
新宿の紀伊国屋前の交差点の新宿駅寄りすぐの場所に今年7月に「北村写真機店」がオープンしました。
写真撮影はスマホのカメラで事足りてしまう現代においてもう一度写真機と向き合って豊かなフォトライフを提案する、みたいなコンセプトのおしゃれショップです。
私はその筋の人ではないのであまりご縁はありませんが、前を通りかかったら1階入ってすぐのところに新宿のジオラマが見えたのでつい寄ってみました。

そしたら、これがちょっと考えられないほど精密なジオラマで感心してしまいました。

西口高層ビル群。ビルには側面から屋上まで写真が貼られていますが、どのビルもそんなに上から下まで他のビルに邪魔されずに撮影できる訳でもない。
いったいどうやってここまで完全な外観の画像を手に入れたのか。そしてそれをここまで完成度の高いフォルムで。

歌舞伎町上空から駅方面。そしてなにより驚かされるのがその緻密な再現を高層ビルだけでなくそこら辺の低いビルまで手を抜かずに作っていること。

ビルだけでない。細かく見て行けば瓦屋根の2階建て民家まできちんと作っている。

東京のジオラマというと森ビルの1/1000東京ジオラマがこの数十倍の規模でやっぱりすごいんですが、それとはまた違ったリアルを感じます。
ひとつひとつ形をとって写真を貼って置くという地道な作業の繰り返し。建物は全部でいくつあるんでしょうか。2,000くらい?

手前の緑地が新宿御苑。中央にある直角三角形の空き地は我が母校、都立新宿高校のグラウンドです。ものすごい変形。
新宿高校と新宿御苑の間に新たに作っている道路が環状第5の1号線(千駄ケ谷)。明治通りを新宿駅から離すためのバイパス道路です。

もうちょいアップで。赤く囲った線が新宿高校の敷地。
40年前の新宿高校生は授業をさぼって境界の塀を乗り越えて新宿御苑に遊びに行ったものですが、間にこんな道路ができたらそれも不可能です。

北村写真機店。2階以上にはすごいオールド機材のコレクションやカフェがあるようですが私はそのスジの人出ないのでジオラマだけで充分です。
新宿でお時間あればぜひ見て来てください。
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