清き流れの紅筏。 2024-12-07 19:47:00 | 浮世見聞記 ラジオ放送で、関西方の喜多流による「龍田」を聴く。川面に散り敷かれた紅葉のごとく古歌を散りばめた清廉な女神の舞曲にて、かうした物語性より風情に重きをおいた曲は、謠ひ手の人選にも重きをおかないと、せっかくの紅葉も全て川流れになってしまふ。洋樂は門外漢ゆゑ知らぬが、“純邦樂”について云へば、ラジオ放送だからと云って演者も卓越した技藝者たちを揃へたかと云ふと、明らかにさうでもない場合がある . . . 本文を読む