読んだら歩きたくなるブログ

『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

胸の正しい位置

2020-08-31 15:40:51 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
猛暑はまだ続きますね。立ち眩みがしたりするのは、熱中症の初期症状かもしれません。自分の小さな変化にも注意しながら、歩き氷冷しましょう♪

さて、今回は女性へ向けてのお話、胸の位置についてです。乳房、バスト、おっぱい…など色々呼び方はありますが、肋骨そして筋肉の上にあるそれが正しい位置にあることは、とても重要です。

肋骨の上に、胸の筋肉である大胸筋があり、大胸筋を土台にし、乳房があります。乳房の約90%が脂肪組織で構成されており、それらは乳腺などの重要器官を外的要因から守る役割があります。

乳腺というのは、母乳を分泌する組織です。子供を育てるための器官なので、乳房本来の役割からすれば最重要器官と言えるでしょう。そして、血管のように、乳房内に張られた管状の組織である乳管軍は、乳腺で分泌された母乳を乳頭(乳首)まで運ぶ役割を担います。

そして、乳腺を大胸筋や皮膚と繋ぐのが、クーパー靭帯と言います。これは、コラーゲンで構成された束上の組織で、乳房の「形を保つ」のに重要な器官です。クーパー靭帯は繊細で、伸縮性があまりないため、切れたり伸びたりしやすく、一度伸びたり切れたりすると元には戻りません。そうなると、乳房は下垂します。ちなみに、クーパー靭帯は伸びても切れても痛みなどはないので、自覚はできません。

そう、自分では気付かないまま、胸が垂れているということが多々あるということです。垂れるというのも、下へというのと、左右外側へというのがあります。

そして、ある程度の重さのある脂肪が下垂するということは、その下の大胸筋、肋骨にも影響が出る可能性があるのです。大胸筋は、鎖骨、胸骨、上腕にくっついている筋肉なので、つまりは、首から肩、腕にかけての骨に関わってきます。胸郭拡張にも繋がる可能性もあります。

もう若くないし…とか、見た目気にしないし…とか、だらっと楽にしたいし…とか、胸なんてどうでもいいと捨て置くことなかれ。

若くないからこそ、クーパー靭帯は伸び筋肉も落ちて、骨への影響は大きくなるし、見た目の話だけではなく骨の話で、“楽さ”は時として体によろしくないのです。

自分を魅力的に見せるための目的だけでなく、胸が正しい位置にあることで、姿勢は正しくなり、体は動きやすくなるのです。

これは、単純にブラジャーに頼りましょう。ブラジャーと言っても多種多様なので、自分に合ったものを選ぶ必要があります。

鎖骨の中心と左右の乳頭(乳首)のトップを結ぶ三角形が、『正三角形』になる位置が、胸をきれいに見せると言われます。三角形の底辺を作る乳間(左右の乳頭の間)は、肩幅の半分くらいだと美しいバランスだそうです。この三角形は加齢、胸筋の衰えなど様々な要因から変化します。

年齡、体型に合わせたブラジャーで、胸の正しい位置をキープすることで、歩くことや動くことを楽にしてくれるのです。

歩行ではなく、歩容が大事です!

2020-08-24 14:30:20 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
少ーしだけ過激な暑さから抜け出せましたが、まだまだ暑さには要注意だそうです。暑さ指数などの外環境と、自分の体調などを確認して、しっかり歩き氷冷しましょう♪

さて、最近、私が先生に言われて、再認識したことを書いておきます。

歩いても歩いても良くなってる気がしないと言う人や、最近暑くて歩く時間を短縮している人は要チェック!です。


『歩行ではなく、歩容が重要です。』


これです。歩いたということだけでなく、“歩く内容=歩容”が大事だというお話です。

つまり、「こんなに歩いているのに!」とは言っても、「本当に、きちんと歩いているか?」と振り替えってみてほしいのです。いい加減にいくら歩いても骨盤矯正はできないということなのです。

歩き方は、以前紹介していますが、全てを意識しながら歩くのが大変であれば、下記3点を気を付けてみましょう。

まずは、歩き方③であった『足裏でスタンプ』を押すみたいに歩くということ。スタンプというのは、しっかり足を地面につけるということです。しっかり判子を押したい時、ぐりーっと紙に判子を擦りつける感じでインクを写そうとしますよね?そんな感じで、踵から親指の先までぐりーっと、足裏スタンプを地面にしっかりつける感じです。

そして次に、歩き方④にある『膝は真っ直ぐ、やや内側に向ける』ことです。歩いていると意識し辛いかもしれませんが、階段上がるときに膝を見ると、自分の膝がどっち方向にいくか確認できます。どちらかと言うと、内側に向けて足を出すほうが、真っ直ぐになっていることが多いです。

この膝の動きを、座った状態で、確認・練習する方法があります↓。

1.しっかり真っ直ぐ椅子に座ります。上体90度、膝90度、足首90度、足に付け根から腿が真っ直ぐ伸びて、両膝は拳1個分くらい開いている状態にします。

2.拳1個分開けた膝の真ん中の10cmくらい上に、手のひらを置きます。(誰かいれば、その人に向かいに座ってもらい、その場所に手を置いてもらいましょう。)

3.真ん中の手に、膝を交互にタッチします。

以上、これだけです。
自分が思った以上に、膝が外向きに向かっていることが多いので、これだけの動作もキツく感じる人もいるはずです。歩くときは、この動作を思い出して歩くと良いでしょう。

最後に、歩き方⑤にある『腕を後ろに引いて』歩くことです。これは、腕を後ろに引く部分は自分の意思で動かすのですが、前方に出す力はいりません。引いた腕の力をふっと抜くだけで、腕は勝手に前方へ向かいます。前方へは、自分で意識せず自然に任せます。

力を入れて、グイグイ引いたり出したりするのではなく、引くところだけ意識するようにしましょう。

上記3点を気を付けてあるくだけで、歩容は格段に上がります。ダラダラ歩いたり、荷物を持って歩いたり、スマホを見ながら歩いたりしても、骨盤が治らないだけでなく、むしろ悪くなる場合もあります。

歩くことに慣れてくると、速度が上がり、歩幅も大きくなりますが、それに伴い、歩容がいい加減になるとよろしくありません。

40分継続で歩くことが難しくて短時間歩く時も、しっかり丁寧に歩くことで、骨盤が少し整います。丁寧に歩くことが、とても需要なのです。

異常な外気温のときは…

2020-08-17 17:41:29 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
異常な猛暑が酷いですね。こうなると、外を歩くのは危険です。なるべくショッピングモールとかデパートとか、館内エアコンがきいている所で歩きましょう♪

私たちにとって、この外気温が体温を超えるということは、異常事態です。そもそも体内進化的に、寒さには強くなってきたけど、暑さの備えはそこまでないし、飢餓には強く造られても、飽食には対応できていないのです。

体は、皮膚表面の温度より外気温が高くなると、皮膚血管拡張が起きても熱を逃がすことができなくなります。逆に熱を体に取り込むことになり、危険にさらされてしまうのです。

そのため、気温が36~37度以上を記録すると「体温より高い」ことが注目されます。もちろん、体温越えでない環境でも、湿度が高くなると、汗をかけなくなるので、これもまた危険です。なので、最近は、気温、湿度、輻射熱を取り入れた“暑さ指数”を大々的に公表しているのです。単純に気温だけでなく、湿度や日差しの違いをも考慮して、熱中症予防につながるのが、“暑さ指数(WBGT)”です。

さらに言えば、子供は、大人よりも体の面積が少なく、地面の近くにいるので、外気温の影響をより受けやすいので、要注意です。

発汗して熱を逃す方法がありますが、子供は汗腺が未熟な部位があり、大人と同等に働いてくれない場合があります。

汗腺は個人差があるもののおおむね300万~400万個で、数自体は子供と大人で変わらないのですが、子供は体そのものが成長しきっていないため、実際に有効に働いている数は非常に少ないのです。このため、水分補給が、大人のように体温調節に対して有効ではない場合もあります。

実は、この汗腺機能が成人と同等までに完成するのは18歳前後と言われており、結構時間がかかります。しかも、汗腺の発達は個人差が大きいので、一概には言えないところもあります。そんな発汗する機能が未熟な子供を、大人と同じような感覚で、水分補給すれば大丈夫と判断するのは危険です。

また、高齢者も気を付けなければいけません。昔からの感覚で、エアコンをつけっぱなしにするのに抵抗があったり、感知能力が鈍くなって暑さに気付けなかったり、夜中のトイレ防止のために水分を採らなかったりすると、熱中症のリスクが高くなります。

そもそも高齢になると、体内の水分が少なくなります。体内の水分割合は、赤ん坊が70~80%、成人が約60%に対し、高齢者は約50%に減ってしまいます。もともと持っている水分が少ないため、高温・多湿などの環境要因や、発汗・下痢などによってすぐに脱水症状を起こしてしまうのです。

外環境が異常な場合は、無理はしないことが大事です。暑さに強いから…とか、少しの間であれば…とか、異常気象を甘くみてはいけません。環境、体調、年齢などに合わせて行動しましょう。

紫外線と体の疲労

2020-08-10 15:35:18 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
あっついですねー。言ってもしょうがないけど、ただただ暑いと言わずにはいられないくらいの猛烈な暑さです。歩くときは十分注意して、水分補給かかさず、氷冷もしましょう。

さて、そんな暑さなんですが、何もせずに太陽の下にいるだけで、人は疲労します。動かず、寝そべっているだけでも、太陽にあたっているだけで!です。

理由は、日焼け、水分不足、紫外線によるストレスなどがあります。

まずは、太陽を浴びると、皮膚が赤くなったり、こんがり焼けたりする『日焼け』の状態になります。これは、皮膚が軽い火傷状態になっているということです。長時間になってくると、炎症症状が進み、皮膚が赤く火照ったり、酷いと水ぶくれ状態になったりします。

また、日光にさらされると『水分不足』に陥ります。太陽の下、皮膚の表面温度が高くなり、体温調節するために汗をかきます。そのため、血液中の水分が奪われて、濃縮されてしまいます。

血液には、体の隅々に酸素を送り、老廃物を回収する役割がありますが、水分が減ると血液はスムーズに流れなくなってしまいます。その結果、体は酸素不足になり、老廃物も排出され、ゆっくりと疲れがたまってきてしまうのです。

そして、『紫外線による体内のストレス』です。紫外線を浴びると、身体の中には“活性酸素”という物質が増えてしまいます。

この“活性酸素”には、外敵をやっつけるなどの大切な働きもあるのですが、増えすぎると正常な細胞も傷つけ、体にストレスを与えてしまいます。

そのため、活性酸素が増えてくると、体は、体内にあるビタミンC・ビタミンA・ビタミンEなどの“抗酸化物質”を使って中和しようとします。

ところが紫外線を浴びて、急に活性酸素が増えてしまうと、中和が間に合わず、ビタミン類も本来の目的に使われる前に消費されてしまうのです。

また、強い照り返しがある場所だと、目からも紫外線が入ります。目が疲れて緊張すると、全身に疲れが広がってしまい、疲れが増大していきます。

炎天下というのは、そこにいるだけで疲労していくのに、それに、さらに動きが伴います。スポーツしたり、歩いたりというだけでなく、庭先で掃除したり、花壇の手入れをしたり、洗濯物を干したり…といった少しの動作でも、日光の疲労にプラスして負担がかかるというわけです。

対策としては、水分(糖分+塩分)補給、ビタミン補給、日焼け対策、紫外線対策などが重要です。少し日陰に入るだけでも違います。特に、近年の猛暑は本当に災害レベルになりえるので、要注意です。

私たちは、太陽が出すぎても不調になり、太陽がなくても不調になるので、これまた、難しいものです。

胸郭拡張と肺の換気障害

2020-08-03 15:42:49 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
夏っぽい気候になってきましたね!気圧がしっかりかかると体はシャキっとしますが、炎天下の中歩くとさすがにバテます。暑さ対策しながら、歩き、氷冷しましょう♪

前回、湿度が高いと呼吸しづらいという話をしましたが、肺の換気障害というのは、実は結構多くの人が持っていたりします。特に都市部には多いそうですが…。

換気障害の理由は色々あると思いますが、その1つに、胸郭(肋骨、胸椎、胸骨から成る胸部の外郭)の拡張が影響していると考えられます。

息苦しくて呼吸を繰り返すから胸郭が拡張するのか、胸郭拡張のせいで呼吸がしづらくなるのか、鶏が先か卵が先か…みたいな話だと思うのですが。

肺は、空気の出し入れで、伸びたり縮んだりしているわけではありません。肺そのものが自動で動くわけではなく、肺を収容している胸郭の容積が変化することで、間接的に伸ばされたり、縮んだりしているのです。

胸郭の容積を変化させる方法は、外肋間筋を使うか、横隔膜を使うかです。前者が胸式呼吸、後者が複式呼吸と呼ばれますが、通常は両方の働きによって呼吸運動が行われます。

胸郭が拡張すると換気障害が起こるのは、胸郭拡張により肺胞1個ずつの容積が増え、容積あたりの表面積が逆に小さくなってしまうからです。つまり、1換気あたりに捕まえる酸素分子数は減ってしまい、換気機能が低下してしまうからなのです。

自分の胸郭が拡張してるなと思うのは難しいですが、もし、ちょっと息し辛いなという場合には、思い出してください。

心臓の収縮などと違い、呼吸は自発的に行えるので、呼吸効率を自分で上げることができます。息をできるだけ長く吐いて、肺胞の膨らみを小さくし、肺の負担を減らしてあげることができるのです。

実際には、3秒間息を吸い、8秒間かけてゆっくり息を吐いていく感じです。その時に、肋骨部分に軽く手のひらをあてて、肋骨の動きを感じてみるのも良いでしょう。

前ならえの一番前の子が腰に手を当てている手の形を、そのまま上に持っていき、胸部の下辺りに手を添える感じです。その時、力を込めないように注意しましょう。呼吸して肋骨が動いているのを感じとれれば良いです。息を吐いていって吐ききる感覚を、手でも感じてみてください。

呼吸器さえ正常であれば、呼吸に問題ないというわけでもありません。呼吸筋やそれを動かす脳の働き、酸素や二酸化炭素を運ぶ循環器なども揃って、はじめて正常な呼吸と言えます。

しっかり歩くこと、呼吸すること、水分を採ること、が基本になると、結論はいつも同じになります。