
西巣鴨。大正大学のちょっと池袋寄りにあった5棟ほどの都営アパート。階段の張り出しがやけに大きいように思ったら、そこに後付けのエレベーターがありました。

昭和40年代くらいまでに建てられた4階、5階のアパートではエレベーターがないのが普通です。僅かの段差でさえ危険が伴う高齢者にとって4階まで階段で上がるのは辛いでしょう。
元々階段があった場所のさらに外側に設置するエレベーター、初めて見ました。

採光のために大きく解放されていますが、別にガラスサッシくらいつけても良かったのではと思わせる半吹きさらしのエレベーターホール。

4階まで上がって池袋方向の夕暮れを眺めます。高層マンションがたて込んでいる並びが明治通り沿いってことです。
建て壊しになったりなりそうな都営アパートもいくつかご紹介していますが、ここはエレベーターを設置するくらいですから当分は存続するつもりなんでしょう。
ここみたいに各階で外廊下で繋がっている場合は1棟に1つエレベーターがあればとりあえず用は足りますが、もっと古いタイプの上下にしか行けないタイプですと大変です。

エレベーター工事会社のサイトから借りてきましたが、こんな風にエレベーターシャフトがパルテノン神殿の柱みたいに林立することになります。

こちらは6階建てなのにエレベーターがなかったのか。お住まいの方も足腰が鍛えられたことでしょう。

何十年も住まわれている方は、玄関前の土地もアプローチとして高度にガーデニングされています。
すごいですね。
初めて見ました。
一列に4~5軒しかないのですから、維持費用など
考えると、さすが「都営」なのかな。
初めて見るといろいろとびっくりしますよね。
ここには5棟建っているのですが、エレベーターが設置されていたのは
この一棟だけでした。これから他にも展開するのかしないのか。
実際には同じフロアで左右2軒ありますから、一列に8~10軒になりますが
それでもコストは相当のもんだと思います。
分譲マンションみたいに「大規模修繕積立」なんてないでしょうし。
やっぱり「さすが都営」?