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迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

ニッポン徘徊──隠された“二番目”

2024-02-21 20:54:00 | 浮世見聞記


今年の初めに神戸で“日本一短い國道(國道147號線)”を体験したので、今度は信州の上田驛前に存在すると云ふ、“日本一短い縣道”を体験しに行く。



「縣道162號線」がそれだが、神戸の場合と違って市販の道路地図にも、現地にも、それを示す物は一切無く、私と同じことを考へて出かけた先達の報告書を検索し予習した上で向はなくては、まずたどり着けない、と云ふか、氣が付かない。

上田驛「お城口」前のロータリーと、縣道77號線が接する“上田驛お城口”信号の下、縣道77號線に平行して敷かれた橫斷歩道が、件の縣道162號線なのである!



幅員20mに對して道路全長──云ふかほとんど橫斷歩道幅──は、わずか7mと幅員より短かい!

が、これは“實延長”で、縣道162號線としては、接してゐる縣道77號線と119.4m先の“中央一丁目”交差點まで重複して續いてゐるので、“総延長”としては126.4m云々。 



このことから、同じく日本一短い縣道として名乗りを上げてゐる藝州呉の縣道204號線(総延長10m)に軍配を挙げる向きもある云々。



藝州の件はここでは措くとして、信州の縣道162號線、かつては上田驛前より上田驛お城口信号までの総延長55.5mだったものが、驛前の再開發で現在のロータリーが造られて縣道分が削られた結果、件の橫斷歩道7mだけが實延長として殘った云々。

その際に縣道77號線との重複區間119.4mが付け加へられたが、地元行政曰く、その經緯は「不明」云々、私が思ふに、驛前の削った分をそちらへ付け替へたのではないか?


(が實延長部分、が縣道77號線との重複部分)

さて、総延長で歩いてみたところ、所要時間は1分29秒。

神戸の國道147號線と同様に密度の濃い道中だが、こちらは上田驛を發着する列車の運行本數がおそろしく少ないため、
予定の時刻までかなり間がある。



よって、そのまま上田城趾まで足を伸ばし、あたりを見物せばやと存じ候。












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