迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

萬年荒波。

2021-04-28 19:07:00 | 浮世見聞記
地元の空き地に、一輪だけ咲いたあやめ。種がひとつだけ、そこに落ちたからだらう。この一年で、道沿ひのさまざまな花を樂しむ目を持つやうになったことが、この國難下における私の唯一の幸せか。地区センターを覗くと、秋に公共施設で開催される予定の、“藝術祭”の参加募集案内が出てゐた。昨年に初参加を考へたものの熟考の末に見送り、その代はりに當日は野外での演しものを見學した。屋内の展示にも興味はあったが、入口の人 . . . 本文を読む
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