読んだら歩きたくなるブログ

『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

むくみ(浮腫)

2020-11-30 15:56:29 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
さすがに少し寒くなってきましたね。歩く時は服装を調整しながら歩きましょう♪氷冷も忘れずに♪

今回は『むくみ』についてです。ちなみに、医学用語では『浮腫(ふしゅ)』と言います。

普段、少しむくんでいても、気づかない場合が多いと思いますが、気になるくらいの“むくみ(ぱんぱん)感”がある時もあるので、心配する人もいます。
しかし、多くの『むくみ』は、病的なものではありません。夕方になれば、多くの人は大なり小なりむくんでいるし、朝起きれば戻っていると思います。

人の体は、約6割が水分でできており、その体内の水分の3分の2は、“細胞内液”という細胞の中に含まれる水分で、残りは“細胞外液”といい、血液に含まれる水分や、細胞と細胞の間を満たしている水分です。

これらの水分は細胞や血管などを行き来して、細胞に栄養を送ったり、老廃物を除去したりしていますが、基本的には体内の水分の配分が変わることはありません。しかし、その配分バランスが崩れ、細胞間隙に水分が溜まってしまうことがあり、これが『むくみ』なのです。

むくみは、血管から細胞間隙へ流れ出る水分が多くなる、血管やリンパ管へ吸収される水分が減ってしまう、などの理由で起こります。

長時間同じ姿勢でいた時にむくんでしまうのは、血液の循環が悪くなり、血管から水分が多く流れ出してしまうためです。
例えば、デスクワークの人が、夕方になると脚がパンパンになるのは、下肢の筋肉を動かさなかったために、足の血流が低下してしまうからなのです。

体のなかでも、足がむくみやすい理由は、心臓から遠くにあるからです。特に、ポンプの役割であるふくらはぎの筋肉が、“ずっと動かずにいる”と重力の影響で水分が下半身に溜まってしまいます。
また、ガードルなど窮屈な下着や、窮屈な靴を身につけると血液循環が悪くなり、むくみにつながる場合があります。

そして、塩分の摂り過ぎもむくみに関係しています。体には塩分濃度を一定に保とうとする働きがあるので、塩分を摂り過ぎると、それを薄めるために水分を溜め込みやすくなるのです。
むくんでいるから水分を控えているといると言う人がいますが、水分ではなく、塩分を控える必要があるのです。

ちなみに、お酒を飲んだ時に顔がむくむのは、血中のアルコール濃度が高くなると血管が拡張して、血管から水分が漏れ出すためです。飲んでいるときに、塩分摂取が多くなるのも原因の1つです。

さらに、女性は男性よりも筋肉量が少なく、“ふくらはぎポンプ”の力も弱くなるため、むくみやすい傾向にあります。また、妊娠や生理など、ホルモンの影響でむくみが出やすいこともあります。

むくみは、病気のサインとして体にあらわれる場合もあります。まず、むくみがひどい時に疑われるのが「腎臓」や「心臓」「肝臓」の病気です。これは、押すと指の跡がつくのが特徴で、全身がむくみます。

病的なものでないむくみは、血液循環をアップさせることや、塩分を摂り過ぎないことで、解消できます。
長時間同じ姿勢の場合は、こまめに、足首を前後にパタパタ動かすことをオススメします。そして、もちろん、しっかり歩くことと氷冷することが、とても重要です。

日々の氷冷を続けましょう。

2020-11-23 15:14:33 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
まだまだ歩くには良い気候が続いてますね♪しっかり歩いて氷冷しましょう♪

友人からのメール相談にのっていると、やはり、『氷冷を毎日やること!』が伝わってなかったりするなーと思ったので、今回は、『氷冷』についての念押しです。繰り返し言っていきますよー。

まずは、氷冷は痛いときだけではありません。毎日です!
理由は“毎日氷で冷やしましょう。”を読み返してみてください。

氷は、お茶碗山盛りくらいを、ビニール袋に入れ、口をしっかり絞めます。それを、もう1枚ビニール袋に入れて準備します。漏水や水滴防止のため、必ずビニール袋は二重にしましょう。

アイスノンや保冷剤はNGです。熱の吸収速度が速すぎるので、体の細胞を傷める可能性もあります。あくまで“氷”です!

氷冷は、ビニール袋を直接素肌にあててください。パンツに挟んだり、腹巻きやサポーター等でビニール袋を固定しましょう。その時、タオルで袋を巻いたり、服の上からあてたのでは、効果が半減です。あてた直後はピリピリしますが、数分で大丈夫になりますので、少しじっと待ってみてください。

氷冷する場所は、基本的に、体の大元(仙腸関節)である“お尻の割れ目の上あたり”です。大元の骨盤は、“痛みがあろうがなかろうが!”氷冷しましょう。ここにプラスして、痛みや違和感のある場所も“同時に”氷冷しましょう。

私も場合によっては、足首、両股関節、骨盤、首の5ヵ所を同時に氷冷することがあります。効くのですが、「ひょえぇ」って声が出そうになります。初めて氷冷する時や、同時に数ヵ所氷冷する時、最初の衝撃はスゴいです。

もし、同時が厳しいなら、20分ずつ、大元の骨盤、肩、首…と時間差で氷冷するのでもOKです。ちなみに、頭痛がある時の首の氷冷は、とても効果的です。

冷たいだけは辛いという場合は、手足やお腹を温めながらお願いします。関節内に熱がこもるのはよろしくはないので、首を温めながら…とかはNGです。

そして、1日何度も氷冷して良いです。家に帰ってすぐに20分、お風呂後に20分…という具合にです。痛みがある時なんかは、20分氷冷20分休んでまた20分氷冷…と何度も繰り返すのも効果があります。

さらに、できれば…でいいのですが、お風呂“後”の氷冷をオススメします。お風呂は、気持ちいいし、痛みも和らぐ感じがあるのですが、結局温めているので、関節は緩みます。長風呂だったりすると、熱がこもったままになるので、氷冷で関節の鬱熱はとってほしいのです。

毎日の氷冷がオススメですが、毎日が大変ならば、2日に1回でも良いのです。ものすごく譲歩して、どこかに痛みや違和感があるときにでも良いです。

人は、「不調ではない」「痛みがない」ってことは実感しにくいので、継続が難しかったりします。体調が良いのは、それをやった効果だとも言いきれません。

ポイントは、氷冷で悪化はしないってとこです。歩行は、歩き方によっては壊れることもあります(そのため歩行後の氷冷は絶対です。)が、氷冷はそれがありません。安心安全の骨盤調整なのです。

歩行もそうですが、無理なく長く続けてみてほしいのです。

足底腱膜炎

2020-11-16 18:09:30 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
良い天気でほんのり暖かくて良い気候ですね!しっかり歩いて氷冷しましょう♪

今回は、足底腱膜炎についてです。字のごとく、足の裏(足底)にある腱膜の炎症によって、足裏に痛みなどの症状が出ることです。足底腱膜炎もしくは足底筋膜炎と呼ばれています。

足底腱膜は、踵と足の指の付け根まで伸びている組織で、アーチ状になっている足の“土踏まず”を支える重要な役割を担っています。

足への衝撃を和らげるクッションの働きもあり、このクッション機能が低下し、足底腱膜に過剰なストレスが加わることで、足底腱膜と骨の付着部で炎症が起きると言われています。スポーツや長時間の立ち仕事などで、足の裏に負担をかけがちな人に多くみられると言います。

レントゲンでは、骨には異常が見られることはありませんが、繰り返し足底腱膜が付着部を引っ張る事で、踵骨棘という骨の棘が出来る人がいます。

病院での対処法としては、使いすぎないようにという注意、湿布の処方、足底筋膜のストレッチ、超音波治療、靴のインソールの薦め、注射等があります。日常生活に支障がある場合には、稀に手術という選択肢もあります。

しかし、ここでも、足の裏だけに注目されています。体全身を診た上で、なぜそこに炎症が起きているのか?骨棘ができているのか?を考えることが必要です。それは「使いすぎ」のせいだけではない理由があります。

骨盤が前方に傾いているとします。そうすると、骨盤にくっついている筋肉や腱が前に引っ張られます。つまり、太ももの裏の筋肉、ふくらはぎの裏の筋肉が、体の中心側(上)に、引っ張られれるということです。そして、ふくらはぎからアキレス腱、その下に足底筋や足底腱膜があり、もちろん、それらも中心(上)部へ向かって引っ張られます。

引っ張られて体が立っていられなくなっては困るので、筋肉や腱は、固くなってそれを防ごうとします。せっかく固くなって守っているのに、筋が固いからと押したり揉んだりすると、筋はさらに引っ張られます。そうして筋が伸びる限界を越えると、今度は、筋が着いている部分の骨を伸ばして対応します。これが骨棘です。

実際に、骨盤の位置を正常に戻すと、足底腱膜炎はなくなり、骨棘は向きが変わり、最終的に消失(自然吸収)します。

足裏の負荷を軽減する、もしくはアーチを確保するためと、靴に敷く変な形のインソールなんかを薦められ、それをしたまま歩くと、しっかり足裏が地面に着けないので、骨盤は整わず、むしろ他の関節も壊してしまう可能性が出てきます。ちなみに、運動効果を高くした変な形をした靴とかも、同じく危険です。

足裏が痛いと歩き方もおかしくなるので、無理に歩こうとするのもよろしくありません。足裏が痛いときは、まずは氷冷し、四つん這い歩行等がオススメです。

足裏のことですが、やっぱり人の体は繋がっているので、1部分だけの話ではないのだと私は思うのです。

手指の変形性関節症

2020-11-09 15:23:31 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
ちょっと肌寒くなってきましたが、歩いているとちょうど良いですね。今日もしっかり歩き、氷冷しましょう♪

前回は、腱鞘炎についてだったので、ついでに、40代以降の女性がよくなる指の変形“ヘバーデン結節”と“ブシャール結節”についても書いておきます。

指の第1関節(DIP関節)が変形してしまうのが“ヘバーデン結節”で、指の第2関節(PIP関節)の変形が“ブシャール結節”です。第2、3関節の変形になると、関節リュウマチの症状の場合もあります。

関節リュウマチは、免疫の仕組みが関係していると考えられており、自己免疫疾患に分類されます。

ヘバーデン結節、ブシャール結節は、どちらも指の変形性関節症に分類されます。

症状は、どちらも類似しており、指関節の背側の中央に2つのコブ(結節)ができたり、赤く腫れたり、曲がったりします。変形が進行すると、関節を動かすことが難しくなることもあります。痛みは必ず生じるものではなく、中には全く感じない人もいます。

第1関節か第2関節かという場所の違いで、名前が違っています。病名は疾患報告者の名前なので、ヘバーデンさんとブシャールさんが報告したってことです。

どれも原因は、現状はっきり分かっていません。遺伝、加齢、更年期・妊娠・出産時のホルモンバランスの乱れ、腎臓機能の低下、手先の使いすぎなどが原因ではないかとも言われています。

実際に、高齢の女性の手を見ると、ほぼどこかしらの変形があるので、多くの女性に発生していると言えます。

これらの疾患も腱鞘炎と一緒で、病院にかかると、使い過ぎを注意され、投薬、テーピング、ステロイド注射などで対処されます。そして、手術…という展開もあります。

変形の原因が不明であろうとも、関節の位置を正しくすると、痛みはほぼ消えることは分かっています。ちなみに、癌であっても、関節を整複することで痛みがほぼ消えるそうです。つまり、痛みは、病変からきているものは少く、関節のズレからくるものが多いのではないかと思うのです。

私の会った患者さん達で、指に痛みがある時、患部を引っ張ったり、温めたりすると痛みが緩和するからやってると話してくれる方も多いのですが、ここでもう一度、大きな声で言いたいのです。


絶対に!です。
一時的に緩和するのは確かにそうです。けれど、その後はどうですか?私からすると、治すことから逆走していると思ってしまうのです。

引っ張るのではなく、押し込む(力が強いと反力で意味なくなるので、ものすごい弱く)ほうが良いですし、温めるより冷やすほうが良い結果につながります。実際に、その場で軽く整複しても、驚かれるほどの効果が出ます。

腱鞘炎

2020-11-02 17:10:06 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
この時期は歩きやすくて、秋の景色も見れて楽しいですね。しっかり歩いて、氷冷しましょう。

今回は、腱鞘炎についてです。腱鞘炎とは、腱を包む鞘(さや)である『腱鞘』という部分の炎症です。代表的な腱鞘炎に、手首が痛くなる“ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)”と、手の指が痛くなる“ばね指(弾発指)”があります。

腱鞘炎は、手の使い過ぎが主な原因と言われます。また、女性ホルモンの変化の影響とも言われます。妊娠・出産期と更年期の女性ホルモンのバランスが崩れる際に、腱鞘を収縮させる作用が働き腱の滑りが悪くなったり、女性ホルモンの減少により炎症が起こる原因になるというわけです。ばね指は、関節リウマチや糖尿病のような持病がある人にも発症しやすいとも言われています。

一般的に病院では、使い過ぎないよう言われたり、湿布や痛み止の薬を出されたり、痛み止めの注射をされたりします。重症と判断されるか、本人の希望次第で、手術という選択肢も出てきます。

ただし、それらの治療を行っても、多少の組織の癒着が起こり、本来の動きに戻すことは難しいのです。手や手首は、腱や筋肉、神経、血管などが要り組んでいる部位なので、手術で短期的に効果があったとしても、長期的に考えると、良い結果を出すのはとても厳しいのです。

ドケルバン病やばね指などの腱鞘炎や腱損傷は、腱と腱鞘の摩擦や感染により滑膜炎が生じて、組織が熱変成を起こすことが多く、その結果、肥厚します。肥厚部では線維に毛玉様の隆起ができ、ループ状に絡み合っています。

骨のズレを治し、体表からねじれのある線維を整えることで、良い状態にしていくことは可能です。

氷冷も良い対処方法の1つです。“ウコンの力”とか入ってるような小さい缶に、氷を入れて握ると、指のカーブ的にも冷却にも効果的だと聞いています。

手指は体幹に向かって辿っていくと、肘があり、その先に肩があり、首に繋がっています。指のズレの原因は、手首かもしれないし、肘かもしれないし、肩、首かもしれません。さらに背骨を辿っていくと、大元である骨盤にも関係してきます。女性ホルモンとの関わりが深いのも、その辺のことがあるのではないかと個人的には思っています。

手指が痛いからといって、手指のみを診て、そこだけをどうにかしようとするのではなく、身体全体を診ると、対処方法も変わってくるのではないかと思うのです。