読んだら歩きたくなるブログ

『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

股関節異常

2021-11-22 06:35:00 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!
朝晩は冷えてきましたが、歩くには悪くない気候です。さらに寒くならないうちに歩く貯金を貯めましょう♪

さて、骨盤の近くにある股関節は、その影響もうけやすく、球関節なので少し治りにくい関節です。

そして、股関節は捻挫や打撲をしやすい他、はっきりした理由が無いのに鈍痛・違和感を出しやすい関節です。

原因の多くは、日常生活やスポーツでの悪い立ち姿勢・間違った歩行・走り方と言われます。

病院では、『股関節炎』や『変形性股関節症』と診断され、加齢・体重増加が原因と説明されることが多いです。治療としては、負担の軽減・生活改善の指導・注射・痛み止め・シップ等が一般的です。重症の場合人工関節への置換手術が行われる事もあります。

高齢者・変形の強い方は画像で異常を確認できますが、レントゲン・MRI等の画像に写らない症例がたくさんあります。

骨盤の近くにある股関節は、骨盤のズレにも大きく関わりがあります。どっちが先にズレているのかは、ニワトリが先かタマゴが先かのように判別は難しいのですが、互いに影響されることは確かです。骨盤が股関節に影響されているとも言えるし、その逆も言えるわけです。

股関節のバランス異常だけではありませんが、関節のズレは、大元である骨盤(仙腸関節)のズレを治してから、各部位を治す必要があります。

股関節の異常も、骨盤を治してから、『関節面圧』で調整すると大きな改善が見られます。股関節のバランス異常は、たまに大腿部やふくらはぎの痛みなどに関係する事もあり、結果的にそれらの症状が軽減することもあります。

私は、股関節のズレに関して、自分で治していくにはどうすれば良いか、先生に聞いたことがありますが、答えは…

「歩く」

でした。結局そういうことなのです。手技でも治せますが、自力であれば、歩くしかないのです。変にストレッチしても逆効果だそうです。とっておきの何かがあればいいなぁと思ったのですが、日々歩くしかないに至るのです。

股関節痛の原因は、寝がえり・寝ている姿勢が関係する場合が多く、就寝時の姿勢を変えていくと改善が早まります。また、過剰につま先を内向きにする『内股歩き』は、股関節に負担がかかります。

日常生活を変えていくだけで、身体は変わります。良い方にも悪い方にもです。しっかり歩いて関節のズレを改善していきましょう!

疲労のメカニズム

2021-11-08 06:35:00 | 日記
おはようございます!あるくべきのふみです!寒くなってきましたね。温度調節など気を付けて、歩き氷冷しましょう♪

「疲労研究」が進展したというニュースを見ました。疲労の原因物質が発見され、「疲労感」と「労働や運動による生理的疲労」からなる疲労のメカニズムが解明され、疲労を客観的に測る技術が発明されたとのことです。

それにより、従来「疲労回復に効果がある」と思われていた物質のほとんどは、「疲労感を軽減させる物質であり、疲労回復効果はない」ことが分かり、栄養ドリンクやサプリの表現が変わっているという話です。

こういう話は、よくあります。人体も医学もまだまだ解明されてないことだらけなのです。急に今まであった常識がひっくり返されることが多々あります。

擦り傷は乾かしたほうがいいとか、弱っているときは欲しくなくても何か口にしたほうがいいとか…色々と、言い伝え的なことから昔はお医者さんも言っていたことまであります。

さて、「疲労のメカニズム」として、疲労には「疲労感」と「体の疲れ」という二つの側面があるようです。

まず、「疲労感」について、「炎症性サイトカイン(私たちの体が、病原体などの異物を察知した際、自ら炎症を起こして異物を排除しようとする免疫反応が作り出す物質)」が脳に作用することで発生します。

炎症性サイトカインが脳に作用すると、脳は「疲労感」という形で「休みなさい」というメッセージを発します。風邪をひいた時などに、発熱して休みたくなるのはそのせいなんだそうです。

つまり、“体を動かしたときに細胞に負荷がかかる”⇒“乳酸が肝臓で代謝される”⇒“そのときに「タンパク質合成因子(elF2α)」がリン酸化されて疲労の疲労因子(リン酸化elF2α)になる”⇒“炎症性サイトカインが作られ、「疲労感」という生体アラームが発する”ということです。

「疲労感」は、やっかいなものと考えられがちですが、実は体の危険を我々の脳に知らせてくれる重要な仕組みで、別名「生体アラーム」とも呼ばれるそうです。こうした生体アラームには疲労感のほかに「痛み」もあります。

一方、「体の疲れ」は、体の中で心臓、肺、消化器などの材料となるタンパク質の合成を担う「タンパク質合成因子(elF2α)」が「リン酸」と結びつくことで「疲労因子(リン酸化elF2α)」が誕生するそうです。タンパク質合成因子が疲労因子に変化してしまうと、タンパク質の生成量が減り、臓器の働きが低下したり機能障害が起きたりします。こうした疲労因子が増えることで起きる状態が「体の疲れ」の正体だそうです。

また、このリン酸化elF2αは、炎症性サイトカインを産生させる働きもあるようで、リン酸化elF2αによって産生された炎症性サイトカインが脳に伝わって「疲労感」を生じさせることで、ヒトは「体の疲れ」を知ることができるのだそうです。

近年、「疲労を起こすのは活性酸素による酸化ストレス(活性酸素が増え過ぎて、活性酸素の産生と抗酸化防御機能のバランスが崩れること)で、細胞が傷つけられるからである」が定説になっていたのですが、それは間違いなんだといいます。

以前は、活性酸素によって体がさびつく(細胞が酸化する)と、それに対する免疫反応で炎症性サイトカインが出るというようなこじつけが行われていましたが、生理的疲労の場合、体のどこにも異物は存在せず、免疫反応も起きないのだそうです。

活性酸素は、リン酸化elF2αを作る原因の一つなので、疲労の原因の一部ではありますが、体をさびつかせて免疫反応を起こさせるという説明は正しくないそうです。

ただし、「病的疲労」においては、免疫機能が関係すると考えられる疲労もあるので、そこは分けて考えなければいという点には注意が必要です。

栄養ドリンクなどに入っている抗酸化物質によって抑えることができるのは疲労感だけで、体中の「疲労」はそのまま残るそうです。

それなのに、抗酸化物質で疲労感を抑えたまま働いたり、運動し続けたりしたら、無自覚なまま全身に疲労がたまり、ある日ぱったり倒れてしまう可能性がとても高くなります。疲労感は、私たちの体を守るために「休め」と命じる大切な生体アラームなのです。

とても精密にできている私たちの体は、生きる上で必要なことは自らが教えてくれてます。食欲ないときには食べるな、疲れた時には休め、痛いときには動くなとメッセージを発しているのです。それを無視して、気のせいにしたり、無理矢理動いたりしてはいけません。自分の体の声は素直に受け取り従いましょう。