読んだら歩きたくなるブログ

『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

頭部を冷却しましょう

2021-04-05 07:53:00 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!
桜が散って花びらが舞ってましたね。気温もちょうどいいので、しっかり歩いて氷冷しましょう♪

前回、頭部を氷冷することをオススメしましたが、精神疾患とは関係なく、頭部の冷却は全員にオススメです。

人間の体温は、上半身が高く、下半身は低くなりがちです。これは以前も触れましたが、上半身の主要機能を守るためでもあります。しかし、末端が冷えて、頭がのぼせるという状態はよろしくありません。

上半身、とくに頭部がうっ血して紅潮しのぼせ感があり、下半身は虚血の状態で冷たく、とくに足や足の指が冷たい状態だと、体は上手く機能できません。この「頭熱足寒」状態を解消し、「頭寒足熱」の状態にし身体の循環を良くすることが、とても大切です。

身体は脳からの指令で動いており、思考も脳で行っています。脳を使ったり、神経伝達をするときには、”熱”が発生します。通常は、呼吸や髪・皮膚からの放熱で熱を外に逃がしていますが、外気温が高い場合や今だとマスク着用の影響など様々な理由で、熱の排出が上手くできず、脳に熱が溜まったままになることがあります。

そうなると、“のぼせた”時と同じように、頭がぼーとしたり、呼吸が浅くなったりしてきます。熱を溜めこんだままにすると、思考が遅くなったり、神経伝達がうまくいかず、体が思うように動かなかったりする不具合が生じます。

そこで、頭部を物理的に冷やしてしまおうというのが、『頭部冷却』です。昔から勉強する時は、足を暖めて頭は冷やせと言われていましたが、それは理にかなっているのです。

また、私たちのストレスは、本来、深い睡眠時(ノンレム睡眠時)に脳内で排除していく作用があると考えられていますが、いわゆる「頭熱足寒」の状態だと、質の高い眠りを獲得できず、結果的にストレスを排除できなくなってしまいます。質の高い眠りを得るには、寝る前の頭部冷却がとても効果的です。

寝つきが悪いという人がいますが、眠れない時は大脳の温度が高いそうです。大脳の温度が高いまま就寝すれば、ぐるぐる考えごとをしたりして、寝つけなくなります。

脳は、起きている時間が長いほど、その働きが鈍っていくので、日中にエネルギーを使い果たし疲労した夜の脳は、一つのことに焦点をあてて考え続ける力は残っていません。そうすると、連想が起こり、考えは定まらずに次々と移り変わり、ネガティブな連想にはまり込んでしまいがちです。

睡眠は、「心理現象」ではなく「生理現象」なので、悩みの解決や、考えるのを止めようという努力ではなく、生理的単純に脳の温度を下げてしまえばいいのです。

そして、眠る前にテレビやスマホなど、画面を見る習慣がある人にも、頭部冷却はオススメです。脳は、画面を見ると温度が上がります。脳の温度が上がると、深部体温も上がります。深部体温を上げて眠ってしまうと、深く眠れなくなってしまいます。

ちなみに、夜に徘徊をしてしまう人にも、寝る前の頭部冷却は有効だと聞いています。無意識に徘徊をするのは、脳の熱が発散しきれてないため、体を動かして発散しようとするのだという話です。脳の熱をしっかり排出できれば、徘徊は改善されるそうです。

脳は、周囲に筋肉や脂肪分が少なく、外気温に直接影響を受けます。脳の温度を下げるには、頭部に氷をあてて直接冷やせばOKです。氷枕も効果があります。

頭が冷えると、考え事をせず知らないうちに眠っています。ただし、寝る前であるなら、首周辺に氷があたると、逆に脳が覚醒して目が覚めてしまうこともあるので、注意しましょう。

普段から、就寝時に頭を冷やす習慣がつくと、脳には、就寝時間になると勝手に温度が下がり、眠くなってくるリズムができていきます。眠り始めの脳の温度を効果的に下げて、深く質の高い睡眠を獲得していきましょう。


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