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ありゃりゃサンポ

近現代の建築、町並みと橋が好き。
一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域をGPSで塗り潰し中。

三層の田端。からの田端の切り通し

2020年06月27日 | TOKIO散歩
シリーズ「崖際の駅」。第何回目か分かりませんが、東十条駅に続いて今回は田端駅です。私の記憶に間違いがなければ、田端駅を利用するのは人生初です。
鶯谷、高輪ゲートウェイ駅と来て今回の田端駅でたぶん山手線全駅制覇。遅すぎますか?
所用で東田端図書館という所に行ったのです。行きは板橋から歩いて行きました。GoogleMapの勧めに従って上中里で武蔵野台地から下りて低地を田端まで5.5km。

図書館で用事を済ませて、竹岡風ラーメンも食べて、帰路は電車で行くことにしました。駅の出入り口は高いところにあるのでここから階段で上に上がります。

階段を登るとそこは大きな橋の上です。ふれあい橋と名付けられた歩行者専用の幅のある。コミュニティブリッジ。

ふれあい橋から2m離れた所に並行して車が走る新田端大橋。都道458号白山小台線の一部分です。この先の本駒込駅まで続きます。

墨田川方向から低地を走ってきた車はこのスロープ道を使って新田端大橋に上がります。

橋を渡った先にある田端駅入り口。これで崖線の上に上がったのかと思いきやこの辺りはまだ線路上の人工地盤の上です。

駅のすぐ南側に崖があってこの上が武蔵野台地の上層です。

駅前からと同458号線の行く先を見たところ。さらに一段高い台地の天辺にかけられているのが東台橋。

この橋は過去に何度も渡ったことがあります。板橋から飛鳥山公園を経由して日暮里や上野に行く時には台地の上の際の道を走って行きます。
なので橋を通過しながら田端駅を見下ろしたことはなんどもありますが、その時には下に見える都道や駅が地面なんだと思っていました。

6本の鋼管が支えるアーチ橋。あまり見ないタイプですが工事としてはパーツが少ないので早くできそう。

先ほどの長い階段で東台橋に上がりました。これが先ほど言っていた自転車に乗りながら見下ろしていた風景。
ここを3階とすると左手のビルや駅周辺が2階。ふれあい橋を下りたところが1階という構造になっています。この面白さは鶯谷や東十条を越えています。

その反対側を見ると200m続く切り通し。昭和8年に完成した工事だそうですがよくもまあって感じです。
日暮里崖線に切られた切り通し道というと日暮里の開成高校前あたりもすごいですが、あちらは江戸時代にはすでにできていたようです。

切り通しの上でも下でも歩いて行けるという新設設計になっています。ここが切り通しの終端。上の写真でも小さく見える「童橋」という人道橋からの写真です。

切り通し下から見上げる童橋。

最後に田端駅周辺の3D地図で本日のおさらいを。ふれあい大橋周辺の人工地盤部分は地形図ではその高さには表示されないんですね。
本文では触れませんでしたがこうして見ると山手線の切り通しもものすごいですね。
調べている途中でアニメの「天気の子」で田端の高低差がけっこう重要な舞台といて描かれているそうです。AmazonPrimeにあるかな。あったら見て見よう。
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