
東京東部の都立公園を巡った1週間の〆は綾瀬駅から。
東綾瀬公園は記録上は「行ったことがある公園」でした。この菱形モチーフの門の写真も2020年のブログで一度貼っています。
しかし実際には全長2kmもある細長い公園のアプローチ部分を東京武道館まで200mほど歩いただけで、公園の「本体」には入っていませんでした。
そこで今回、中川公園を目指すにあたって隣駅の綾瀬からスタートして東綾瀬公園をちゃんと見てから行こうと思ったのでした。

2度目の東京武道館。前回の記録はこちら。
3年前は「見てときめくような感覚は沸いて来ませんでした」と書いていますが、今日見たらけっこうときめきました。トゥンク。かなりいいじゃん。

東京武道館の背面まで眺めつつ東綾瀬公園の本体部分へ。

東綾瀬公園は逆Uの形をした細長い公園で、園内の多くの部分に人口のせせらぎが作られています。
元々そこに蛇行して流れていた川の跡を公園にしたもの、と当然想像しますが地理院地図で過去の航空写真を見てもそこに逆U字の川など存在していません。
東京東部7公園の公式サイトには「綾瀬駅前から点在する広場を遊歩道がつなぎ、U字型の形になっているのが東綾瀬公園です。
かつては水田でしたが、区画整理事業から生み出された土地が都立公園となりました。」と書かれていました。なるほど。

アオサギがいました。ハシビロコウ並みにじっとしています。

野球場が2か所にあります。少年野球人口の減少は少子化のスピードの7倍の速さで進んでいるんだそうです。(2007年66万人→2020年40万人)
都立公園にはかなりの確率で野球場がありますが、そのあたりの需要もかなり変わってきているようです。

あちこちにある花壇はボランティアによって手入れされています。

細長い公園なので途中で何度も道路を渡らなければなりません。こちらは公園のシンボルともいえる円形の三枚田橋。

近くの公園管理事務所で開園150周年幟を採取。都立公園では150周年を記念したデジタルスタンプラリーという企画をやっているのですがめんどうなのでやっていません。

U字型の東綾瀬公園の折り返し点から東に向かって歩きます。環七に架かる大谷田陸橋は5月初旬の環七完走の時に通ったばかり。

大谷田陸橋の六差路に立っている変な塔はその時にも見かけてなんだろうと思っていました。
「銀河の塔」と名付けられたこの塔は、南越谷から亀有駅近くまで続く葛西用水の足立区内部分を親水水路として整備した時の完成記念のシンボルタワーでした。

都立中川公園はその交差点の場所にあります。あの時、ちょっと寄っていれば今日来なくて済んだものを、、、。150周年幟採取。
中川公園は中川水再生センターの東と西の2か所に分かれています。西側のA地区は大部分が下水処理の屋上部分に作られているので後ろの階段から公園に上がります。

橋の上から眺める。左側の樹木がコンクリートの人工地盤の上にあることが分かります。三河島水再生センターの上に在る荒川自然公園と同じパターン。

ほんの一部分ですが建物として相当に大きなものであることが理解できます。

中を歩いていると屋上であることを忘れます。

シロツメグサは明治時代にガラス製品の輸入の際の詰め物として日本に入って来ました。「らんまん」で知った知識。

公園の奥に歩いて行って向こう側から下に降りてB地区に回って、、と考えていましたが奥は全面的に先に進めないのでした。奥に見えているプールが下水処理槽の一部。

仕方ないので北方向に戻りつつ。ナスやトウモロコシが育っている畑がありました。

中川公園を出て先ほどの葛西用水親水水路の南端を歩いて亀有駅に向かいます。葛西用水は北に行けば越谷レイクタウンの先で元荒川まで続きます。いつか歩いて見よう。

亀有大水車。直径6mくらいありそうです。

亀有駅に到着。3年前は同じく綾瀬から亀有まで古隅田川を巡るルートで歩きました。今回北周りをしたのでひとつの輪が完成しました。
ということで中川公園を済ませたので、23区内の都立公園41個。残るは有明の東京臨海広域防災公園を残すのみです。
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