読んだら歩きたくなるブログ

『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

歩くと骨が作られ、若さ物質が出ます。

2019-07-31 11:37:38 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!急激に暑くなってバテてませんか?今日も暑さをどうにか避けて、歩きましょう♪

体の土台である骨盤を整えるために歩くという話をしてきていますが、歩くということは、骨自体を作るということにも大きく関わってきます。

前回からの話の通り、歩くと、骨に圧力がかかります。その圧力で骨から電子が飛び出して、マイナスの電荷になり、そこに、まわりの物質であるカルシウム等のプラスイオンがくっつきます。こうして骨が作られます…というのもそうなんですが、そもそも骨についても少しお話します。

骨は、プラスチックの棒みたいに、できてそのままの状態で存在しているわけではありません。骨は、生きている間ずっと、新陳代謝を繰り返し、常に作り替えられています。

大人では、3~5年で全身の骨が入れ替わります。

この作り替えは、骨の中にいる細胞がやっています。骨を作る『骨芽細胞』と、骨を壊す『破骨細胞』です。実は、この「作る」と「壊す」のバランスが、非常に重要です。どちらかがやり過ぎると、骨は正常ではなくなります。

有名なところでは、女性が閉経すると、この『破骨細胞』の活性が強まり、骨密度の低下が起こり、骨粗鬆症になるというやつです。つまり、骨を壊し過ぎてて、「作る」と「壊す」のバランスが崩れている状態になり、骨が急激に弱くなるのです。

そして、ここからは、最近の研究で分かったことで、テレビで特集なんかもやってましたが…。

骨を「作る」と「壊す」のバランスを感知して指示を出す『骨細胞』は、「メッセージ物質」によって作り替えの指示を出しているというのです。「骨を作るの止めて~」というメッセージ物質を受けとると、骨細胞は、骨芽細胞の数を減らすという具合です。

さらに、骨細胞には「骨にかかる衝撃を感知する」という働きがあり、その衝撃があるかないかによって、新しい骨を作るペースを決めているということが分かってきたそうです。

「骨にかかる衝撃」というのは、ずばり、歩いたり、走ったりして生まれます。足が地面に着地する際に発生する衝撃が振動となって骨に伝わり、その衝撃を感知するということです。

では、その衝撃がかからない生活を続けるとどうなるでしょうか?

骨に衝撃がないから、「骨を作るの止めて~」というメッセージ物質がたくさん出て、骨細胞は、骨芽細胞の数を減らしてしまい、結果的に、骨粗鬆症を引き起こすということになります。

小さい頃から、ほぼ歩かずに生活すると、早い段階で、骨は物凄く脆くなってしまうのです。骨粗鬆症も今や閉経後の女性に限らないということなのです。運動能力を特化させるために、わざとトレーニングとして、歩かないようにして、若いうちに骨が弱くなり老化現象が起こった事例を聞いて、様々な合点がいきました。

ちなみに、このメッセージ物質というのは、脳の海馬の細胞の数を増やしたり(記憶力向上)、筋肉の若さを向上させたり、免疫細胞を増やしたり、男性ならば精子を増やしたりする作用もあるそうで、『若さ物質』とも言われるそうです。

自転車や水泳で運動していたとしても、骨にかかる衝撃がないので、骨は強くならないことが分かります。さらに、骨盤に圧力もかからないので、土台部分を調整することができない状態になるにです。

筋力トレーニングという観点から言えば、それらも有効だとは思われますが、筋力だけついても、骨自体が弱いと身体は正常に動いてはくれません。運動とは別に、歩行を行うことが重要なのです。

歩くだけで、自動で骨盤調整してくれます。

2019-07-24 10:06:40 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!今日も、じめじめを吹き飛ばし、歩きましょう♪

歩いた時の骨盤の動きは、イメージするとお尻部分左右に車輪があって、それが片方ずつ前後に動いて、股の中心部分が回転して動くという感じです。

説明しようとすると難しいのですが(笑)、もうちょっと詳しく説明すると…↓

寛骨(かんこつ=骨盤の左右の壁を形成する左右一対の骨のことで、八の字っぽい形してます。腸骨・座骨・恥骨が癒合してできたものです。)は、人の体が前に傾いた時、後ろに回転します。そして、体が後ろに傾いた時、前に回転します。

歩いた時、左右の寛骨が交互に回転し、バランスをとっています。そして、寛骨の動きを可能にしているのが、恥骨結合(寛骨の前下部に左右一対ある恥骨が、軟骨によって結合している部分)のクランク動作ということになります。

クランクというのは、棒を介して、往復運動を回転運動に変換する動作のことです。恥骨結合は、線維軟骨でできていて、内部に中裂という空間があり、歩いている時、この空間が拡大して、クランク軸構造を形成するそうです。

図形や模型があると分かりやすいのですが、文字だけだと、伝わりにくいですかね?

とりあえず、前回お話のように、立ち上がると重力と地面の反力で骨盤の関節に圧がかかり、歩くことで、少しの歪みが発生していても、吸収して自動修復されていく構造になっているということがポイントです。

つまり、歩くことで自動的に骨盤調整してくれる便利な身体を、私たちは持っているのです!


土台である骨盤を元の位置に戻す方法

2019-07-17 11:44:20 | 日記

おはようございます!あるくべきのふみです!今日もしっかり歩きましょう♪


前回は関節は引っ張ってはダメという話でした。引っ張るのではなく、押圧することによって、関節液も出てくるし、動きはスムーズになります。さらに、骨と骨は凹凸のようになっているので、押圧で元の位置に戻ろうとします。

なので、手の指の関節で考えると、関節が少しズレても、骨と骨を持って押圧すれば、元に戻るイメージがわきます。(強い力で押すと反発力で押し返されるので戻らないのですが…。)けれど、大きな関節はどうでしょう?


思い出してください。人の身体が25階建てのビルで、一番に治さないといけないところはどこだったでしょうか?


そう、土台である骨盤の部分です。


重心でもある骨盤の中で、仙腸関節は、上半身と下半身を繋ぐ関節で、身体を動かす時の中心部分ということになります。じゃあ、この関節も押圧すればいいのか!と言っても、こんな大きな関節をどうやって?

立ったり、歩いたりすると、上半身の荷重と下肢から伝わる地面の反力を常に仙腸関節で受けることになります。この荷重というのは、地球の重力に基づいているので、人の身体は重力があって機能するようになっているということになります。

仙腸関節は、過去、不動の関節と言われていましたが、関節なので、そこには隙間があり、関節液があり、動きがあります。

この関節面は、他の関節と違い、平面と凹凸面など複雑に組み合わさっています。その中に隆起した面があり、荷重により圧がかかると潤滑液が一定方向に流れを作り、滑らかな動きを造り出します。

仙腸関節は直立して上半身の荷重と下半身からの地面反力が伝わると、滑らかな関節運動を行える構造になっているのです。

なので、身体が横になったり、座っている状態では、身体は整いません。まずは立ち上がること(さらには歩くこと)で、身体の土台である関節に押圧をかけれるのです。




引っ張っては絶対にダメな関節

2019-07-10 09:01:53 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!最近涼しくて歩きやすいですね!今日もしっかり歩きましょう♪

前回の続きです。
土台である骨盤が歪んだ場合は、どうやって治すのか?


しっかり歩いて、しっかり冷やのです。


シンプルに言ってしまえば、そういうことなのですが、勿論そのメカニズムはあります(説明大変なんですが…w)。まずは、自重(負荷)をかけると良いけど、引っ張っては絶対にダメな関節のお話からします。

人がスムーズな動きをするために、骨と骨の間には隙間があって、骨どうしを繋ぐ靭帯やスムーズに動くための潤滑油など色々なもので関節を造っています。この潤滑油というのがとても重要で、身体の機微な調整を行うのに不可欠です。

試しに、ガラス板の上に潤滑油として油を塗って、もう一枚ガラス板で挟んでみてみましょう。この上になったガラス板を上方に剥がすようにしても、油の吸着力で動きませんが、上からグッと押さえると、ズルルと動きます。バナナの皮を踏んづけると、ズルルと動くのと同じ感じです。

関節も同じく、自重(負荷)がかかった状態が、最も生理的で、身体の機微な調整ができ、関節自体凹凸面なので、負荷をかけると本来あるべき元の位置に戻ることが出来ます。

しかし、逆に、関節を引っ張るとどうなるでしょうか?
ガラス板みたいに、ある程度ならば、潤滑油で骨と骨を離さずいてくれますが、無理矢理剥がしてしまうと、非生理的な状態となり、正常に動かなくなります。

整形外科学でも、手指の突き指やら脱臼などは、絶対引っ張ってはダメだとあります。それはその通りなのですが、首や腰の牽引を平気で行うところがあります。現在は、牽引は悪化を招くと提唱されていますが、過去のしがらみと古い医療点数の仕組み等々絡んできて、大々的に禁止はされていない状況です。


引っ張っていい関節などありません!


これだけは、言えます。様々な実例から、これは実証されている事実です。ただ、引っ張ると、気持ちいいし、一時的に良くなった気がするので、これまた止めれなくなる人がいるのも事実です。

前回もお話しましたが、『気持ちいい=身体にいい』ではないのです。

自分自身でも手や指、肘、肩などを引っ張ってはいけません。じわじわ骨と骨をくっつけることで潤滑油も出てくるし、動きもよくなってくるのです。


『気持ち良い=身体に良い』ではありません。

2019-07-03 11:07:50 | 日記
おっはようございます!あるくべきのふみです!雨の合間に、今日も歩きましょう♪

前回、まずは土台である骨盤を治す必要があるというお話をしました。

じゃあ、整体に行けばいいの?みたいなことをよく聞かれますが、厄介なことに、世の中には、『整体します』ってとこが乱立していて、逆に身体を壊されてしまうところも、たくさんあったりします。本当にガンガン身体を壊してくれますが、それがいいと信じてのことなので、何とも言えません。

さらに厄介なことは、ガンガン身体を壊されると、人は気持ちいいと感じてしまうとこです。人は痛みに対して惹かれる性質があるという研究に、私も深く賛同します。

人が本来身体に悪いと判断する辛いものをさらに辛くして食べるという行為も、その一つです。人は身体に毒なものを摂取したと判断すると幸福物質を脳から出して、感覚を麻痺させやり過ごそうとします。その幸福感をもう一度感じたくて、さらなる辛さを摂取しようとします。なんという矛盾!でしょう。

身体に良くないことを、気持ちいいと感じることは本当に多いです。寝過ぎ、食べ過ぎは、その筆頭ではないでしょうか。それと同様に、マッサージというのが、そこに加わると私は思います。

そもそも骨と骨が微妙にズレているから、それを補おうとして、周りに着いてる筋肉が硬くなって、身体を支えようとしているのに、その硬くなってる筋肉を無理矢理ほぐすと、どうなるのでしょうか?

筋肉はもっと硬くなって身体を守ろうとします。そこで、また凝ったからさらに強く揉んでほしいとマッサージされに行く…という身体と人の攻防戦は尽きません。

さらに細かく言えば、関節がズレているということは、筋肉は本来よりも引っ張られているということです。その引っ張られている筋肉をグイグイ押すと、どうなるでしょう?

筋肉が伸びる…だけならいいのですが、筋肉が付着している骨を引っ張って、さらなる骨のズレを引き起こすことになります。骨のズレだけで収まらないほど引っ張られると、新たに骨を作って補ったり(骨棘などもこれ)、それが神経にあたって痛くなったり…二次三次の被害となってきます。

マッサージは気持ちいいし、身体にいいと思っていませんか?

確かに一度体験してしまうと、その気持ちよさにとりつかれてしまうのは、私も経験者として、よぉおーく分かります。実際に、こうして色々なことを分かっていてさえ、身体を壊してしまってもいいから、マッサージしてほしいと思うくらいの中毒性もあります。お酒やタバコの依存性と近いのかもしれません。

けれど、マッサージして身体に悪いことしたとは、思いませんよね?だからこそ、尚更、恐いと思うのです。ひとまず、気持ちいいから身体に良いと思いこむのは、間違っているということを知って欲しいのです。


では、どうすれば良いのか?…次回に続きます。