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ありゃりゃサンポ

近現代の建築、町並みと橋が好き。
一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域をGPSで塗り潰し中。

駐日クウェート大使館

2020年05月17日 | 建築&土木見物
泉岳寺の前から少しだけ高台を登ってまた下る。この高台は北品川から明治学院をかすめて高輪台、白金台を経て三田に続く尾根道です。
その下り坂の途中で見えてくるのがこちら。

在日クウェート大使館。1970年。丹下健三。

50年前のデザインですが、今見てもめちゃくちゃかっこいい。レトロ感を感じさせる要素がまったくありません。
ぱっと見の印象は大阪万博のお祭り広場にいた大型ロボット「デメとデク」のデク。わかる人だけわかればいい。1970年で脳内で繋がったかも知れません。

建物下部が大使館機能。屋上部分の庭園を挟んで上層部が大使館公邸になっています。写真だと分かりにくいんですがところどころに見える外階段がデザイン的にツボ。

耐震強度に問題があって、2018年4月からの取り壊し建て替えが決まっていました。が、いつのまにかその計画が無くなったようで今もこうして姿を留めています。
正式のリリース情報が見つからずこの先のことはなんとも言えないのですが、見ているだけでうれしい建物なので残せるなら残して欲しい。

門の脇にある大使館のエンブレムを撮影していたら警備の人に止められました。

ちなみにこの建物。前の道から見上げて見るしかできなかったのですが、今だけ向かい側の建物が再開発により取り壊されたせいで離れた場所から全景が見られるようです。
@japan-architectsのツイートに良い写真がありましたが、撮影場所(札の辻交差点の歩道橋)からは230mも離れているので、望遠レンズがないとこうはいかないですね。
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