読んだら歩きたくなるブログ

『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

位置的頭蓋変形症

2024-02-12 07:57:00 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!すでに少し暖かい気候になってきましたね。花粉に気を付けて、しっかり歩き氷冷しましょう♪

産後骨盤を行っていると、赤ちゃんの悩みも多く聞きます。その中の1つに『頭の形』があります。

頭の形のゆがみの原因の多くは『位置的頭蓋変形症』と呼ばれる外力による頭蓋変形だそうです。

向き癖等によって頭の同一部位が圧迫され続けることで平らになりゆがみが生じます。 多くは後頭部の変形で、後頭部の片側が平らになる斜頭症や後頭部の全体が平らになる短頭症があります。

位置的頭蓋変形症以外に赤ちゃんの頭がゆがむ原因として、『頭蓋骨縫合早期癒合症』という 骨の病気があります。頭蓋骨縫合早期癒合症は、頭の骨が早期に癒合することで骨の成長が阻害されて頭のゆがみが発生します。頭蓋骨縫合早期癒合症の場合、赤ちゃんの頭が歪むだけでなく、頭蓋が拡大しないことで脳の成長発達に影響が出る場合や顔面骨が変形することもあります。

ヘルメット治療の対象となるのは位置的頭蓋変形ですが、外見だけでは頭蓋骨縫合早期癒合と区別がつかない場合があります。その場合は、頭部レントゲンや頭部CT検査によって赤ちゃんの頭蓋骨縫合に癒合がないかを確認する必要があるようです。


位置的頭蓋変形症は、子宮内、吸引分娩等の分娩時や出生後の影響等により起こりますが、 出生後の向き癖に起因する変形が一般的です。

頭を常に同じ位置に向けて寝ることで、接地面の成長が抑えられ、接地面以外が大きく成長し、斜頭や短頭といった頭蓋変形がおきます。斜頸を発症している場合は、頭を別の位置に向けることが困難なため、発症しやすいとされています。

位置的頭蓋変形症の場合、基本的に脳の成長や精神発達に大きな影響を与えることはないと言われていますが、将来的な整容面への影響があり、頭蓋変形が顔面や耳の左右差へ影響を及ぼす場合には、噛み合わせ、視力、眼鏡がかけにくい等の問題が発生する可能性もあります。

月齢3ヶ月未満であれば、体位変換などを行うことで、頭のゆがみが改善することがあります。 赤ちゃんの頭の形は数ヶ月で大きく変化するため、ゆがみに気づいた場合は早めに対応することが望ましいとされています。

そして、頭蓋形状にあわせたオーダーメイドのヘルメットを作製し、頭の成長に合わせて適切な状態で装着することで、頭のゆがみを改善する方法もあります。

このヘルメット療法を行った方から何人か話をお聞きしましたが、保険適応外で、オーダーメイドなため、作るのに50万円前後かかることと、月齢6ヶ月以内に行う必要があるので、タイムリミットのある中ものすごく悩んで悩んで悩まれるようです。

どんな決断をされても良いと思います。様々な考え方があります。即決できない場合は、自分の頭の形を確認するのも良いし、周りの人と話し合うのも良いかもしれません。