藤原定家の書体──“定家流”を樂しみに、五島美術館の春の優品展「古筆を知る」に出かける。そして反古懐紙にしたためられた「詠初冬嵐和歌」より、“嵐”の書体に御縁を感じ、しばし魅入る。先の見えないこの國難下では、ともすると自分自身が行方不明になりかける。五島美術館のやうな、余計なものが目に入らない静かな空間に身をおくことで私はやうやく時世から解き放たれ、浮世のばかげた事柄に隠れてゐる自分を見つけ出す。 . . . 本文を読む
dmenuニュースよりhttp://topics.smt.docomo.ne.jp/article/dailysports/sports/20210422059?fm=dやっと入ってきた、この方面からの樂しい知らせ。一人確認、と云ふことは、今ごろ十人は下らない數になってゐることでせう。こんな茶番中繼走の参加から早々に手を引ひたゲーノージンは、さすがおのれの利害を最優先する商賣柄、泳 . . . 本文を読む