あすかパパの色んな話

日々の暮らしの中で思ったことを書き込んでいきます。
今までのように写真、競馬の予想、スポーツネタも続けていきます。

初代タイガーと長州が揃って会見=リアルジャパン   

2009年01月28日 21時37分15秒 | 格闘技情報
「度肝抜くような試合見せたい」と真っ向勝負誓う


対戦が決まった長州(左)と初代タイガーが揃って会見

3月1日のリアルジャパンプロレス(RJ)「CHAOS」(東京・後楽園ホール)で対戦が決まった初代タイガーマスクと長州力が28日、都内のリキプロ道場で揃って記者会見に臨んだ。
 2人は同じ時期に新日本プロレスに所属していたが、長州はヘビー級、初代タイガーはジュニアヘビー級のため対戦はなし。その後、04年のWJリングで一度タッグマッチで対戦しているが、初代タイガーによれば「ほとんど絡みはなかった」ということで、今回が実質初対決となる。試合形式とカードは未定だが、長州、初代タイガーともに「タッグでもシングルでもいい」と語っており、対戦カードに注目が集まる。

■リキラリアット楽しみ



初代タイガーは「プロレス界のために、まともに体が動くうちにやっておきたい選手とやる」と、川田利明、鈴木みのるに続き、08年3月に天龍源一郎、9月にウルティモ・ドラゴン、11月のIGFでは藤波辰爾との竜虎対決、12月には三沢光晴との虎仮面対決と、次々と夢カードを実現させプロレスファンを熱狂させた。
 そして今回、「ファンの要望の最も多かった」という長州との対戦が決定。伝説の革命戦士との対戦に「藤波戦に勝るとも劣らない感激。感無量です」と興奮を隠せなかった。
「自分の技がどこまで通用するのか。リキラリアットがどれくらいのものか、どこまで耐えられるのか、喜んで体験します」と気合十分の初代タイガーは「自分もベストの体調で臨むので、長州さんもベストの体調でお願いします」と要請。「お互い歳をとってもできるという見本になるような、ファンの度肝を抜くような試合を見せられるように思い切りぶつかっていきたい。絶対に引きません」と真っ向勝負を約束した。

■リキプロ道場閉鎖も不安なし


お互いベストコンディションで戦うことを誓った2人

「すごいインパクトだった。我々が驚いたんだから、お客さんが驚くのは当然ですよ」と初代タイガーのデビューを振り返った長州。「タイガーマスクというマスクマンが4代も続いている。なぜ続いていくのか? これは初代のインパクトが強かったから。お世辞抜きでタイガーはすごいと思いますよ」と初代タイガーの功績を称える。
「ベストの体調で試合に臨む」という初代タイガーに「全盛期のコンディションを作られたら、動きに圧倒されてついけないですよ」と笑顔を見せた長州。練習の拠点となっていたリキプロ道場が2月いっぱいで閉鎖することが決まったが、練習場所を新日本道場に移しトレーニングには支障はない。「顔見せ的な試合にはならないし、してはいけないという気持ち。プロレス界の逆境を跳ね返そうとしているタイガーの期待に応える試合をしますよ」と全力でぶつかり合うことを誓った。

■リアルジャパンプロレス「CHAOS」

3月1日(日) 東京・後楽園ホール 開場17:30 開始18:30

【決定対戦カード】

<試合形式未定>
初代タイガーマスク(RJPW)
長州 力(リキプロ)
(スポーツナビ)



バーレーン戦前日 選手コメント AFCアジアカップ2011カタール予選

2009年01月28日 21時18分22秒 | サッカー
■川島永嗣(川崎フロンターレ)


スタメン出場が予想されるGKの川島

「いつも通りのプレーができれば問題はない」

日本全国の人たちの期待を背負いながらも、いつも通りのプレーができれば問題はないと思う。アンダー世代でも(代表に)呼ばれて、いろいろいい経験をさせてもらった。A代表では違った経験ができると思う。自分自身、もっといろいろな経験を積みたい。

(バーレーンのイメージは?)ある程度は持っているけど、会見の時と違ったメンバーが出てきたりするので、そこは柔軟に対応するようにしたい。これまで(招集されても)なかなか出られなかったので、チャンスだとは思っている。ただ自分だけでサッカーをするわけではない。これまでやってきたことをプレーで出すこと。そして結果を出したい。

■玉田圭司(名古屋グランパス)

「FWなのでゴールは狙っていく」

(明日の試合は)FWなのでゴールは狙っていく。(新しい選手とのコンビネーションは)やっていない選手もいるが、特徴は分かっているので、それを生かしながらやっていきたい。難しい試合になると思うが、何とか勝ちたいと思う。

■本田圭佑(VVVフェンロ/オランダ)


本田(左)は「緊張感をもってやれるんじゃないか」と意欲を見せる

「いい準備はできている」

相手どうこうではなく、自分が何をできるか(が大事)。いい準備はできているし、いい緊張感をもってやれるんじゃないかと思う。ポジションの違いもあるが(代表に)呼ばれている意味を考えて、できるだけチームがやってきたことを(自分も)できればと思う。

■稲本潤一(フランクフルト/ドイツ)

「オーストラリア戦には出られるようにしたい」

(コンディションは?)(ドイツは)ウインターブレークで2週間の休みがあったけれど、1月初めから始動していたので、ゲームをするのに問題はない。しっかりチームで(試合に)出て、いいパフォーマンスが出せれば代表にも呼ばれる。試合に出られるチャンスなので、いいアピールをし続けたい。個人としてもチャンス。オーストラリア戦には出られるようにしたい。

(メンバーがだいぶ変わったが)何人かは新しい選手だが、いい選手が多いので問題はない。コミュニケーションも取れている。(バーレーン戦に)出られれば、いいパフォーマンスで、いい結果が出せるようにしたい。

■遠藤保仁(ガンバ大阪)

「少しずつ上げていければいい」

足の状態はいい。(2月)4日のフィンランド戦に問題がなければいいかなと。(11日のオーストラリア戦は?)90分間やってみないと分からない。それまで少しずつ(コンディションを)上げていければいいけど。(スポーツナビ)

試合前日 岡田監督・マチャラ監督(バーレーン)会見 AFCアジアカップ2011カタール予選

2009年01月28日 21時00分51秒 | サッカー
■岡田監督「より精度を上げていきたい」


バーレーン戦について「非常に重要なゲーム」と語った岡田監督

(冒頭のコメントは英語で)明日はわれわれにとって非常に重要なゲーム。なぜなら2月11日にオーストラリアとのワールドカップ最終予戦があり、われわれはその試合に向けて準備し、コンビネーションを高めていかなければならないからです。また明日はオフィシャルなゲームであり、アジアカップ予選を突破するためにも勝たなければなりません。そのためにベストを尽くします。

――玉田の首の状態と、明日の試合への影響は?

玉田は今日だいぶ良くなって、一緒にトレーニングできるという報告を受けています。明日の試合は恐らく問題ないと思います。

――(20日の)イエメン戦の反省を踏まえて、どういったところを修正するか?

イエメン戦をそれほど悪いと思っていません。メンバーもだいぶ変わりますし、今まで通りコンセプトに沿って、より精度を上げていきたいと思っています。

■マチャラ監督「日本はリスペクトに値するチーム」


日本へのリスペクトを強調したバーレーン代表のマチャラ監督

(21日のアジアカップ最終予選の)香港戦の後、1日オフを入れて、今日まで毎日練習してきた。(FWの)ジェイシー・ジョンは負傷している。
 日本はリスペクトに値するチームだ。経験があるし、よくオーガナイズされており、何人もの選手が欧州でプレーしている。今回は稲本と本田がいる。われわれは小さい国だが、何とかいい試合ができるように準備はできたと思う。(スポーツナビ)




松井大輔、3カ月遅れのスタートライン サンテティエンヌでの激動の日々

2009年01月28日 20時50分25秒 | コラム
■「本当のマツイを見せてくれ」


アラン・ペラン新監督の就任で、ようやく松井にも光明が差した

「本当のマツイを見せてくれ」とペラン新監督に言われ、ブリュージュのピッチに送り出された瞬間に、サンテティエンヌでの松井大輔の、“本当のシーズン”が始まった。監督の意味深な言葉は、この初めてのUEFAカップの舞台に至るまでに松井がくぐり抜けたさまざまな困難を言外に映し出している。実際、松井の身に起こったことを別にしても、前回のコラム(10月3日)からここまでの間に、サンテティエンヌの大不振、チームの分裂、監督交代と、実に多くのことが起こった。

 すでに新聞などで報道されているのでご存知の方も多いと思うが、この新指揮官の言葉の背景には、チームが不振にはまり込んでいた昨年10月下旬に、サンテティエンヌ会長の1人、ローラン・ロメイエ氏が言った「松井はまったく順応していない。(ル・マンにいた松井の)兄弟かいとこを獲得したんじゃないか、(今の松井は)偽者なんじゃないかと尋ねたほどだったよ」という発言がある。
 いつも失言しては後で言い訳をすることで有名なロメイエ会長は、サポーターとの会合の場で「ゴミスは代表に呼ばれてから天狗(てんぐ)になっている」「ジグリオッティは怠け者だ」うんぬんと、ほかにも失言を重ねた。メディアが来ているとはつゆ知らず、選手の悪口を言うことで、ファンの仲間のふりをしたかったらしい。だが、その発言は翌日、地元紙の『プログレ』に、その翌日には全国紙『レキップ』に、それからテレビでもと、でかでかと報道されてしまった。

 そう、松井によれば、新聞などで騒がれたこの一件を知っていたペラン監督は、会長の言葉に引っ掛けたジョークで「本物のマツイを見せてくれ」と言ったのである。

 ロメイエ会長はまた、「サンテティエンヌの選手が×××になんか住むもんじゃない」と言って、松井の住んでいる町の選択もとがめたのだが、これは、ここが宿敵の町リヨンに近いからという子供じみた理由からの言いがかりである。クラブの顔であるべき会長が、率先して自チームの選手の悪口を言うとは由々しきことだが、まだルセイ監督指揮下にいた松井は、内心むかついた様子ながらも、公の場では「何を言われようと僕には関係ない」と言ってじっと耐えていたのだった。

■ルセイ前監督とのフィーリングの欠如
順を追って説明しよう。シーズンが進むにつれ、ルセイ前監督が松井を交代要員としか見ていないこと、さらに悪いことに、選手の調子を見てチームを決めるのではなく、自分が信頼を置くお気に入りの選手を起用するという凝り固まった考えを持つことが明らかになっていった。10月5日のモナコ戦後、ルセイ監督は「松井はまだ、わたしが要求することができるだけの肉体的コンディションにない。人間的にはチームになじんでいるが、プレー面ではね……。本人は体調に問題ないって言っているって? 選手が感じることと監督が思うことはしばしば違うものだ」と、“今のところは”松井を補欠と見なしていることを高らかに宣言。松井はホームの重要な試合ではほぼ常にベンチを暖め、アウエーで途中出場すれば、「交代で入った者が期待外れだった」と嫌味を言われた。

 いつも同じ11人を使っているという地元紙の示唆に対し、監督の「90分使える選手は12~13人ほどしかいないから、選択の余地はない」という発言が出たのが10月25日。その翌日のグルノーブル戦で、松井はホームで初先発するも、45分で交替した。敗戦に終わったこの試合の後、松井は珍しく「こういう状態は僕も初めてだし、本当に難しい。ほかの仲間も監督との関係はすごく難しいと言っている……。負ければ皆の責任なのに、僕ら控え選手のせいみたいに言われるのはくやしい」と、心中を漏らしている。

「ずっとベンチで、いきなり出て結果を出すのは簡単じゃない。でも、悪くとらずプラスに考えて、毎日練習で見せていかないと」。こう言って無理やり気を取り直す松井だったが、その様子にはどこなく元気がない。地元メディアの間では、松井は冬の移籍市場でよそに移るのでは、という声もめぐり始めていた。そして翌週のロリアン戦で負けた後、彼の口から「人生最大の谷底」という言葉が出る。

 もっともそれは、絶望の言葉というわけではなかった。「サンテティエンヌ移籍には落とし穴があった」と示唆された松井は、こう言ったのだ。
「僕はこれが落とし穴だとは思わないし、こういうのがあってこそのサッカーだと思う。サッカーは僕の生きがいだし、楽しくなるようにもっていかなければ。人生はいつも楽しいわけじゃないし、そういう厳しい時期も乗り越えないと前がない。今は、人生で一番の谷底かもしれないけど、そこから這い上がってこそ、自分もまた進化できる。僕はそう思っているんです」

 負けじ魂を見せるけなげな松井だったが、このように監督とのフィーリングの欠如が日に日に明らかになっていく中、前述の通り、会長から筋の通らない個人攻撃を受けた。まさに踏んだり蹴ったりである。後日談だが、おとなしそうに見えるが、実は一本筋の通った彼は直々にロメイエ会長に会いに行き、「選手の親であるはずの会長が、そういう発言をしていいんですか。プレーを批判されるのは構わないけど、住んでいる場所についてあれこれ言われる筋合いはない!」とはっきり言ってやったそうだ。

■内部分裂のチームは崩壊へ……

そんな間にも、幸か不幸か、常にルセイのお気に入りによって構成されていたサンテティエンヌは負けが込んでずるずるとランキングを滑り落ちた。すると、「自分が出られなくてチームか勝っているならまだ納得がいくが、負けても同じ選手ばかりを使っている」と控え選手たちから不満の声が上がり始める。UEFAカップ、国内カップ戦と3日おきに試合があっても、負けが続いても同じ選手を使い続けるので、控え選手の欲求不満は日増しに膨れていった。『レキップ』紙の記者はこの時の状態を「トレーニング場は、レギュラーにとっては“バカンス・クラブ”(何がどうあれ先発する)、控え選手にとって“精神病患者収容所”(頑張って調子のいいところを見せていても出られない)のようになっていた」と表現している。

 10月末にはすでに、チームの内部分裂はメディアの間でも騒がれ始めていたが、松井が後に明かしたところによれば、「こんなチームあるのかというくらい、バラバラになっていた」らしい。選手は監督のお気に入りと、その他大勢の2派に別れ、控え選手が漏らした不平を、お気に入り派の選手が監督に告げ口する、といった事態まで勃発(ぼっぱつ)。情報通によれば、その言いつけ魔は、松井のポジションのライバル、デルニスである。おかげで選手間にも不信感がまん延していた。

 例えば、ダビド・ソジェが「本当にこのまま出ないならもうよそに移る!」とぼやいた翌日、ルセイ監督が「何だか影で文句を言っているやつがいるようだな、“ダビド”」とミーティングであからさまに嫌味。驚いたソジェは直に話すため、監督のオフィスに突撃した。そのほかにも、多くの控え選手が監督と直談判をしに行ったが、状況は変わらない。すべて監督交代後に選手たち本人が明かしたことだが、やはり話をしに行ったFWのグラックスは「お前のトップレベルでのキャリアは終わった。私はお前なんか欲しくなかったが、もういるんだから仕方がない」と、散々陰険なことを言われたそうだ。

 当時は補欠で、ペラン新監督の下で12月のクラブ最優秀選手に選ばれたGKのジェレミー・ジャノも、ルセイ監督に「お前のキャリアは終わった」と落第の印を押されたという。こんな具合では、控え選手にとって、いつの日か認められることを信じて練習で奮起する意欲もくじかれようというものだ。“言いつけ魔”を避けるために控えは控えで固まり、こいつはこいつにしかパスを出さない、などというピッチ上での派閥まで生まれていたというのだから、勝てなくなるのも当然である。

■ペラン新監督の就任と異常事態の解消


12月6日のル・アーブル戦でフル出場し、活躍を見せた松井(左)

こうして分裂状態のチームは、10月中旬からナント、グルノーブル、ロリアンといういわゆる弱小相手にリーグで連敗し、もう1人の会長、ベルナール・カイアッソを中心としたクラブ幹部は、11月1日の対マルセイユ、6日の対ローセンボリ(UEFAカップ)、9日の対レンヌの3試合を執行猶予期間として与えるとの最後通告を発表。1勝1敗で迎えた運命のレンヌ戦で、ルセイのサンテティエンヌはホームで0-3と完敗した。『ルセイよ去れ!』と願っていたのは、われわれ日本人通信員と、試合中に“監督クビコール”をしていたサンテティエンヌのファンだけではなかったようだ。というのも、敗戦後は地元記者たちさえもが、どことなくうきうきしていたのである。

 松井も試合後、会長の緊急会見を聞いていたわれわれの元にやって来て、「何て言っていた? 監督変わるって?」と逆に質問を浴びせた。控えの烙印(らくいん)を押されていた選手たちが、心の中で期待を膨らませていたことは想像に難くない。その証拠に、翌10日にルセイ監督解雇が、11日にはうわさされていたペラン新監督就任が決まるや、前述の通りグラックスが裏話を暴露。選手間でも「ペラン監督は有能な人」「あの監督が来れば、きっと事態は好転する」という話が盛んに出ていたという。

 そしてペランは、その期待を裏切らなかった。ルセイ監督時代に、松井が「サンテティエンヌの練習、何かすごく緩いんですよね。練習終了後に自分で追加練習したいと言ってもダメだと言われる」とぼやいていたことがあるのだが、ペランが来てからは、練習方法も、そしてチームの緊張感という面でもがらりと変わった。何しろいまや、皆が同じスタートラインに立ったのだから。そして何より、テクニカルな面で大きな変化があった。ルセイの信条は「選手のイマジネーションに頼る」という大ざっぱなもの。反対にペランは、試合前の対戦相手の分析、相手に沿った戦術方針など、事前の準備に余念がない。

 この変化について、「ビデオで相手を研究し、『ここを突いてこういうふうに戦いたい』という監督の求めるものをはっきり示してくれるので、僕としてはすごくやりやすい。幸い、監督の考え方と僕の考え方が合っている。攻撃も1人に頼るんじゃなく、相手がどこを守るか迷うよう、皆がゴールできる状態にしろと言われているので」と松井は説明する。つまりルセイ時代の「試合前の細かい指示はなし」という異常事態は解消されたのである。

■本当の意味でのシーズンの始まり

こうして“まともな”監督の下で新たなスタートを切った松井は、11月22日のニース戦で復活の第一歩を踏む。後半20分に途中交替でピッチに入ったのだが、そのときペラン監督が、松井の肩を抱いて、何やら盛んに話し掛けていたシーンが印象に残った。積極的な仕掛けで、恐らく今季のその時点までで最高のプレーを見せた松井は、試合後こう明かしている。
「入る前に監督は、『君のデビュー戦だと思ってやってくれ。今日から本当の意味で君のシーズンが始まるんだ』と言ってくれた。そういうふうに、うそでもいいから選手への心遣いを見せてもらうと、選手もやってやるという気持ちになれる」
 これまで不平を漏らさずやってきた松井だったが、この言葉には、ルセイ政権下で経験した苦しみがにじみ出ていた。

 話は少し戻るが、ペラン監督が就任した翌日、松井は「状況を考えれば監督交代は最良の解決策だった。ターンオーバーもできる監督なので、次の試合は先発すると思う」と声をはずませていた。ところが就任の4日後にあたる11月15日、ペランのサンテティエンヌ監督としてのデビュー戦となったリール戦で、松井はベンチ入りしたものの出番はなし。いつもは出場しなくても必ずコメントしてくれていた松井だが、この日は、単なる行き違いか意図的か、彼はメディアの前に現れずにバスに直行した。松井は後に、「『このメンバーでずっと負けているのに、何でまた同じなんだよ!』と思って、あのときは正直、本当にがっかりした」と告白している。

 実はこの試合前、ペラン監督はメディアに対し「練習に参加してまだ3日で何も分からないので、リール戦ではメンバーをあまり変えずにいく」と言っていたのだが、これを選手に告げたのは試合の後だったらしい。こうしてペラン政権が本格的に始動した次のニース戦で、松井はようやく彼らしい活発なプレーを披露。試合は0-1で敗れたものの、地元紙は「敗戦にもかかわらず、ペラン政権の吉兆が見えた」と久しぶりにポジティブな評価を下した。実際、守りに入るニースに対してサンテティエンヌは常に押しており、プレーのバリエーションという面での向上は、誰の目から見ても顕著だったのである。

■松井の復活


松井(右端)とサンテティエンヌはペランの下で新たなスタートを切った

このような紆余(うよ)曲折を経て、松井は、冒頭の“本当のマツイ”を見せることになる、11月27日のブルージュ戦に至ったのである。すでにUEFAカップは4試合戦われていたが、常にベンチ入りかメンバー外だった松井にとって、これは正真正銘のUEFAカップデビュー。そして、この初めての欧州の舞台で、松井は今季初のアシストを記録した。ピッチ左よりでボールを受けると、ドリブルで数歩中央に切り込んで素早くスルーパス。やはりロメイエ会長に“怠け者”呼ばわりされていたジグリオッティがこれを決め、虐げられていた2人がチームのグループリーグ突破をもたらした。

 折しもこの日の『レキップ』紙は、「松井の時がやって来た?」というタイトルで、松井復活を占う小記事を載せたばかりだった。また『オージュドゥイ・スポーツ』は「ルセイかおれか」というタイトルの松井のインタビューを掲載。その中で松井は、監督批判をすることなく『監督が僕に賭けていないのは分かった。もしそうなのであれば、僕が去るしかない』――つまり冷静に状況を見た上で、移籍の可能性も考慮していたことを明かしていた。

 続いて、松井らしさがフルに出た12月6日のル・アーブル戦の後にも、やはり松井復活をうたう記事が地元紙『プログレ』を飾った。実際、監督交代のうわさが巡り始めた11月初頭から、それまでまったくと言っていいほど無視されていた松井の話題が、やたらメディアに取り上げられるようになっていたのだ。
 ルセイ解雇が決まった夜に、早速サンテティエンヌの危機を議題に取り上げた討論番組『スペシャリスト』では、解説者の1人で元フランス代表のクリストフ・デュガリーが「ル・マン時代にあれだけ輝いていた松井が、サンテティエンヌでまったくプレーチャンスを得られないのはおかしい」と、熱弁を振るった。そしてその横では、恐らくすでに新監督就任が内定していたであろう解説者のアラン・ペランが、意味深な笑みを浮かべながらそれを聞いていたのである。

■本当の戦いはこれから

苦境にいた松井がいつも繰り返していた言葉。それは「いつかチャンスが巡ってくる」というものだった。「それが来たときにつかまなければならない」と言った松井は、その言葉を実践し、このブルージュ戦以来、故障など体調不良の場合を除き、ほぼ毎試合先発を果たしている。
 ルセイ監督の下での松井は、監督の好みうんぬんを別にしても、数試合を例外に、あまり攻撃の動きに絡むことができなかった。ボールもあまり回ってこず、客観的に見て、ル・マンでチームをけん引していた松井らしい躍動的なプレーをほとんど見せることができていなかったのだ。ペラン監督になって突然“らしさ”が出るようになったのはなぜなのだろうか。

「ルセイ監督の下では、たとえば(9月14日の)カーン戦などでいいプレーをしたと思っても次の試合に出してもらえなかったり、モチベーションを高く保つのがすごく難しかった」。この本人の言葉から判断すれば、監督の信頼から来る自信、また新指揮官のにらみが効いている中、仲間が偏りなくパスを出すようになったということもあるのだろう。とにかく、監督が変わるとこうも変わるかと驚きたくなるほど、チームプレーも松井自身のプレーも目に見えて向上したのである。

 とはいえ、今、すべてがバラ色になったというわけではない。ブルージュ戦直後のナンシー戦での勝利で降格ゾーンから抜け出し、UEFAカップでもトップでグループ通過。勝利で2008年を締めくくり、1月3日のフランスカップで強豪ボルドーを破っていい新年のスタートを切ったサンテティエンヌだったが、リーグ戦では再び弱さを垣間見せ始めている。さらに松井自身、攻撃のアクションを作る頻度はぐっと上がったとはいえ、まだ今季のリーグ1ではアシストもゴールも決めていない。

 アシストやゴールに加え、ペラン監督はまた、1対1で競り勝つ強さも求めている。この点で、まだまだ松井は発展途上だ。フランスでもまれ、だいぶたくましくなったとはいえ、小柄で華奢(きゃしゃ)な松井はいわばタックルのターゲット。FKを獲得する頻度が高い反面、松井がボールを奪われるシーンも少なくない。

「ペラン監督はひいきや先入観がない。その分、プレーが悪ければメンバーから外されるし、だから僕もまだレギュラーをとったわけじゃない」と松井自身が強調している通り、本当の戦いはまだこれからなのだ。ルセイ時代の連敗のツケは大きく、1、2回勝った程度ではランキングは上がらない。12月の好成績にもかかわらずサンテティエンヌはいまだ17位にくぎ付けで、現在は復調しつつある下からの脅威もある。バラ色どころか、まだまだ油断できない状況だ。

「早くアシスト、ゴールという結果を出して、レギュラーの座を確実なものにしたい」と闘志を燃やす松井は、「いつも調子のいい1月だし……」と焦りもなくはない様子を見せている。しかし“本当のマツイ”のスタートが3カ月遅れだっただけに、今季の彼のピークも、いつもより少し遅れてやってくるかもしれない。(スポーツナビ)



錦織が抱負「数年で世界トップに」/テニス

2009年01月28日 20時39分56秒 | その他スポーツ情報

ツアー大会連戦を前に練習する男子テニスの錦織圭=27日、米フロリダ州ブラデントン

男子テニスの錦織圭(ソニー)が27日、米国でのツアー大会連戦を前に電話で記者会見し、「できるだけ早く、世界ランク50位に入り、四大大会で好成績を残したい。最初に全仏オープンを制し、数年で世界ランキングのトップに立つ」と抱負を語った。

昨年2月にデルレービーチ国際選手権でツアー初優勝した錦織は「昨年はとにかくいいプレーをしようと心掛けた。トップクラスの選手を倒して自信になった」と振り返る。今季の米国での初戦はカリフォルニア州サンノゼで2月9日に開幕するSAPオープンだ。

 初出場だった全豪オープンは1回戦敗退。今後の課題について、技術面では「スピードをもっと生かしたい。弱点であるサーブのミスを減らし、確率を上げたい」とし、「今年の目標はけがをしないことだが、1月にもうけがをしてしまった。対戦相手が強豪になり、強いストロークを打ってくるので、もっと鍛えないと」と、体力強化の必要性を語った。(サンスポ)

古閑、酒断ちで飛距離アップ!開幕戦に照準

2009年01月28日 06時44分18秒 | その他スポーツ情報


昨シーズンの国内女子プロツアーで賞金女王に輝いた古閑美保(26)が27日、トレーニングのため滞在していた米ロサンゼルスから帰国した。成田空港ではカメラのストロボを浴び驚きの表情を浮かべたが、大勢の取材陣に出迎えを受けご満悦の様子。改めて「今年は禁酒でさらなる飛躍を」と誓った。

到着口前では、約20台のカメラが待ち構えていた。加えて夕方の帰国ラッシュが重なり、一般のファンまでお出迎え。ピンクのスエットで登場した古閑はストロボの嵐を浴びると、目が点になってしまった。

 「こんなお出迎えがあるとは思ってもいませんでした。母から『スッピンではなく、人前ではちゃんと化粧をしなさい』と注意されたし、飛行機の中で化粧をしてきて本当によかったです」

 賞金女王となり、今や女子ゴルフ界ナンバーワンの人気者。注目度が上がれば、気分が悪いはずはない。11日に渡米し、滞在先のロサンゼルスでは、飛距離アップのために、みっちりとトレーニングを積んだ。

 「ゴルフだけしかやることがない環境でした。好きなお酒も飲んでいません。シーズン中、ドライバーの飛距離が、250ヤードをキープできるように頑張ってきました」

 今後は国内でトレーニングを続け、2月11日には地元・熊本で賞金女王獲得の祝賀会を行う。「私はプロゴルファーです、といえばお酒の誘いも断れると思う」。3月6日に開幕する国内第1戦「ダイキンオーキッド」(沖縄・琉球GC)からアクセル全開を宣言した。(サンスポ)

楽天・井上、大先輩の井口と「対戦したい」

2009年01月28日 06時36分52秒 | 楽天情報

新人合同自主トレで早くも本格的なピッチングを披露する楽天のルーキー井上

実戦で通用する力をみせる! 楽天の新人合同自主トレ(Kスタ宮城)で26日、ドラフト4位入団の井上雄介投手(22)=青学大=が2日連続でブルペン入りした。後期定期試験があるため、この日で自主トレは“打ち上げ”。1軍スタートの久米島キャンプでは、実戦形式の登板を増やして開幕1軍を目指す。

ブルペンよりも実戦でアピールしていくと、井上が2月1日から始まる久米島キャンプを心待ちにした。

 「紅白戦などで実績を残せたら、(本番の公式戦に)出る機会も多くなるはずですから」

 ドラフト4位入団のルーキーながら、久米島キャンプは1軍スタート。先輩たちとの激しい競争を勝ち抜き開幕1軍を目指すため、井上は実戦形式での登板を志願した。

 昨年の東都大学春季リーグ戦では、全11試合中10試合に登板。うち9試合に先発と大車輪の活躍をみせた。数多くの実戦を経て成長してきただけに、「まずは試合勘をつかみたい」ときっぱり。ブルペンでも打者を立たせたり、シート打撃などにも積極的に参加して実戦感覚を養っていく。

 前日25日に続きこの日もブルペン入りした。MAX148キロの速球に得意のカットボールなどをまじえ、44球を投げた。

 「変化球がまだまだ。紅白戦までにはきっちり調整しないといけない」

 井上が語った。学校の後期定期試験のため、この日で他の新人選手よりひと足早く自主トレを“打ち上げ”。夜には東京へ向かい、仙台には29日に戻ってきてキャンプインに備える。

 「キャンプでは自分がどこまでやれるのかを(首脳陣に)みせたい」

 井上が力強く語った。MLB・フィリーズから千葉ロッテに移籍した井口資仁内野手は、青学大出身の先輩だ。母校を訪れた井口と話したことがあるという井上は、「オーラがありました。対戦できればいいですね」と意気込んだ。大先輩を抑えるため、実戦に強い投球をアピールして開幕1軍を狙う。

井上 雄介(いのうえ・ゆうすけ)
1986(昭和61)年9月5日生まれ、千葉県出身、22歳。千葉経大付高から青学大に進み、東都大学リーグ1部で通算8勝。昨年ドラフト4位で楽天に入団した。1メートル82、85キロ。右投げ右打ち。年俸1000万円。背番号49。(サンスポ)

楽天・マー君、カレーなるイチ族入り!?

2009年01月28日 06時29分08秒 | 楽天情報

本拠地の一塁側ボックスシートでカレーをパクつく田中。「WBC日本代表カレー部」入りは確実!?

楽天・田中将大投手(20)が、ハウス食品の「めざめるカラダ 朝カレー」のCMキャラクターに起用され、27日に本拠地のKスタ宮城で会見を行った。同社は3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表への差し入れも検討しており、マー君は米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(35)を中心とした「日本代表カレー部」の一員? として世界一連覇を目指す。

 パクッ。モグモグ。田中がおいしそうに食べる。

 「ほんとにおいしいです。朝からいける感じ。カレーパワーですね」

 2月16日に発売される新製品のCM発表会見と撮影に臨んだ。従来の製品に比べて具が小さく、ごはんの上に温めずにそのままかけるだけで食べられる朝食向けのレトルトカレーだ。

 「朝からカレー?」というなかれ。朝カレーといえばイチローが第一人者。メジャー移籍後、朝食と昼食をかねて毎日、夫人の弓子さんが作ったカレーを食べて球場入りしている。カレーには複数のスパイスが入っているため脳が活性化され、集中力アップなどに効果があるという。

 イチローは過去、同社の「バーモントカレー」や「ククレカレー」のCMに出演。その中で「カレー部に入ろう!!」の“名言”を残した。すでに関係者を通じて田中のCM出演を知り「WBCの合宿で会ったら“がんばれよ”と声をかけます」と話しているカレー好きの先輩。マー君の“カレー部入り”は確実だ。

 「イチローさんにはあいさつに行きます。(カレーの話で)盛り上がりますかね」と田中。同社は楽天の沖縄・久米島キャンプはもちろん、WBC日本代表にも差し入れを検討中。イチローを中心とした「日本代表カレー部」が結成される可能性もないとはいえない。

 カレーで華麗に世界一連覇。サラリーマンの皆さんはカレーで加齢に勝つ、なんちゃって。(サンスポ)

遼クンに「勝っちゃいなよ」メール殺到!

2009年01月28日 06時23分08秒 | その他スポーツ情報

マスターズの招待状を披露する遼クン。友人の「勝っちゃいなよ」メールは大きな奮起材料だ

マスターズ(4月9~12日、米ジョージア州)出場が決まった石川遼(17)=パナソニック=が27日、東京・有明のパナソニックセンターで、実際に届いた同大会の「招待状」をお披露目した。まだ実感はないが、友人からは「勝っちゃいなよ」メールが殺到。小学生時代に抱いた“マスターズ制覇”の大志を思いだし、一番高い目標を再び視野にとらえ直した。

その宝物は厳重に包装され、「石川家の食卓」に置いてあった。

 「毎日ポストを見るのを楽しみにしてたけど、一昨日(25日)、母が受け取り、帰宅したらテーブルの上に開けずに置いてあった。招待状の入った封筒が、さらに封筒に包まれていて、それもまた包まれていて…」。結局、4重の包装を突破して、「謹んであなたをマスターズに招待します」とする文言を目にした。

 形あるモノとしてマスターズ切符を手にし、改めて重みのある感動をかみしめた遼クン。会見では英語の文面を自ら読み上げ、「ボクでも触れないところに保管して、死ぬまで宝物として保管したい」と、感慨深げに話した。

 まさか本人も実現すると思わなかった17歳でのマスターズ出場に、少し戸惑いがある。だが、愛用の携帯電話に続々と入るお祝いメールが、闘志に火をつけている。

 最初のメールはジュニア時代に競い合った“ポッチャリ王子”こと古田幸希君(青森山田高)の「出場おめでとう」だったと明かした後、「友だちからは『勝っちゃいなよ』というメールがすごく多くて。どう返信していいのか」と苦笑混じりに紹介した。

 そこで遼クンが思いだしたのは、小学校の卒業文集に自ら記した「20歳でマスターズ優勝」という夢、いや野望だ。

 「当時は『オレの方が高い』と友だちと目標の高さを競って書いた部分はある。今の自分には書けないですね。でも1%でも可能性があれば、そう書くことができた、あの頃の気持ちを忘れないでプレーしたいですね」

 当初は体力をつけるために取り組んでいたトレーニング計画を大幅に見直し、「ボールをたくさん打ちたい気持ちを我慢する必要はない。毎日納得するまで打つ」。まずはマスターズ前に出場する米ツアー3試合に調子を合わせる。

 プロとして冷静に自分の力を見つめれば「心技体どれも一番ボクが劣っている」というが、「日本にいる時と同様、1日バーディーを4つ獲る」と、攻撃ゴルフを世界に披露すると心に誓う。それが遼スタイル。友だちからの応援メールで自分を取り戻し、おじけづくことも、気負うこともなく、夢舞台へ準備を進める。(サンスポ)

マツリダゴッホ、武豊で産経大阪杯

2009年01月28日 06時20分37秒 | 競馬の話題

武豊騎手との新コンビで産経大阪杯から始動するマツリダゴッホ。有馬大敗からの巻き返しはユタカの手腕にかかっている

一昨年の有馬記念の覇者マツリダゴッホ(美・国枝、牡6)が、武豊騎手と新コンビを組んで、産経大阪杯(4月5日、阪神、GII、芝2000メートル)から始動することになった。当初は日経賞で復帰する予定だったが、「オーナーサイドから、“中山だけの馬ではないことを証明したい”という意向もあって」(国枝調教師)、産経大阪杯に決定。合わせて、鞍上も武豊騎手が指名された。その後については「天皇賞(5月3日、京都、GI、芝3200メートル)から宝塚記念(6月28日、阪神、GI、芝2200メートル)になると思う」と国枝師は話している。始動戦の産経大阪杯には、昨年の最優秀3歳牡馬ディープスカイ(栗・昆、牡4)も出走予定。有力牡馬の激突は、注目を集めることになりそうだ。


武豊騎手とマツリダゴッホの新コンビ今年は関西圏での競馬が
多くなりそうなので、武騎手に騎乗依頼があったんでしょうね。
いやこの新コンビ、どんなレースを見せてくれるのか
非常に楽しみですねぇ