ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

赤羽台(1) 4丁目の崖の上と崖の下。

2019年03月19日 | TOKIO散歩

天気の良い休日。浮間公園から荒川の土手をのんびり歩いてきて、赤羽に近づいた辺りでこんな崖に出会います。
東京都内はけっこう崖がたくさんありますが、その中でもかなりの絶壁具合。ランキングをしたらベスト10に入るかも。
こうやって眺めていると崖の上と崖の下。まったく隔絶化された別世界のように見えますが、ちゃんと登り口はあります。

地図で見ると「稲荷の坂」と名前がついた坂道。途中にお稲荷様がありました。

崖の下に住んでいる家にも崖上にアクセスできる階段や渡しがついている家がたくさん。

こちらのお宅は3階に玄関があって自転車もその前に。1階にも玄関がないはずはない、と思うのですが。
赤羽駅に行くには崖下の1階から行くのも崖上の3階から行くのも大差ないような気がします。でも帰りは間違いなく1階に行く方が楽ですよね。
それなのにこの高さに自転車があるということは
①玄関が実は3階にしかない。1階は狭い路地の奥のさらに奥まった場所になるのでその可能性も充分あります。
②玄関は1階にも3階にもあるけど、生活の舞台(職場や学校や買い物をするところ)が主に台地の上なので自転車は3階にあった方が楽。
このどちらかではないかと思います。

急な高低差があるというだけのことなのに、近所の町並みがBSの『世界街歩き』で見る異国の不思議な生活習慣みたいな気になります。
面白いですね。高低差。このあたりの地形図です。

上に少し見えているのが新河岸川。そのすぐ北に荒川。武蔵野台地の北東の末端で地形が特に入り組んでいる箇所です。
特徴的なのは北部にスパッと直線でできている崖線。登ってきた赤羽台は白く囲った中の右上。

四角い部分を拡大したのがこちら。離れ小島のような赤羽台4丁目の北東側半分は星美学園という学校、南西側半分は今は東京北医療センターという大きな病院。
かつてこのの場所は旧陸軍の近衛師団と第一師団に所属した二つの工兵大隊が駐屯していました。白い線が歩いたコース。


坂の上にある見晴らしの良い駐車場。

これも実は崖下にある4階建てのマンションの屋上だったりします。こういう崖際の土地って崖の斜面も全部所有権があるのかな。

裏手の坂道。前後左右どっちを見ても坂道だったりして面白い。がんばれスーパーカブ!
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