ダービーの前後に、2回もしつこく主張させて頂きましたが、ついに、2024年のJRA顕彰馬選定投票の結果が発表されました。結果は以下のとおりです。
顕彰馬に選定 コントレイル
(得票率86.4% 有効投票176のうち152票を獲得。得票率75%以上で選定)
顕彰馬に選定 キングカメハメハ
(得票率81.3% 有効投票176のうち143票を獲得。得票率75%以上で選定)
【馬 名】 【得票数】 【得票率】
コントレイル 152 86.4%
キングカメハメハ 143 81.3%
オジュウチョウサン 102 58.0%
ブエナビスタ 45 25.6%
モーリス 39 22.2%
シーザリオ 16 9.1%
ゴールドシップ 12 6.8%
アグネスデジタル 9 5.1%
グランアレグリア 9 5.1%
ハーツクライ 9 5.1%
ダイワスカーレット 8 4.5%
ヴィクトワールピサ 8 4.5%
ドゥラメンテ 7 4.0%
<以下省略>
昨年は、アーモンドアイが顕彰馬に選定されましたが、無敗の三冠馬コントレイルがまさかの『1票届かず!』という結果となり、また、選定チャンスが残り少ないキングカメハメハが一昨年よりも得票数を減らして落選!というショッキングな結果となりました。
そのため、ワタクシも相当にヒステリックな表現で、投票権を持つマスコミ関係者の方々に対して「無責任な投票スタイル」の根絶を訴えたり致しました。(詳細は、2023年6月7日の当blogの記事をご参照下さい)
まぁとにかく、2024年の顕彰馬投票で、コントレイルとキングカメハメハの2頭が、晴れて顕彰馬に選定されたことを素直に喜びたいと思います。そして、両馬の関係者の皆様には、心より祝福の言葉をお贈りしたいと存じます。
本当におめでとうございました!
実は今年の結果についても、言いたいことは山ほどありますが、今回は1つだけ申し上げておきたいと思います。
それは、昨年2023年と今年2024年の顕彰馬投票数の違いであります。
実は、2023年の投票記者数=投票権を持っている記者の数は207名でした。ところが、今年2024年の投票記者数は176名。すなわち31名も減少しているのです。
ちなみに、昨年2023年にコントレイルが得票した数は155、今年2024年の152と殆ど変わりません。またキングカメハメハの得票数も昨年2023年は136で、今年2024年の143とほぼ同レベル。にも拘わらず、両馬ともに顕彰馬に選定されたのは、「投票記者数」が31名も減って、分母となる有効投票数が減少したから。
穿った見方を致しますと、「見識に乏しいと思われる記者、あるいは自ら投票権を返上したい記者」から、JRA側が投票権をはく奪したのではないか?と思ってしまいます。
なお「見識に乏しいと思われる記者、あるいは自ら投票権を返上したい記者」とは、ワタクシのような考え方とは一線を画していて、「もっと自由な人気投票で良いのだ」と信じる人たちで、「うるさい事を言われるくらいならば、投票なんて辞めたるわ!」という方々だと思われます。
そういう記者たち=投票記者が31名も減った結果、この2頭の顕彰馬選定が決まったということに思えます。
これはこれで、またまた「議論を呼ぶ」顕彰馬投票になった気がいたします。