読んだら歩きたくなるブログ

『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

骨盤矯正とは…

2021-12-20 06:35:00 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!
寒くなって歩くのが辛い時期になってきたので、朝晩より日が出ている時などに、しっかり歩き氷冷しましょう♪

世の中にあふれる骨盤矯正、決してそれを批判しようとは思いません。ただ、私が学び追求している考え方や整複方法と異なるものも多いというだけです。様々な宣伝効果で、世間の『骨盤矯正』についての認知度が高いことで助かることもあれば、うーーんと唸ることもあります。

骨盤の歪み(ゆがみ)や傾きなどの言葉をよく耳にしますが、骨盤自体が大きく歪むことはありません。骨盤の関節である仙腸関節も強力な靭帯に覆われているため大きく歪むということはありえません。

なので、私は「骨盤が歪んでますね」とは言えません。「左側の腸骨が前方にややズレています」などの表現になります。ズレというのも微妙ですが、分かりやすくするために言っています。

骨盤矯正はダイエット効果があると信じている人も多いのですが、私は基本的にそこまでの関係性を感じてはいません。もちろん、骨盤の位置を正常にすることで、お腹が引っ込んだとか、代謝が上がったとか、便通が良くなり結果ダイエットに繋がったとか…副作用的なことはなくはないのも事実です。しかし、“骨盤矯正さえすれば痩せる”というのは、誇大広告ではないかと思います。

私の学んでいる骨盤矯正(調整)は、ざっくり言うと仙腸関節の整複です。仙腸関節の関節面を「耳状面」というのですが、他の関節と違い表面は凹凸になっています。上体と下肢をつなぎ大きな負荷がかかる関節であるため、高度な流体潤滑を成立させるための構造になっており、凹凸面がネジと同じように緩んだり噛みこんだりします。前方に回転すると緩み、後方は噛みこみとなります。

仙腸関節は不良姿勢や変則荷重などでストレスを受けやすく、仙腸関節への持続的なストレスは、仙腸関節を取り巻く結合組織(靭帯や筋膜)の緩みや緊張を生じさせます。それにより、仙腸関節の不安定性や潤滑不全(関節の動きが悪くなる)を引き起こします。

そして、仙腸関節の周辺を取り巻く結合組織が、数ミリズレるだけで、ギックリ腰、急性腰痛を発症します。仙腸関節の異常は土台となる骨盤全体を不安定な状態とし、それを補うため腰部の筋群も緊張を強いられ腰部筋群にも影響し痛みの原因となります。

その仙腸関節が正常なだけで、体の動きが変わり、内臓の位置や動きも良くなります。痛みがある人は分かりやすいかもしれませんが、症状があまりない人であれば、体感としてはちょっとスッキリするくらいの変化かもしれません。

整複動作もなるべく力をいれない方が治るので、整複する方も、される方も、やった感もやられた感もあまりありません。力いっぱいグイグイグリグリバキバキやったほうが、施術者と患者お互いに、達成感も満足度も上がるのですが、それは壊してしまっている可能性が高いのです。私は、治せなくても壊すことだけはするな!という教えに基づき、日々精進しています。

要は治ればどんな方法でもいいと思います。皆が幸せならそれでいいのですが、壊されて悪化しなければいいなと願うばかりです。履くだけ骨盤サポート衣類で首の動きが悪くなっていた人もいたので、広告を鵜呑みにせず、自分に良いのか確認しながら試しても良いのかなと思うのです。

老化のはじまりと予防

2021-12-06 06:35:00 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!冬になって、朝晩歩くのが少し厳しくなってきました。寒い分、夏の倍以上の筋トレになっているなと思いながら、しっかり歩きましょう!

現状、20代~30代の女性を診ることが多いのですが、関節が正常可動域動いていないのに、自覚症状のない人が結構います。

可動域動かなくても、大して生活に支障がないし、常に痛みがあるわけでもないので、気になりません。少しの違和感を自覚できる人の方が少ないのです。

その時は数センチの話で、これが積み重なって、歳をとって動かなくなったり痛みが出たりして初めて異常に気づくのだと思いますが、スタートはこのくらい(20代~30代)からなのかもなと思いつつ整複しています。

体力が落ちた、体質が変わってきた、関節が動きにくい……誰にでも訪れる老化のサインは、実際のスタートより少し遅いのかもしれません。そして、その表れ方やスピードには個人差がものすごくあります。

このブログでも何度か主張していますが、

“老化スピードは遅くすることができます”。

加齢によって疾患リスクが高まるのは変わりませんが、老化のスピードを遅らせることができれば、全体のリスクを減らすこともできます。ただし、老化スピードを遅くすることはできても、若返ることはできません。だからこそ若いときからの老化対策が必要なのです。

なぜ人によって老化のスピードが違うのかということは、今の段階では解明されておらず、老化スピードを遅らせる決定的な方法も出ていません。ただ、寿命に対する遺伝子の寄与率は25〜30%といわれていて、残りの70〜75%は住環境、食生活、精神的なものなど、生活環境が影響すると考えられているそうです。

つまり、うちの家系は短命だとか長生きだとかは3割くらいは本当で、7割は生活環境で変化していくものなのです。

生活環境の中で、老化に大きく関わるのは食生活です。これは年齢によって考え方を変える必要があります。成長期かつ代謝循環の良い23歳くらいまではカロリーをあまり考えなくても大丈夫です(但し異常な食べ過ぎを除きます)。23歳以降から60歳ぐらいまでは、カロリー制限をしたほうが疾患リスクは下がりますので、食事量を満腹になる量から2〜3割減らすよう心がけましょう。

しかし、85歳以上になると女性の約35%が低栄養になります。加齢とともに消化機能が低下し、量も食べられなくなるので、60代、70代になったら、栄養バランスを考えながらも、しっかり食べたほうが良いのです(但し異常な食べ過ぎを除きます)。60代を過ぎてからのカロリー制限は悪影響のほうが大きく、痩せているよりも小太りぐらいがベストです。特に50代以上でBMIが20以下の人は注意しましょう。

年齢にかかわらず取り入れたいのは歩行です。激しい運動をする必要はありません。歩くことを日常的に行いましょう。

現在、最長寿命は約120歳といわれています。つまり60歳になっても、倍の年齢を生きなくてはいけないということになります。なるべく健康な状態を延ばすためには、将来を見据え、早いうちからの老化予防が大切なのです。