あすかパパの色んな話

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“名将”中川氏、10年ぶりに女子代表監督に復帰 男子はホッブス氏が内定

2009年01月22日 20時59分34秒 | その他スポーツ情報

10年ぶりの代表監督復帰となる中川氏=21日、都内ホテル

日本バスケットボール協会は21日、都内で男女日本代表の強化方針発表会見を行い、女子の代表監督にWリーグ富士通監督の中川文一氏が就任することを発表した。具体的な契約期間などは今後、詳細を詰めるが、リーグ終了後にチームを離れ、専任で代表活動に当たる予定。男子の監督には、NBAのシャーロット・ボブキャッツのスカウトを務めるデイビッド・A・ホッブス氏が内定した。

 中川氏は、1990~99年に女子日本代表のヘッドコーチを務め、20年ぶりの出場となった96年アトランタ五輪で7位、98年バンコクアジア大会では24年ぶりの優勝を果たした。また、76年~2003年まで監督を務めたシャンソンでは、リーグ優勝15回、全日本選手権優勝11回。04年からは富士通の指揮を執り、昨季はリーグ初制覇、全日本選手権3連覇に導いた。

 10年ぶりの代表監督復帰に中川氏は、「ナショナルチームを率いたとき、試行錯誤したことが生かせればと思う。まずはアジアで勝たないと」と話し、日本人と体格は近いものの、“世界でも強豪”と評する韓国を超えることを「ひとまずの目標」とした。

 以下は、中川氏の会見コメント要旨。

■自分の集大成として結果を出したい

現在、富士通の監督をしているため)専任でという依頼に悩みました。(引き受けた今は)自分の集大成ということで是非結果を出したいと考えております。北京五輪予選で日本は、惜しいところで切符を逃しましたが、日本はその(惜しい)位置にいるということです。若い選手、素材のいい選手を伸ばしながら、(2012年の)ロンドン五輪では切符を取りたいと思います。

■前回よりも短期に強化ができる

前回の監督時代に試行錯誤しながらやっていた課題の、半分以上はクリアされているんじゃないかと思います。ですから、今回はもっと短期に強化することができると考えています。
 また、今監督をしている富士通でも、その前のシャンソン時代も、“世界で戦えるバスケット”をずっとやってきました。(日本では高身長の)180センチ台であればすぐにセンターにします。でも、180センチの選手は世界では中型の選手なので、これでは世界で選手たちが生きないだろうと思っていました。プレーヤーはシュートもパスもできる、オールラウンドでなければいけない。私はシャンソン初期の時代からそう考えていたので、違和感はまったくありません。

■韓国を超えることが目標

それから以前の反省として、“世界”を考え過ぎたことがあります。世界というのは、ヨーロッパを意識していたのですが、結局アジアで弱かったというのが私の反省点です。 中国は背が高くても、プレーが大ざっぱな部分があったので勝てましたが、韓国には勝率が悪かった。韓国は今、世界の強豪です。北京五輪では成績が振るわなかったようですが、強豪をかなり苦しめたと聞いています。韓国をもし超えることができれば、日本は世界ランク8位以内に入れるのではないかと考えています。日本にとっては韓国が一番やりにくいですが、その韓国をどう上回るかがこれからの大きな課題ではないかと思います。

■身長を何でカバーするのか

韓国・日本というのは技術は世界のトップのものを持っています。ただ身長がないというだけなんです。それを何で乗り切るのかというのが課題だと思っています。私は日本人が持っている、勤勉さ、頭の良さ、器用さがスキルにつながると思います。そういった日本人の良さを伸ばしながら、スピーディーなバスケットをやっていきたいです。
 それからシューティングバスケット、シュートを落としたら負けるんだというバスケットを、もちろんディフェンスもアグレッシブに。コートをいっぱい使ってバスケットをしたいなと思います。身長のないチームが勝つにはそれしか方法がないんではないかと考えています。
 男子代表の事でファンダメンタル(基本技能、土台)の話が出ました。わたしもいっときはファンダメンタルに凝りました。それも大事ですが、今はトータル的にチームを強くするほうがもっと大事だという考え方でチームをつくっています。皆様方の期待に添えるように、しっかりと頑張りたいと思います。サポート、応援のほど、よろしくお願いいたします。(スポーツナビ)

中田英「サッカーを通じて地方を活性化したい」

2009年01月22日 19時53分28秒 | サッカー
一般財団法人「TAKE ACTION FOUNDATION」設立記者会見


最初の試合は4月に中田氏の故郷である山梨県甲府市で行われる予定

元日本代表MFの中田英寿氏が22日、都内のホテルで一般財団法人「TAKE ACTION FOUNDATION」設立の記者会見を行なった。会見には代表理事の中田氏のほか、事務局長の上窪政久氏、山梨県甲府市長の宮島雅展氏が出席。財団は“誰にとってもプラスになる機会を提供すること”を目的に、サッカーを利用したさまざまな活動を行う予定だという。

 以下は、中田氏の会見要旨。

■中田英「誰にとってもWIN-WINになる仕組みを作りたい」

引退して以来、世界中を回ってそこで見た現実、経験したものの中から考え出して、2008年にプラス・ワン・キャンペーンを行いました。自分たちとしてもビジネスとして成り立つかどうか不安はありましたが、いろいろな方の協力で多くの人に楽しんでもらい、この先もこの活動を続けていっていいと。具体的な活動としては、昨年12月に法改正があり、従来の形とは違い、一般財団法人を作ることができるようになりました。税金などのベネフィット(恩恵)はありませんが、将来的には公益財団法人を目指していきたいと思っています。

 この財団の一番の目的というのは、僕が世界中を旅してきた中で感じた、多くの人が何かやりたい、現実を知りたいという思いを、誰にとってもWIN-WIN(相互に利益のある状態)のある仕組みを作ること。僕たちが企画して、まずは自分が楽しむ。その結果、間接的に誰かのためになる。それを享受する人間がいて、将来的にみんなが明るくなる。だからこそ、ビジネスとしても成り立つ。そういう形をみんなに分かっていただき、より多くの参加を求めるという活動をメーンにしていきたいと思います。

 今年から始める企画として、「LIFE AFTER FOOTBALL」というものを考えました。これには2つの意味があり、1つはサッカーに続く生活、サッカーをすることで楽しむ人間がいて、それが誰かのためになる。もう1つは、現役を引退した選手のセカンドキャリアの創出。実際の活動としては、引退した選手の登録制でチームを作り、特に地方で試合を行い日本を元気にする、地方を活性化します。北海道から沖縄の地方自治体、各県サッカー協会の協力を得て、いろいろなところで試合を開催したいと思っています。そのほかにも、サッカー教室やサッカーを中心としたイベントを考えています。

 また、ユニセフ(国連児童基金)やJICA(国際協力機構)に協力していただき、試合の入場料収入でサッカーボールを世界各地に寄付していきます。すべての人間が楽しみを享受する仕組み、誰にとってもWIN-WINになるサークルを作っていけたらと思っています。その最初として、僕の生まれ故郷である(山梨県)甲府市と話をして、4月の(試合)開催に向けて進めています。それ以外にも、地方自治体や各サッカー協会の承認は必要になりますが、数多くの試合を全国各地で開催したいと思っています。

 今回、サッカーボールを寄付すると決めた理由は、僕が世界中を旅した結果、1つのボールの効果がどれほど大きいかを感じたからです。子どもたちの予防注射やエイズ撲滅に協力したいというときに、その効果が分からない人間にも、サッカーボールを寄付することによって関心を持ってもらえると感じました。世界中にサッカーボールを届けて、そこから新たな活動が始まればと思っています。

■中田英「地方が盛り上がることが大事」


財団の活動を通じて地方を活性化したいと語った中田英寿氏

――サッカーを通じて活動を行うとあったが、地域活性化の具体的な活動は? ブログで世界を回って日本の良さに気づいたようだが、日本の食を含めた農業活性化についてどうのように考えているか?

中田 活動については、先ほど説明しましたのでこれ以上言うことはありません。日本の良さというのは、2年半世界中を回ってあらためて感じています。日本の農業についてはおいしいものを食べたいというところから、食の安全性も含めて自給率などいろいろと考えていますが、(僕自身が)野菜を食べないので農業で何をやりたいかと言われると困りますが(笑)。試合会場で郷土の特産品を販売するなど、何か活動ができたらと思っています。サッカーの試合だけでなく、(農業などを通して)県外の方々との交流ができたらと思っています。

――山梨県甲府市での試合日程、場所は決まっているか? 試合はどのようなメンバーになるのか?

中田 日程に関しては調整中なので決定ではありませんが、4月12日を目指して調整しています。甲府市、または山梨県サッカー協会の協力を得て、非常に前向きに進んでいますが、最終的な調整は返答待ちです。試合に関しては、多くの元日本代表や元五輪代表の登録いただいた選手25人から30人くらいで集まって、山梨県の地元チームと試合をしたいと思っています。対戦相手についてはJ1、J2から大学、高校チームまで、地方が盛り上がることが大事なので、そのようなチームと対戦していきたいと思っています。

――試合はテレビ放映されるのか? また、現在の日本代表に足りないものは?

中田 テレビ放映に関しては、これから調整していきます。地方自治体とはいえ、できる限り全国放送しながらサッカーの活性という意味も含めて活動していきたいと思います。日本代表については、あまり試合を見ていないので僕が言えることはありません。ただ、この活動を通じて底上げのきっかけになればと思います。

――チームの登録制については、枠を決めずに続けていくのか? 選手の審査基準は?

中田 (選手)登録については、できる限る増やしていきたい。試合がどれくらい行われるかが現時点では分からないので、検討しながら、企業スポンサーとのかかわりもあるので、自分たちが選手に対価を支払えるようにやっていきたい。登録の基準は、元Jリーガーが最低基準、具体的な詳細はこれから決めていきます。現時点では、できるだけ多くの選手に登録してほしい。選手たちのセカンドキャリアとなるように考えていきたいと思います。また試合だけでなく、元Jリーガーのサッカースクールなども考えていきたい。

 今回の活動というのは、なかなか理解されにくい部分もあると思いますが、誰にとってもプラスになる、元々日本にあるチャリティーという概念を変えられるような、プラスを享受でき、参加者が生活の中でメリットを受けられるような活動を続けていきたいと思っています。(スポーツナビ)




杉山愛が3回戦へ 勝因は“弱点”のフォアハンド 全豪オープンテニス

2009年01月22日 18時58分39秒 | その他スポーツ情報

杉山は2-1の逆転勝ちを収めて3回戦進出へ

全豪オープン第3日の21日、女子シングルス2回戦が行われ、第26シードの杉山愛(ワコール)が、世界ランク69位のナタリー・ドシー(フランス)に2-1(1-6、6-1、6-3)の逆転勝ちを果たし、3回戦進出を決めた。

■フォアでの攻めを耐えた杉山

試合の焦点は杉山のフォアハンドにあった。杉山のフォアは、バックハンドほどの安定感も威圧感もない。だが、この日の杉山は、弱点とされるフォアのラリーでよく我慢した。そして、思い切りよくフォアで攻めた。極論すれば、それがこの試合の勝因だった。

 ドシーとはこれまで8戦して5勝。しかし、ここ2戦は黒星を喫していた。ドシーは初対戦からいきなり4連敗した杉山を研究し、対策を練ったに違いない。「杉山対策」とはすなわち、早いタイミングのショットをいかに封じるか。そのために、フォアを攻め、深いボールでベースラインにくぎ付けにする。杉山を知る選手は、必ずこの作戦を胸に秘めて試合に臨む。

 大会の開幕前、杉山とドシーは練習の約束をしていたという。組み合わせが決まり、2回戦で対戦する可能性があると分かっても、2人は約束通り、一緒に練習した。いまさら手の内を隠す必要もない、というのが2人の判断だった。それくらい、お互いによく分かっている相手だった。だから、杉山もドシーがフォアを攻めてくることは分かっていたはずだ。そこでいかに頑張れるか、そうして早い展開に持っていけるか。それがこの試合のテーマだった。

■ダウンザラインが勝負の鍵

立ち上がりはドシーのペースだった。杉山は「自分のボールもあまりよくなく、リアクションも少しずつ遅れ」た。しかし、第1セットの最後のゲーム、さらに第2セットの第1ゲームから、杉山のボールに伸びが出てくる。「反応を早くして、自分から攻めていくようにした」と杉山。母親でコーチの杉山芙沙子さんは「しっかり打てていなかったのは、ボールに入れていないか、足が動いていなかったから。足を動かし、しっかりラケットを振っていこう、攻めていこうと切り替えたようだ」と見る。

 動きのよくなった杉山は、フォアで思い切りよくラケットを振り抜いた。勝負どころで腕が縮む悪癖も出なかった。クロスのラリーで一歩も引かず、逆に優位に立つと、すかさずダウンザラインに展開した。ときにはスピンを効かせたボールを深く送り込み、ときにはフラットのボールをコートにたたきつけた。「フォアのラリーで“アップアップ”になってしまうことがあるが、今日はフォアからのウイナーも多かった」と杉山。ドシーはこのウイナーを何本見送ったことだろう。弱点であるはずのフォアハンドを攻めても、効果がない。戦術を封じられたドシーは、徐々にミスも増え、トーンダウンしていった。

 たまたまフォアの調子がよかったわけではないだろう。杉山と芙沙子コーチは、このフォアハンドの展開を嫌になるくらい練習してきたはずだ。「フォアのダウンザラインのウイナーが何本もありましたね」と水を向けると、芙沙子コーチは「杉山のダウンザラインは怖い、という評判が立つようになるといいわね」と目を細めた。(スポーツナビ)

錦織、準備不足で初戦敗退 不発に終わったエア・ケイ 全豪オープンテニス

2009年01月22日 18時54分53秒 | その他スポーツ情報

初の全豪オープン出場で、初戦敗退という厳しい結果に終わった錦織

日本期待の19歳が初めて挑んだ全豪オープンの舞台は、早々に終わりを告げた。男子シングルス1回戦で、世界ランク59位の錦織圭(ソニー)は、同32位で第31シードのユルゲン・メルツァー(オーストリア)に、5-7、2-6、1-6のストレートで敗れた。

■大会直前の故障で実戦練習が不足

今月初めのブリスベーン国際(オーストラリア)で痛めた右腕は、「ちょうど今日、よくなった」という。しかし、準備不足は明らかだった。
 故障の影響で、前哨戦のハイネケンオープン(ニュージーランド)では1回戦を途中棄権。その後、メルボルン入りしてからも、4日間はまったくラケットを握らず、回復に努めた。父親の清志さんによると、練習再開後も実は「ウォーミングアップ程度」のラリーしかしていない。結局、開幕前に試合形式の練習は一度もできなかった。

 天才と呼ばれる錦織だが、打ち出の小づちのように、いつでもどこでもスーパーショットを打ち出せるわけではない。プレーからの連想で奔放なイメージもあるが、考え方は慎重で現実的。「“イケイケ”タイプではない」(清志さん)のである。それだけに、開幕前の準備不足は痛かった。
 実戦練習が不足しているだけに、この日の試合では状況判断を誤り、打ち急ぐ場面もあった。メルツァーが繰り出す、左利き特有のワイドへ切れるサーブにも手を焼いた。持ち前の勝負勘も鈍っていたのだろう。第1セットは、5-3とリードしてから逆転を許した。これで気落ちしたのか、第2セット以降のプレーは精彩を欠いた。

■突きつけられた現実 この屈辱をばねに羽ばたけるか

「試合中、右腕の痛みはなかった」という錦織。しかし、試合前は途中棄権の可能性も考えていた。いつ右腕が悲鳴を上げるか、少なくとも気持ちのどこかに引っかかりはあっただろう。その意味でも第1セットが鍵だった。錦織自身も「第1セットにはチャンスがあった。取れていたら、展開は変わっていたかもしれない」と振り返る。先にセットを奪えば、不安は薄れ、好循環に切り替わった可能性もある。しかし、セットを失った錦織は「気持ちがダウン」してしまう。今の調子で第31シードに勝てるほど、男子テニスは甘くない。その現実を錦織は受け止めたのだろう。第2セット以降の錦織は、見えないゴールを目指して走るランナーのような状態だったのではないか。

 準備不足のツケで、エア・ケイは羽ばたくことができなかった。悔しい敗戦だろう。力の半分も出せなかったと思う。ただ、なんとか調整してコートに立てたこと、試合終了まで戦い抜いたことは、プラス要素と言える。19歳の経験値は、これでまた大きく上がった。この経験は、たとえ屈辱的なものであったとしても、錦織をさらに大きくするだろう。経験は、現実的にものごとをとらえる錦織にとって、何ものにも代えがたい財産なのである。(スポーツナビ)

まるで西武・岸や!阪神・白仁田、エエやん

2009年01月22日 12時10分08秒 | 野球

自主トレで投げ込む白仁田

岸2世見つけた!! 阪神・白仁田寛和投手(23)が21日、鳴尾浜球場で自主トレを行った。ブルペンに入ると捕手を座らせて投球練習を行い、38球を投げた。見守ったサンケイスポーツ専属評論家の山崎慎太郎氏(42)はひじの柔らかさと腕のしなりが、昨年の日本シリーズのMVPに輝いた西武・岸孝之投手(24)に似ていると指摘。真弓明信監督(55)が昨秋から惚れ込む2008年の大学・社会人ドラフト1位右腕に太鼓判を押した。

乾いたミット音が心地よく響いた。しなやかなフォームから、魅力あふれるボールを投げた。鳴尾浜のブルペンが、白仁田の舞台となった。

 「徐々に腕が振れるようになってきたけど、出来はまだまだです。もっと腕が振れるようになったら、細かいコントロールを意識した投球をしていきたい」

 ブルペンで捕手を座らせると、力みのないフォームで38球を投げた。ドラフト1位の蕭と同期入団の黒田に挟まれての投球。特別な存在感を感じ取ったのは、初めて白仁田の投球を見たサンケイスポーツ専属評論家の山崎氏だった。

 山崎氏「キャッチボールを見ていたら窮屈な投げ方をしていたが、ブルペンに入ると見違えた。この子、エエなあ…と。阪神にはいない本格派の先発投手。ひじの柔らかさ、腕のしなりは岸(西武)のようですね」

 魅せられた。外角球は1メートル87の身長を生かした角度があり、フォームに無駄がない。

 山崎氏「7、8割の力で投げても、キレがあった。低めの球は失速せず伸びていた。それは球持ちが長く、リリースポイントが一定しているから。下半身の体重異動もスムーズだった」

 白仁田は一昨年秋、右肩を痛めていたが、阪神は敢えて大学・社会人ドラフト1位で指名した。山崎氏はその理由が分かったという。

 山崎氏「故障持ちの選手は、そのまま出てこないケースもあるが、阪神のスカウトは故障前にこの球筋を見ていたんでしょう。真弓監督が昨秋のキャンプで惚れ込んでいたのも納得できます。課題はスタミナ。クリアすれば、開幕ローテに割って入ってもおかしくない」

 ブルペンで受けた橋本良は「いいボールがきていました。普段から(フォームに)力みを感じないですけど、きょうもですね」としなやかな投げっぷりにうっとりだ。

 昨年は、右肩痛のために出遅れたが、今年は万全の体勢。昨秋の安芸で指揮官から高い評価を得ており、2月1日からの沖縄宜野座一軍キャンプは内定済み。岸2世として開花の準備は整った。

 「去年は不安の方が多かった。今年は負けられないという気持ちです」 闘志を燃やした。『虎の岸』としてお墨付きをもらったイケメン右腕が、その輝きに磨きをかける。(サンスポ)

楽天・岩隈、マー君とともにWBC球使う

2009年01月22日 06時50分22秒 | 楽天情報

岩隈は連日のブルペン入りでピッチを上げている

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次登録メンバーに選ばれている楽天の岩隈久志(27)と田中将大(20)両投手が、WBC公式球で今季初実戦を迎えることが21日、分かった。ともに久米島キャンプ中の2月12日に行われる紅白戦に登板予定で、両者が登板するイニングだけ使用球を変更する。

球団の“顔”にバックアップは惜しまない。岩隈、田中が登板を予定している紅白戦で、WBC公式球が使われることになった。

 「当然、紅白戦はそっちの球(WBC公式球)になるだろうね。そうでないと意味がない」と杉山投手コーチ。ともに2回程度を投げる予定だが、野手には大きな影響がないことから2人が登板する際に球をチェンジする。あくまで、同16日からの日本代表候補合宿に向けた両者の調整にあてるのが狙いだ。

 もちろん短いイニングとはいえ、実戦で使うとなればある程度の数の球が必要。「ブルペンなどで使うことも考えれば、4、5ダースはいるんじゃないか」と球団関係者。球団側もWBC公式球を確保して、両者をサポートする。

 日本代表の先発の柱として期待される岩隈は、前日(20日)に続きこの日もブルペン入り。捕手を立たせたまま、前日より13球多い50球を投げ込むなど、日々ピッチを上げている。

 「しっかり準備をしたい」と短い言葉で決意を示すエースに、球団も全面支援で応える。(サンスポ)

岡ちゃん頼みの綱!G大阪・遠藤強行招集

2009年01月22日 06時46分22秒 | サッカー

痛めている右足が完治しないまま、遠藤は岡田ジャパンに合流する

日本サッカー協会は21日、アジア杯最終予選・バーレーン戦(28日、マナマ)の日本代表25人を発表した。2-1と辛勝した20日のイエメン戦(熊本陸)で若手がふがいなかったことで、岡田武史監督(52)は右太もも、右足首痛を抱えるMF遠藤保仁(28)=G大阪=を強行招集。欧州組ではMF本田圭佑(22)=VVVフェンロ=が7カ月ぶりに呼ばれ、欧州仕込みの技を岡田ジャパンで発揮する。

出場できなくても、そばにいてほしい。イエメン戦を終えて21日午前、羽田空港に降り立った岡田監督は、遠藤への熱烈な思いを打ち明けた。

 「足首は大丈夫とのことだけど、(右太ももの)打撲の方が治りきっていないと聞いている。だが、ガンバも始動していないし、合流してもらおうと思っている」

 22日から愛知県内で始まる代表合宿へ、指揮官は休養を取らせていたDF中沢ら年末年始まで試合をこなしていた主力を、いよいよ招集。そこに、昨季負った右太もも&右足首痛が癒えていない遠藤の名も含まれていた。

 イエメン戦ではMF金崎、乾、谷口ら若手を招集し、代表出場歴1けた台を7人先発させたが、格下相手に大苦戦。新戦力の台頭がならず、代表通算73試合7得点、岡田政権下での先発試合15戦負けなしの実績を誇る不動のボランチに頼らざるを得なくなった。

 遠藤本人は29歳の誕生日当日に行われる試合へ慎重だ。この日、荷物整理のためG大阪のクラブハウスに現れると、「1人で(練習を)やるのも限界があるし、みんなと一緒に生活しながらリズムを戻したい。代表に行くことはいいこと」とバーレーン帯同に意欲を示す一方、「バーレーン戦あたりから、みんなと同じメニューをこなせればいいと思っている」。

 16日から自主トレを開始したが、軽いランニング程度でボールに触っていない現状では、28日に試合をするのは難しい。岡田監督はそれを知りながら、別メニューが続くのも覚悟の上で招集を断行。“見切り発車”で再スタートを切る岡田ジャパン。最大目標の2・11豪州戦へ、もう余裕はない。(サンスポ)

潮崎が元GHC王者・力皇を撃破、次々期王座挑戦者へ急浮上=1.21ノア

2009年01月22日 06時12分01秒 | 格闘技情報

潮崎(左)が元GHC王者・力皇を撃破! 一気に王座戦線に浮上

プロレスリング・ノア「The First Navig.’09」横浜2連戦2日目となる21日の横浜赤レンガ倉庫大会では、昨日を100人上回る600人(超満員)を動員した。
 セミファイナルでは潮崎豪が元GHCヘビー級王者の力皇猛をラリアットで撃破。今シリーズのシングルマッチで佐野巧真、本田多聞と先輩レスラーを相次いで撃破してきた潮崎がシングル全勝を飾り、GHCヘビー級争奪戦に一気に躍り出た。

 潮崎は昨年末に約1年間のアメリカ武者修行から帰国して以来、見違えるほどの活躍を続けており、今シリーズ開幕戦では、キャリア25年の大ベテラン佐野を激闘の末に変形パワーボムで倒すと、前日の横浜大会では本田多聞にムーンサルトプレスからのショートレンジラリアットで快勝。若手の域を完全に抜け出し、トップファイターの仲間入りを果たした。

■潮崎3連勝も浮かれず「まだまだ超えなければいけないものがある」


3連勝を挙げた潮崎だが、試合後も浮かれることはなく

この日の相手は05年にあの“絶対王者”小橋建太を倒して第7代GHC王者となった力皇。前2戦の佐野、本田はテクニック重視の技巧派だったが、今回は恵まれた体格を誇るパワーファイターということで、潮崎も過去2戦とはまた違った戦い方を見せた。

 「GO」と書かれたボードを手にしたたくさんのファンの期待と声援を受けた潮崎は、磨き上げた豪快な逆水平チョップを力皇の巨体に打ち込んでいくが、やはりパワー勝負では不利。相撲仕込みの力皇のタックルに何度も倒され、コーナートップでの攻防ではパンチを食らって場外へ転落。そこへ場外ボディースラムを食らってしまう。
 しかし、潮崎も自分よりも20キロも上回る力皇の体をジャーマンスープレックスで豪快に投げると、その後も雪崩式フランケンシュタイナー、ムーンサルトプレスとたたみかけ、力皇のパワーボム、ダイビングボディープレスをカウント2でクリア。さらに一撃必殺の技・無双の体勢で持ち上げられながらも、空中で体勢を入れ替え、丸め込んで回避すると、顔面を狙ったトラースキック3連弾からのラリアットで完璧な3カウントを奪取。その瞬間、客席からは驚きと祝福の声が同時に沸き起こった。

 元チャンピオンを倒したことで、俄然GHCヘビー級王座への距離が近づいた潮崎は「先に決まっているものだから」と、まずは次期挑戦者である秋山を優先させる意向を示した上で、「まだまだ超えなければいけないものがある」と3連勝に浮かれることなく、険しい表情で気を引き締めた。
 力皇からの初勝利に「これで超えたとは思ってないけど、今日の勝利をプラスにして原動力にする」と、レスラーとしての自信を深めた様子で、3.1日本武道館で行われることが濃厚な王者・佐々木健介vs.秋山準のGHC王座戦の「その先」にあるチャンスへと照準を定めた。

■KENTAと鼓太郎が必殺技で激突


突如、鼓太郎がKENTAをブルーディスティニーで急襲!

シリーズ最終戦の25日、後楽園ホール大会のメーンイベントでGHCジュニアヘビー級王座をかけて戦う王者・KENTAと挑戦者・鈴木鼓太郎がこの日も激しいバトルを展開した。

 両者は昨年、タッグ戦線で数々の抗争を展開。12.7武道館で行われたGHCジュニアタッグ王座戦で鼓太郎がKENTAから直接フォールを奪い、GHCジュニア王座への挑戦を表明したことで、さらに因縁が深まった。
 開幕戦では鼓太郎が“偽装工作”によるイス攻撃でKENTAに罪をなすりつけ、まんまと反則勝ちを収めたものの、前日の横浜大会ではKENTAが場外戦に乗じて鼓太郎をイスでメッタ打ち。開幕戦の恨みを晴らした。

 この日はそれぞれ別の試合が組まれていたが、決戦まであと4日に迫ったことで、お互いのはやる気持ちが爆発した。
 鼓太郎は第2試合で宮原健斗とシングルマッチで対戦。場外で鉄柱を使うといったラフな攻撃はあったものの、セコンドや凶器を使うことなくクリーンなファイトを貫き、ツームストン、ブルーディスティニーとたたみかけて勝利。だが、その直後にTシャツ姿のKENTAが突如リングに現れ、鼓太郎に必殺技のgo2sleepを敢行。ダウンしたままの鼓太郎を踏みつけ、両腕を上げて“勝利”をアピールしたのとは対照的に、真の勝者である鼓太郎はボロボロの姿で引き揚げた。

 しかし、鼓太郎もやられたばかりで黙っているはずがなかった。第5試合のタッグマッチでKENTAがボビー・フィッシュにgo2sleepで勝利した直後に、今度はコスチューム姿の鼓太郎が乱入。KENTAに息をつかせる間すら与えずにお返しのブルー・ディスティニーを決めると、やはりKENTAを片足で踏みつけて“勝ち名乗り”を挙げた。意気揚々とした鼓太郎に対し、KENTAはセコンドの肩を借り、無言のまま控室に直行。タイトルマッチを前に両者ともすでに臨戦態勢であることを見せ付け、改めて相手に対する怒りの炎を燃やした。

■3.1健介「今は秋山しか見えない」


3.1武道館へ向け気合満点の健介(左)はメーンで三沢と白熱のエルボー合戦

メーンイベントではGHCヘビー級王者・佐々木健介が中嶋勝彦、起田高志と組んで、三沢光晴、小川良成、太田一平組と対戦。3.1武道館で行われることが濃厚な秋山とのGHC王座防衛戦を前に、溢れる闘志を見せ付けた。

 秋山とは最終戦の25日・後楽園や2.11健介オフィス・後楽園で“前哨戦”が組まれているが、この横浜2連戦では連日三沢組と対戦。しかし、健介は開幕戦で語った「毎試合タイトルマッチのつもりで戦う」との言葉通り、入場から退場まで終始チャンピオンとしての威厳を漂わせると、太田相手に「一平ちゃん!」と絶叫しながらチョップを連打し、三沢ともリング上や場外でチョップ、エルボー合戦を繰り広げ、熱いファイトを見せ付けた。

 試合は中嶋が健介との合体技・鬼嫁殺し3からデスロールで太田を仕留めて勝利をプレゼント。コーナーに上がり、観客の声援に応えた健介は「6人タッグでも相手が誰でも関係ない」と、燃え盛り続ける闘志をアピールした。
 この直前の試合では潮崎が力皇に勝利し、秋山の次の挑戦者に浮上。健介は「アメリカでの修行の成果を感じる。勢いがすごい」と警戒心を抱きながらも、「今は秋山しか見えない」と、あくまで目の前の敵にのみ照準を絞り、このまま3.1武道館で行われることが濃厚なGHC王座戦まで全力疾走を続けることを誓った。

■プロレスリング・ノア「The First Navig.’09」
1月21日(水)神奈川・横浜赤レンガ倉庫 観衆:600人(超満員)

第9試合 6人タッグマッチ>
佐々木健介、○中嶋勝彦、起田高志
(16分21秒 デスロール→片エビ固め)
三沢光晴、小川良成、●太田一平

<第8試合 シングルマッチ>
●力皇 猛
(16分54秒 ラリアット→片エビ固め)
○潮崎 豪

<第7試合 6人タッグマッチ>
秋山 準、金丸義信、●平柳玄藩
(12分22秒 キン肉バスター→片エビ固め)
森嶋 猛、丸藤正道、○モハメド ヨネ

<第6試合 タッグマッチ>
○齋藤彰俊、杉浦 貴
(12分8秒 スイクルデス→片エビ固め)
ブキャナン、●キース・ウォーカー

<第5試合 タッグマッチ>
○KENTA、石森太二
(12分21秒 go2sleep→片エビ固め)
リッキー・マルビン、●ボビー・フィッシュ

<第4試合 タッグマッチ>
田上 明、●谷口周平
(10分58秒 ヒーローウェルカムズキングオブレスリングエディション→片エビ固め)
○クリス・ヒーロー、クラウディオ・カスタニョーリ

<第3試合 6人タッグマッチ>
○佐野巧真、青木篤志、伊藤旭彦
(4分25秒 北斗ボム→体固め)
井上雅央、橋 誠、●菊地 毅

<第2試合 シングルマッチ>
○鈴木鼓太郎
(2分53秒 ブルーディスティニー→体固め)
●宮原健斗

<第1試合 タッグマッチ>
○本田多聞、泉田純至
(6分29秒 回転地獄五輪パート2)
志賀賢太郎、●川畑輝鎮



潮崎が本田を豪快ラリアット葬=ノア KENTAと鼓太郎が壮絶場外バトル

2009年01月22日 06時02分04秒 | 格闘技情報

破竹の快進撃を続ける潮崎はシングル3連勝を誓う

プロレスリング・ノア「The First Navig.’09」横浜2連戦初日となる20日の横浜赤レンガ倉庫大会では、超満員となる500人を動員した。
 約1年間のアメリカ武者修行から帰国した潮崎豪の快進撃が、さらに加速。開幕戦の佐野巧真戦に続き本田多聞をも撃破し、先輩からまたしてもシングル初勝利を挙げた。

 潮崎は昨年2月に渡米。「グローバル・タッグリーグ戦」参加のために4月に一時帰国したものの、その後はアメリカを拠点に活動しており、12月23日&24日に行われた「ザ・トーナメント’08 ~クリスマスだョ! 全員出場~」で凱旋帰国を果たす。10分1本勝負、引き分けの場合は観客が勝敗を判定するという試合形式ながら元GHC王者の森嶋猛に「判定勝ち」を収め、さらには小川良成からも秒殺でフォールを奪うと、現GHC王者の佐々木健介には判定で敗れはしたものの、互角の戦いを繰り広げるなど、目を見張る成長を見せ付けた。

 年が明けたシリーズ開幕戦では、キャリア25年の大ベテラン、佐野と20分近くに及ぶ激闘を繰り広げた末に変形パワーボムで勝利。単なる「若手」から「トップレスラー」の領域に足を踏み入れたことを実証した。

■潮崎が試練のシングル戦で2連勝


本田(左)から初勝利を挙げた潮崎

この日も潮崎はゴングと同時にドロップキックを放つなど、若さあふれるファイトで序盤から本田に猛攻を仕掛けるも、チョップしていた右腕を本田につかまれ、アームブリーカーやリストロックといった執ような右腕攻めに苦戦。しかし、本田を顔面キックで振り切り、ジャーマンスープレックス3連弾を決めると、本田のフロントチョークや必殺技のデッドエンドを食らってもフォールを許さず。ゴーフラッシャーと見せかけてボディーへニーをブチ当てる新技の変形ブレーンバスターや正調ゴーフラッシャーを繰り出すと、この日2発目となるムーンサルトプレスをカウント2で返された直後に渾身のショートレンジラリアットを炸裂。本田から3カウントをもぎ取った。

 これまで本田とはパートナーとして同じコーナーに立つことが多く、互いの手の内を知り尽くした相手から勝利した潮崎は、試合後、リング上で本田とガッチリと握手。“師匠”小橋建太も客席後方から見守る前で、しっかりと勝利を収めた。
 翌日には“試練のシングル3番勝負”最終戦として、元GHCヘビー級王者・力皇猛との一騎打ちが控えている。シリーズを前に「3戦全勝」を目標に掲げていた潮崎は、最後の難関を前に「3連勝はオレの中ではゴールではない。この後も次につなげていかないと」とキッパリ。明日の力皇戦はあくまで「通過点」として、その先の「ゴール」となるGHCヘビー級のベルトに視線を向けた。

■KENTAと鼓太郎が壮絶場外バトル


タイトル戦を前に王者・KENTAが鼓太郎にリベンジ

 メーンイベントでは、最終戦の25日・後楽園ホール大会のメーンイベントでGHCジュニアヘビー級王座をかけて戦う王者・KENTAと挑戦者・鈴木鼓太郎が6人タッグで前哨対決。KENTA、石森太二、太田一平組vs.金丸義信、鼓太郎、平柳玄藩組で対戦した。

 両者は昨年、3度に渡ってGHCジュニアタッグ王座をかけて対戦。6.1札幌ではKENTA組が勝利して王座防衛に成功したが(KENTA&石森vs.鼓太郎&リッキー・マルビン)、鼓太郎がヒール転向後の7.13博多で行われたタイトル戦(KENTA&石森vs.金丸&鼓太郎)では、平柳を使った反則攻撃の末に鼓太郎がKENTAから初フォールを奪取した。
 9.6日本武道館での「日テレ杯争奪ジュニアタッグリーグ戦」では公式戦&優勝決定戦ともにKENTA組が2連勝したものの、12.7武道館で行われたリマッチでは、流血戦の末に鼓太郎がレクイエムでKENTAに勝利。直後にリング上から直接シングル王座への挑戦を表明し、タイトル戦が正式決定した。

 開幕戦となった12日のディファ有明大会では公開調印式&前哨戦で激しい火花を散らし合うも、試合中に鼓太郎が自らイス攻撃を仕掛けながら、その罪をKENTAになすりつけるという“偽装工作”で反則勝ち。屈辱の黒星を喫したKENTAは「こういう言葉は使わない方がいいんだけど、殺す」とこの借りを何千倍にして返すべく、静かに怒りを燃やしていた。

 後から入場したKENTAは、ゴングを待たずに鼓太郎に奇襲攻撃。いきなりエルボーで向かっていくが、鼓太郎組の反撃にあい、急所エルボーから金丸のタッチアウト、鼓太郎のジャーマンスープレックスの連係を食らってあわや秒殺負けのピンチに陥るも、これはパートナーの石森がカット。しかし、フィニッシュ級のダメージを追ったKENTAはしばらく場外でダウンしたまま戦線離脱となってしまう。 
 ようやく復帰したKENTAは、その後も鼓太郎にだけ意識を集中。対戦の機会を得るとgo2sleepを仕掛けるが、鼓太郎が切り返してツームストン。ならばとKENTAもファルコンアローを繰り出し、ベルトへの思いをぶつけ合う。さらにKENTAは場外へ降りるとコーナーで控える鼓太郎に襲い掛かり、リング上の戦いを完全に無視して場外戦を展開。客席へ突っ込んでいくと、鼓太郎の背中めがけて豪快にパイプイスを振り下ろし、開幕戦では殴れなかった分、利息をたっぷり上乗せした形で仕返し。石森が450°スプラッシュで平柳を仕留め、試合終了のゴングが打ち鳴らされているにもかかわらず、エキサイトしたKENTAはセコンドに引き離されるまで鼓太郎と激しくやり合った。

 開幕戦で行われた調印式では、「使えるものはすべて使うのがオレのプロレス」と堂々と反則攻撃を予告した挑戦者に対し、「キッチリした試合を見せて勝ちたい」と王者としてのプライドをムキ出しにしたKENTAだが、この日の試合後には改めて「本番ではチャンピオンらしい戦いをします」とクリーンファイトを約束した。
 だが、「開幕戦の借りを返した? まだまだ」と、積もりに積もった鼓太郎への恨みはイス攻撃ぐらいではまだまだ晴らせず。イスではなく自らの肉体を駆使した上で、タイトルマッチという神聖な舞台でキッチリと清算し、必ずやベルトを守り抜くことを誓った。

■プロレスリング・ノア「The First Navig.’09」
1月20日(火) 神奈川・横浜赤レンガ倉庫 観衆500人(超満員)

<第8試合 6人タッグマッチ>
KENTA、○石森太二、太田一平
(14分11秒 450°スプラッシュ→エビ固め)
金丸義信、鈴木鼓太郎、●平柳玄藩

<第7試合 6人タッグマッチ>
丸藤正道、青木篤志○、伊藤旭彦
(18分53秒 北斗原爆固め)
中嶋勝彦、リッキー・マルビン、●宮原健斗

<第6試合 シングルマッチ>
●本田多聞
(16分11秒 ショートレンジラリアット→片エビ固め)
○潮崎 豪

<第5試合 タッグマッチ>
佐々木健介、●起田高志
(10分30秒 岩石落とし固め)
三沢光晴、○小川良成

<第4試合 タッグマッチ>
秋山 準、○力皇 猛
(14分17秒 無双→体固め)
クリス・ヒーロー、●クラウディオ・カスタニョーリ

<第3試合 6人タッグマッチ>
森嶋 猛、○モハメド ヨネ、谷口周平
(15分19秒 キン肉バスター→片エビ固め)
齋藤彰俊、杉浦 貴、●井上雅央

<第2試合 6人タッグマッチ>
田上 明、橋 誠、●菊地 毅
(11分9秒 ウォーカードライバー→片エビ固め)
ブキャナン、○キース・ウォーカー、ボビー・フィッシュ 

<第1試合 タッグマッチ>
○佐野巧真、泉田純至
(10分27秒 北斗ボム→体固め)
志賀賢太郎、●川畑輝鎮
(スポーツナビ)

巨人・内海、山口「投げづらさ」克服へ

2009年01月22日 05時54分18秒 | 野球

WBC公式球を試して帰国した山口(左)

3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表1次登録メンバーの巨人・内海哲也投手(26)と山口鉄也投手(25)が21日、海外での自主トレを終え、成田着の航空機で相次いで帰国した。2人は自主トレでWBC公式球をテストしたが、慣れるために巨人キャンプ中も継続して使用を予定。万全の準備で挑む考えを示した。

最終メンバー入りへ、指先に宿った感覚を消すわけにはいかない。

 グアムで高橋尚らと自主トレを行ってきた内海は「やっぱり不安がある。宮崎キャンプでは山口とキャッチボールをしないといけない」。また、米アリゾナ州から帰国した山口も「基本的には当然日本のボールですが、少しでもいいから(WBC公式球で)やりたい」と話した。

 内海は今回の自主トレで、WBC公式球だけを使用。それでも「グアムは湿度が高くて、ボールのツルツルした感触を味わえなかった。山口より不安はある」という。

 一方の山口は、日本のボールと半々の割合で使用。横浜商高卒業後、米マイナーリーグで4年間プレーした経験があっても「滑りやすいので投げづらい。滑らないように強く握ると、引っかかったりする。難しいです」と違和感をぬぐいきれていない。

 ともに、最終メンバーの当落線上にいることは自覚している。WBC出場の夢を果たすには、宮崎の代表候補合宿でアピールを続けるしかない。一番の近道は、WBC公式球を意のままに操り本来の力を発揮すること。

 合宿前日の2月15日まで、巨人キャンプでもチャンスがあればWBC公式球を手にするつもりだ。生き残りをかけて、G左腕コンビが共闘する。(サンスポ)