金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 安田記念・鳴尾記念

2024-06-03 03:35:11 | 競馬

 

 まずは京都の鳴尾記念勝ったのは、ディープインパクト産駒の6歳牡馬ヨーホーレイク。1番人気だったロードデルレイが馬場入場後に左後肢跛行のため出走取消になるアクシデントがありました。スタート後に、ヨーホーレイクは5番手追走で脚を溜めます。逃げたバビットの前半1000mのラップは58秒7と流れる展開に。直線に入ると、そのまま粘り込みを図る先行勢の外から、ヨーホーレイクとキングカメハメハ産駒ボッケリーニの2頭が前を交わして競り合いになります。ゴール手前でヨーホーレイクがアタマ差前に出て勝利。良の勝ちタイムは1分57秒2。2着ボッケリーニから1馬身1/2差の3着には、3番手からポイントオブエントリー産駒エアサージュ。さらにアタマ差の4着には、後方から追い込んできたディープインパクト産駒ヤマニンサンパ

 勝ったヨーホーレイクは、6歳ながらこのレースで10戦目まだまだ走るエネルギーは十分に保っており、ここからGⅠ戦線でも活躍が期待できる馬です。ディープインパクト産駒の6歳牡馬は、シャフリヤールが今年のドバイシーマクラシックで2着、プログノーシスが金鯱賞優勝と香港のQE2世Cで2着と元気に活躍中であり、同期に負けるかとヨーホーレイクも名乗りを上げてきました。ここからの1年が大変楽しみであります。

 2着ボッケリーニは惜しい負けではあるものの、さすがに地力を見せた感じ。8歳とは言え、まだまだ活躍が可能な状態。3着エアサージュ、4着ヤマニンサンバ、5着ディープモンスターも差のない競馬でしたので、GⅢ路線ならば十分争覇圏にあると思います。

 

 

 そしてマイル王決定戦、GⅠ安田記念勝ったのは、香港の6歳騙馬ロマンチックウォリアー。好スタートから6番手追走で脚を溜めます。逃げたドーブネの前半3ハロンのラップは34秒5と平均パース。直線に入ると、残り200m手前のところでまず、フィアスプライドが先頭に立ちますが、すぐにその横からロマンチックウォリアーが抜け出します。大外からハービンジャー産駒ナミュールとルーラーシップ産駒ソウルラッシュの2頭が鋭く迫りますが、これに1/2馬身差をつけて快勝。小雨の稍重の勝ちタイムは1分32秒3。2着にナミュール、ハナ差の3着にソウルラッシュ、さらに1馬身差の4着には、中団から内を差してきたガイアフォース、1/2馬身差の5着には、後方から大外を追い込んできたセリフォス

 香港の最強馬が、日本のマイルGⅠを制圧して、GⅠ5連勝を飾りました香港カップ、GE2世カップ、豪コックスプレートに加えて、日本の安田記念を制したのですから、少なくとも1600~2000mのカテゴリーでは、世界NO.1の地位に就いたと言って良いでしょう。次走は未定ながら、宝塚記念の出走可能性も有り得るとのこと。

 2着ナミュールは、さすが現日本のマイル王として地力を見せてくれました。遠征疲れが残っていた前走ヴィクトリアMから調子は上向いておりました。3着ソウルラッシュも力は出せたと思います。4着ガイアフォースは、馬場が渋ったことと内枠を利して勝ち負けのレースに持ち込んだ感じ。逆に5着のセリフォスは、17番枠だっただけに外を回した分、上位馬には届かなかったということ。

 最下位のドーブネでも、稍重馬場で1分33秒8で走っているので、18頭は差のない競馬をしていました。見ごたえのあるレースでありました

 

 


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