入れると、甘みが出ておいしいです。




白トリュフのマッシュポテト
 
材料

ジャガイモ 500g
バター 20g
牛乳 50cc
白トリュフ入りオリーブオイル 少々
塩、コショウ 少々

作り方は普通のマッシュポテトの要領で、最後に白トリュフオリーブオイルを加えるだけです。少量でもとてもよい香りがつきます。黒トリュフでもOK.今回はパリ土産で頂いたものがあったので、白トリュフにしました。香りのごちそうです。