あすかパパの色んな話

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自らの存在感を改めて証明したイチロー 2012MLB日本開幕戦

2012年03月31日 16時16分38秒 | コラム

MLB日本開幕戦で、その存在感を改めて見せつけたイチロー

アスレチックスは29日の試合後、すぐに日本を発ったが、マリナーズは30日の午後、岐路に着く。午後1時ごろホテルを出発し、夕方のチャーター便でフェニックスへ向かう予定だ。

■十分に日本を楽しんだ選手たち

7泊8日の滞在。選手たちにはオフがなく、「もっと滞在したいのに」と、30日の試合後になって、名残惜しそうに話す選手が多かった。
「楽しかった」という声は、決して社交辞令ではない。

 正遊撃手のブレンダン・ライアンは、滞在中の27日(米時間で自身30歳の誕生日となる26日)、六本木ヒルズでガールフレンドにプロポーズ。その夜、ホテルのバーでチームメートから祝福を受けた。

 開幕戦で勝ち投手となったトム・ウィリヘルムセンは、皇居、原宿、渋谷を来日翌日に訪れ、阪神とアスレチックスの試合では、レフトスタンドで阪神ファンに混ざって応援をしていた。30日は、朝4時半に築地市場へ行き、そのあと、妊娠をしている奥さんのため、水天宮へ寄ってお守りを買い求めた。

 ダスティン・アックリーは、初めて食べた“ヤキニク”が気に入り、「腹いっぱい食べた」と、うれしそうに語っていた。

 選手それぞれが、十分に日本を楽しんだのである。

■川崎は念願のロースター入り

今回の開幕戦を特別な思いで迎えたイチローら日本人選手は、彼らと同じようには楽しめなかったと思うが、一瞬、一瞬を胸に刻んだ。

 例えば、川崎宗則は、開幕前日に念願のロースター(登録選手)入りを決め、「マリナーズの川崎」となった。
 川崎自身もこのときは、ロビー・トンプソンベンチコーチによれば、「目に涙を浮かべていた」そうで、目頭を熱くしている。

 それを祝福するイチローの言葉も熱かった。
「ムネの人生で最大のチャレンジでしたからねぇ、まずそれを勝ち取ること。それを達成したわけですから、すごいことだと思います。12年やってきて、あの立場からそれを奪い取ることがいかに難しいかを、僕はたくさん見てきているので」

 招待選手としての挑戦。何の保証もない中で、川崎はひたむきに前を向いた。悲壮感をいっさい見せずに。だからこそ逆にイチローは胸を打たれ、「追い詰められてる、切羽詰った雰囲気があるのはむしろ僕だった」とも言っている。

 さらにこの一言。
「自分のことで誇らしく思うことなんてない。誇らしく思うことは、人のことでっていうことがたまにあるんですけど、その一番上にくることかもしれない」

 最大級の賛辞と言っていい。
 ただ、同じような考え方をすれば、開幕戦でのイチローの活躍は、多くのファンにとって、他人のことで、一番上にくる誇らしいことだったといえそうだ。

■イチローが見せた「大きなプレー」

東京ドームに詰めかけたファンだけではない。テレビの前では、一体どれだけ多くの子どもたちが、くぎ付けになっていたことか。

 その前で、しかも、一番盛り上がっていた第1打席にヒットを放って、期待に応えたのである。イチローもその意義については、「小さいわけがない」と、静かに言った。

 圧巻は延長11回の5打席目だ。1点を勝ち越してなおも1死一塁という場面で打席に入ると、アックリーが盗塁を決めたあと、巧みなバットコントロールでセンターに運び、駄目を押している。
 この時、カウント1-1からの3球目にアックリーがスタートを切ったが、イチローは追い込まれるのを覚悟で見送った。彼にしてみれば、タイムリーを打ったことよりも、あの3球目を見逃したことの方が、「大きなプレーだった」という。

「ムネとも話してたんですけど、ああいうプレーができるかどうかで、得点能力が大きく変わってくるっていう話をしていたんです。まさにそのプレーですよね。ムネとそういう話をしていて、僕が振っていたら、ムネもげんなりするでしょう、幻滅するでしょう。ムネの顔がよぎりましたから(笑)」

■開幕戦4安打で「カッコがついたかな」(苦笑)

 同じ回、無死二塁でバントを決め、勝ち越し点を呼び込んだチョーン・フィギンズも言っている。
「決して、記録に残らないプレー。でも、大きな意味を持った。ああいう野球を僕たちができれば、例えば、シーズンの後半、競った展開で必ず生きてくる」
 イチローが珍しく自身を誇ったのも、そんな含みがあってのことだったのかもしれない。

 さて、開幕戦で4安打を放ったことについてイチローは、「カッコがついたかな」と苦笑したが、そういう彼を何が支えていたのか。
 おそらく、最初で最後の大舞台。昨年は、2割7分2厘という低打率に終わり、200安打に届かなかった。また、10年続けていたオールスターゲーム出場、ゴールドグラブの受賞も逃した。
 多くは、加齢による衰えを指摘。イチローはもう、かつてのイチローではない、という見方も少なくなかった。

 そんな中で迎えた、特別な開幕戦。凡打を繰り返せば、また、どんな声に晒されたか想像に難くない。
 しかしイチローは、言葉ではなく、バットで反論。それを支えていたのは、強烈な意地であり、プライド――そんな見えない何かが、裏で見え隠れしていた。

 開幕2戦目は無安打に終わったものの、守備ではファンを魅了。イチローは、見事に日本で、自らの存在感を改めて証明したのだった。(スポーツナビ)

ダル毎回の6回11K!ジアンビにメジャー初被弾

2012年03月31日 15時59分23秒 | 野球

ロッキーズ戦で初のナイターとなるオープン戦登板のレンジャーズ・ダルビッシュ

(オープン戦、ロッキーズ3-5レンジャーズ、30日・スコッツデール)レンジャーズのダルビッシュ有投手が、前回登板の紅白戦(25日)から初の中4日で、初のナイター登板。6回を投げ、ジアンビにメジャー初の本塁打を打たれるなど3失点も、6被安打、2四死球で毎回の11三振を奪い、オープン戦初勝利を挙げた。

 初回は先頭のスクータロに四球を許し、盗塁で無死二塁。2番・ファウラーを真ん中154キロで空振り。3番のC・ゴンザレスを149キロのツーシームで空振り、4番・トロウイツキーを外角低めの154キロで見逃しと、3者連続三振で上々の立ち上がりをみせた。

 しかし二回、先頭のヘルトンに2-0からの148キロを弾き返され左越えの二塁打。続くジアンビにも2-0とし、内角の149キロを右翼席に叩き込まれる2ランを被弾。メジャー初本塁打を浴びた。

 三、四、五回は、四回二死からにジアンビにシフトを敷いた狭い二遊間を痛烈に破られる中前打を打たれただけの危なげない投球。六回先頭で右前打の2番・ファウラーに盗塁され、久々に得点圏に走者を置いた。

 C・ゴンザレス、トロウイツキーの3、4番をともに3打席連続三振で二死としたものの、暴投で三進され、ヘルトンに左前に適時打を打たれ3点目を献上。

 ジアンビに3安打目となる左線への二塁打、カダイヤーに死球で二死満塁のピンチを招いたが、パチェコは大きな中飛で切り抜けた。 

 ここ数試合定まらなかった制球も安定し、四球は初回の1つ。今後はマイナー相手に1試合登板予定で、公式戦デビューとなる4月9日(日本時間10日)本拠地のマリナーズ戦に挑む。(サンスポ)

楽天・マー君、愛妻の前でまさかの開幕黒星

2012年03月31日 12時56分56秒 | 楽天情報

楽天―ロッテの6回、追加点を許し、厳しい表情を見せる楽天の田中=30日、Kスタ宮城

(パ・リーグ、楽天3-5ロッテ、1回戦、ロッテ1勝、30日、Kスタ宮城)星野楽天のエース、田中が開幕戦に登板。初回に失点を許すなどピンチで粘れず、6回5失点。味方打線は最終回に牧田が適時二塁打を放つなど追い上げたが届かず、田中は黒星を喫した。球団創設以来初となる本拠地開幕試合での先発という“大役”に結果を出せず、昨年の沢村賞男にとっては悔しいシーズン幕開けとなった。

待ちに待った球春の到来。昨年3月11日の東日本大震災の発生から1年、ついに仙台で開幕戦が実現した。マウンドに上がったのは、もちろんこの男。杜の都の、そして日本の新エース・田中だ。

 「僕自身にとっても初めての開幕だし、球団にとっても初めて仙台で迎えるシーズン開幕。大事な試合になると思うので勝ちます!!」。前日29日の会見で力強く必勝宣言をしたマー君は、入団6年目でこれが初の大役だった。

 さすがの右腕も肩に力が入ったのか、一回二死二塁からホワイトセルに先制の中前適時打を浴びると、五回には二死から井口に右中間二塁打、続くホワイトセルにまたも右翼線適時二塁打。六回には先頭の大松の中前打を皮切りに、自らの送球ミス、フェルナンデスのタイムリーエラー。根元の右前2点適時打で3失点。まさかの5点リードを許し、この回終了で降板。頼みの味方打線の援護も、最終回にロッテ・薮田を攻め、2点差に迫ったが逆襲もそれまで。

 昨年は19勝5敗、防御率1・27の自己最高の成績で最多勝、最高勝率、最優秀防御率に沢村賞など投手7冠に輝いたマー君。ダルビッシュ有投手(25)が米大リーグ・レンジャーズに移籍し、日本球界を引っ張る存在として期待されているが、今春は誤算続きだった。

 登板予定だった2月26日のヤクルト戦(浦添)が雨天中止となると、その後の登板日も雨続きで開幕までの実戦登板は最長で3イニング、合計5試合でわずかに11イニングだった。さらに今月18日のオリックス戦では右背筋を痛めるなど、開幕登板は“突貫工事”で間に合わせた。一、五、六回のわずかなコントロールミスは、調整遅れの影響も少なからずあっただろう。

 「普通に自分がやりたいことをやれれば抑えられる。勝ちたい、じゃなく勝つ。勝たなくてはいけない試合なので言い切ります」と自信をのぞかせていた23歳。バックネット裏には、今月20日に婚姻届を提出し、正式に結婚したばかりのタレント・里田まい(28)も応援に駆けつけていたが、初の開幕はほろ苦いものとなってしまった。(サンスポ)

“新エースへ”佑ちゃん、期待に応えた!開幕1失点完投

2012年03月31日 12時50分31秒 | 野球

西武戦で力投する日本ハム先発の斎藤=30日、札幌ドーム


完投勝ちした日本ハムの斎藤=札幌ドーム

(パ・リーグ、日本ハム9-1西武、1回戦、日本ハム1勝、30日、札幌ドーム)日本ハム・斎藤が開幕戦に登板。1失点完投で、新指揮官を迎えたチームの白星スタートに大きく貢献した。プロ2年目での開幕投手当確は賛否を呼んだが、若き右腕は13安打を放った味方打線の援護にも助けられ、プロ初の完投勝利。周囲の期待に見事に応えた。

大観衆の声援を背中に受け、小走りでマウンドに向かう。赤褐色の土に、右足から踏み込んだ。日本中が注目した“開幕投手・斎藤佑樹”の第1球。ヘルマンの内角高めへ138キロ直球。ストライクのコールにスタンドが沸いた。

 「キャンプのときから(開幕投手の)チャンスはあるぞ、といわれていたので、気持ちと体の準備はしてきました。大役をいただき、改めてことし一年、覚悟を持ってやっていこうと思いました」

 5年連続で開幕投手を務めたダルビッシュが米大リーグ、レンジャーズへ移籍。大黒柱が抜け、次代の日本ハムを背負う新エースとなるべく、栗山監督が期待を込めて大役へと指名した。18日には栗山監督から「斎藤で開幕 頼んだぞ! 共にチームのために」と直筆の手紙を手渡された。クールな斎藤も奮い立った。

 昨季は6勝6敗、今年もオープン戦3試合ですべて失点。2年目の斎藤には時期尚早と不安視する声もある中、多くの重圧を受け止めながら、静かに“この日”を迎えた。午後1時20分にジーンズ姿でリラックスした表情で球場入りすると淡々と練習をこなした。

 「選手は緊張していないと思うよ。緊張しているのは僕と佑樹くらいでしょ」。公式戦初采配となった栗山監督は試合前に冗談を口にしたが、斎藤の体内を支配していたのは緊張感ではなく、闘争心だった。

 課題だった立ち上がり。一回先頭のヘルマンを3球三振で絶好のスタート。二死から中島、中村に連続四球を許すも、両選手の打席では今季最速(143キロ)どころか、プロ最速タイの145キロをマークした。続く嶋を二ゴロで無得点。二回一死の高山から原まで3者連続三振を奪い、四回先頭の中島に左前打を許すまで無安打投球を披露した。

 斎藤のテンポよい投球に乗せられ、日本ハム打線も一回にスレッジの適時打などで3点を先制すると、四回から4イニング連続で加点した。斎藤はそのまま1失点完投勝利。着実に、そして力強く、新エースへの階段を上り始めた。(サンスポ)



香川が3戦連発12点目で新記録樹立、ドルトムント対シュツットガルトは壮絶ドロー

2012年03月31日 12時40分28秒 | サッカー


ブンデスリーガは30日、第28節1日目を行い、MF香川真司の所属する首位ドルトムントがホームでFW岡崎慎司、DF酒井高徳の所属する7位シュツットガルトと対戦し、4-4で引き分けた。前半33分に3戦連発となる先制点を決めた香川は今季通算12点目。欧州主要1部リーグでの日本人選手のシーズン最多得点記録を樹立した。岡崎は右膝痛のため3試合連続で欠場。酒井は右SBで8試合連続のフル出場を果たし、首位チームとのアウェーゲームで勝ち点1獲得に貢献した。

 前人未到の記録を打ち立てた。前半33分、DFシュメルツァーの左クロスをMFケールが頭で落としたボールを香川が右足ダイレクトで蹴り込む。3戦連発となる先制点が今季通算12得点目。前節・ケルン戦(6-1)で2得点を挙げ、98-99シーズンにセリエAで10得点を挙げた中田英寿氏(当時・ペルージャ)を上回り、06-07シーズンにブンデスリーガで11得点を記録した高原直泰(当時・フランクフルト)に並んだが、それからわずか1試合で欧州主要1部リーグでの日本人史上最多得点記録を塗り替えた。

 好調ぶりは立ち上がりから全開だった。開始2分、右クロスのセカンドボールを香川がエリア外から右足でミドルシュート。わずかにゴール右に外れると、同5分にも左クロスのこぼれ球をPA内で胸トラップし、右足ボレーで狙ったが、GKの好守に阻まれた。

 シュツットガルトも積極的な試合運びを見せ、首位チーム相手に一歩も引かない。前半9分、酒井が右サイドをオーバーラップ。MFハルニクとのワンツーから駆け上がり、MFハイナルにラストパスを送ったが、GKバイデンフェラーが体を張って防いだ。

 ドルトムントは前半21分、MFギュンドガンの絶妙なスルーパスに抜け出したFWレワンドフスキがGKもかわして左足でシュートを打ったが、DFニーダーマイアーがヘディングでクリア。同24分にはギュンドガンの右クロスからMFグロスクロイツのシュートがクロスバーを直撃した。

 後半30分にはシュツットガルトも決定機を迎えるが、FWイビセビッチとの1対1をGKバイデンフェラーがセーブ。激しい攻防が続く息の付かない展開の中、香川の一発が流れをドルトムントに引き寄せた。

 1-0で前半を折り返したドルトムントは後半立ち上がりに追加点を奪う。後半4分、左サイドからDFフンメルスが上げたクロスボールを逆サイドから走り込んだMFブラスチコフスキがワントラップから右足で流し込み、2-0とリードを広げた。

 しかし、2連勝中で5試合負けのない(4勝1分)シュツットガルトも驚異的な粘りを見せる。後半15分、酒井が攻撃参加からクロスまで持ち込み、同19分にはMFクビストの右足ミドルが左ポストを直撃。すると同26分、途中出場のMFゲントナーが左サイドから上げたボールをMFクズマノビッチが落とし、イビセビッチが右足で叩き込んだ。

 1-2と1点差に追い上げると、流れは一変。シュツットガルトが猛攻を見せ、後半32分、酒井のロングフィードをイビセビッチが競り合い、こぼれ球を拾ったMFシーバーがDF2人を振り切ってゴール前まで持ち込むと、GKもかわして同点ゴールを奪った。さらに同34分、中盤でボールを奪ったクズマノビッチのスルーパスからシーバーが勝ち越し弾。9分間で3ゴールを奪い、3-2と試合をひっくり返した。

 今季初の3失点で逆転を許したドルトムントは後半36分、香川に代えてFWバリオスを投入する。すると直後の37分、フンメルスがPA外から豪快な右足ミドルを叩き込み、3-3。そして後半42分、シュメルツァーの右CKから途中出場のMFペリシッチが右足ダイレクトボレーをゴールネットに突き刺し、ドルトムントが再逆転に成功した。

 これで勝負あったかと思われたが、シュツットガルトは後半ロスタイムにゲントナーが劇的な同点弾。壮絶な打ち合いは4-4でタイムアップの笛が鳴り、勝ち点1を分け合った。ドルトムント、シュツットガルトともに連勝は2で止まったが、ドルトムントは連続無敗記録を22試合(17勝5分)に更新。シュツットガルトも6戦負けなし(4勝2分)とし、来季のEL出場権獲得へ価値ある勝ち点1を手にした。(ゲキサカ)

「ちょっとは打てよ!」…G史上初の開幕戦零敗に罵声

2012年03月31日 12時30分10秒 | 野球

<巨・ヤ>球団史上初の開幕戦零敗に元気のない巨人ベンチ

◇セ・リーグ 巨人0-4ヤクルト(2012年3月30日 東京D)

 巨人の球団史に新たな屈辱が刻まれてしまった。9回1死から、坂本がようやくチーム初安打。ノーヒットノーランこそ逃れたが、開幕戦で歴代ワーストの2安打に終わり、球団史上初の開幕戦零敗だ。原監督も、あえてサバサバした口調で振り返るしかなかった。

「チームとしていいところがなかなか出なかった。まあ、負けりゃ144分の1よ。開幕戦を取れないというのは残念ですけどね。しかし、こういう形で結果が出たわけですから」

 開幕4番は阿部。新加入のボウカーを2番、FAで獲得した村田を5番に据えた打線は、まさに水を打ったように沈黙した。9回1死までに出した走者は失策と四球の2人だけ。スタンドからは「ちょっとは打てよ!」との罵声が飛び、4万3869人の観客の興味は、得点どころか安打を打つかどうかという寂しい試合になった。

 最後の打者になった阿部は「(石川に)いいピッチングをされた。でもそれを打っていかないといけない」と、4番の責任を痛感。村田も「(狙いを)絞っていてもあれだけコーナーに決められると難しい。切り替えるしかない」と振り返った。試合前のミーティングで原監督は「いよいよ開幕です。力の見せどころであり、われわれの仕事が始まります。このメンバーで戦えればジャイアンツは強い」とナインを鼓舞。しかし意気込みは空回りし、大型打線は1メートル67と小柄な左腕に手もなくひねられた。

 3年ぶりの開幕戦黒星スタート。31日は再び左腕で、昨季3勝を献上した村中が相手だ。「あしたから切り替えて、ということですね」。なすすべもなかった原監督は、力なくそう言った。

 ▼巨人・坂本(9回1死からノーヒットノーランを阻止する左前打)何とか打ちたいと思っていた。もっと早いところで打たないといけない。

 ▼巨人・ボウカー(9回1死一塁で来日初安打となる右前打)試合は残念な結果だったので、またあすから切り替えてやっていきたい。(スポニチアネックス)

【モンテ】相手のサイド攻撃警戒 1日ホームで水戸戦

2012年03月31日 11時58分45秒 | サッカー

水戸戦での先発出場が濃厚となったDF石井秀典(中央)=天童市・県総合運動公園第3運動広場

サッカーJ2のモンテディオ山形は1日午後1時から、天童市のNDソフトスタジアム山形で水戸と戦う。J2時の2008年以来となる対戦。現在、勝ち点差で山形を上回る水戸を相手に、勝利を手にして再び勢いをつけたい。

 30日は天童市の県総合運動公園第3運動広場で練習した。紅白戦の主力組では、2戦連発で得点を挙げているFW中島裕希がシュートを決めるなど順調な調整ぶりをアピール。この他、セットプレーでは攻守の切り替えを素早くしカウンターにつなげる形を繰り返した。

 「立ち上がりから自分たちが主導権を握ることが大切。相手のコートで長くボールを回せるように戦う」とDF小林亮。FW山崎雅人は「相手のサイドバック(SB)がぐいぐい攻めてくると思う」、MF宮阪政樹は「SBにいかにプレスを掛けられるかが重要」とポイントを話した。

今季初先発が濃厚-石井「貢献したい」

○…DF石井秀典の今季初先発が濃厚となった。30日の紅白戦で主力組として出場。水戸戦に向けて「ゼロに抑え勝利に貢献したい」と意欲を見せた。

 前節岡山戦で、センターバック(CB)のDF前田和哉が左足首を負傷。経験豊富な石井がこの日、主力組のCBに入った。大きな声でチームを鼓舞し、球際での激しさもアピール。「プレスも強くいけている。試合で生かしていく」と話した。

 定位置はCBだが、今季は途中出場で中盤の底に入るなど求められる役割も多い。だが「自分にとってプラスになる」と前向きに捉え、「さまざまなポジションをこなし、いろんな立場で状況を把握できるようになっている」。

 好調の水戸は、元日本代表のFW鈴木隆行のワントップが予想され、「そこに厳しくいって、2列目からの飛び出しをつぶしたい」と見据える。チームの課題に球際でのプレーを挙げ「あと30センチのところで勝負にいけるかどうかが重要」という。「しっかりと声を出し、カバリングを大事にしながら支えていく」と自らを奮い立たせた。(やまがたオンラインニュース)

<センバツ>31日の準々決勝2試合は雨で順延

2012年03月31日 11時50分27秒 | 野球

選抜高校野球大会第10日は31日、準々決勝残り2試合が行われる予定だったが、雨のため中止が決まり、4月1日に順延となった。写真は雨で試合が中止となり、室内練習場へ向かう光星学院ナイン

第84回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は31日、雨のため予定していた第10日の準々決勝の光星学院(青森)-愛工大名電(愛知)と横浜(神奈川)-関東一(東京)の2試合が中止になり、4月1日に延期された。以降の日程も1日ずつ順延され、決勝は4月3日になる。(毎日新聞)

<センバツ>健大高崎が初出場で4強 15安打で鳴門に大勝

2012年03月31日 11時45分58秒 | 野球

【健大高崎・鳴門】一回表健大高崎無死一、三塁、長坂が右前適時打を放つ

第84回センバツは30日、第9日第2試合で準々決勝が行われ、機動力野球で勝ち上がった初出場の健大高崎(群馬)と、第42回大会以来42年ぶりのベスト4をうかがう鳴門(徳島)が対戦。健大高崎が足を使った攻撃に加え、1本塁打を含む15安打と打線も爆発し、9-1で鳴門に大勝した。

○健大高崎9-1鳴門●

 健大高崎が15安打の猛打と、5盗塁を記録した持ち前の機動力で鳴門を圧倒した。一回無死一、三塁から長坂、内田の連続適時打で2点を先取すると、五回に先頭・竹内の三塁打を足場に連続適時打で2点追加。七回には長坂の3点本塁打を含む6安打を集中し、5点を奪って試合を決めた。投げては先発・生井が連打を許さず6回1失点の好投。救援3投手の小刻みな継投も的中し、鳴門打線を抑え込んだ。鳴門は8安打を放ちながら最後まで打線がつながらず、五回に河野の適時二塁打で1点を返すのがやっと。小林、後藤田の投手陣も崩れた。

 健大高崎・青柳博文監督 ベスト4は感慨深い。うちらしい足を絡めた攻撃ができた。生井は丁寧に投げて制球が良く、変化球も切れていた。

 鳴門・森脇稔監督 ちょっと(先制された)初回に相手の機動力を気にしすぎた。(俊足の1番・竹内を)死球で出して、小林に動揺が見えた。(毎日新聞)

<センバツ>大阪桐蔭、初4強 藤浪は最速153キロ

2012年03月31日 11時42分20秒 | 野球

【大阪桐蔭・浦和学院】七回裏浦和学院2死満塁、ノーアウト満塁から三者を三振に打ち取り、雄たけびを上げる大阪桐蔭の藤浪

第84回センバツは30日、第9日第1試合で準々決勝が行われ、大阪桐蔭(大阪)と浦和学院(埼玉)が対戦。大阪桐蔭が3-2で浦和学院を降し、初めてベスト4に進出した。大阪桐蔭・藤浪は六回から登板し、七回の3者連続三振やセンバツ最速タイとなる153キロの速球を投げるなど、勝利に貢献した。

○大阪桐蔭3-2浦和学院●

 大阪桐蔭の打線が土壇場でつながり、逆転勝ちした。1点を追う九回1死一塁、安井の左中間二塁打で同点。2死後に白水が中前打を放ち、決勝点を挙げた。今大会初登板の先発・沢田はスライダーを有効に使って打たせて取り、5回を1失点。六回から救援した藤浪は6安打を浴びながら、150キロ超の直球で要所を抑えた。浦和学院は同点で迎えた八回、相手の2失策や捕逸で勝ち越したが、救援の主戦・佐藤は勝負どころで球が甘く入り、リードを守れなかった。打線も、七回無死満塁で3連続三振に倒れるなど大阪桐蔭の2投手を攻略し切れなかった。

 大阪桐蔭・西谷浩一監督 九回は先頭がアウトになり厳しかったが、しっかり打ってくれた。沢田の調子が非常に良かったので先発で使った。

 浦和学院・森士監督 あと一歩。それが全国で上に行くためのテーマだと痛感した。七、八回の満塁機に、自分たちで何もできなかったのが悔やまれる。(毎日新聞)