Already 三丁目は夕日

徒然なるままの些細なブログ

6月の最終週は

2012-07-01 10:48:19 | 日記
 先週は、葬式の参列に始まり、子どもの誕生日で終わった。なんだかよく判らないペースの一週間だった
 葬式の後の初七日の法要では、オヤジの替わりで坊さんの隣に座り、落ち着かないまま時間が経つのを待っていた。おまけに、参列者は初めて見る人ばっかりだったし。
 亡くなった方の叔父の妻で、叔父は元気でピンピンしているのに喪主は息子にしていた。参列前に自分の実家の近所の人から叔父の消息を聞かれたり、中々変わった葬式だった。初七日の法要では、1世帯一人の参列でお願いする、とかいろいろ条件をつけられた。んー、「儲け」に走っていたような匂いがした。しかし、息子、息子の嫁は結構立派な仕事をしているのだが、一般参列者が10人足らずだったので思いは潰えたのではなかろうか。
 一昨日、オフクロから電話があり「この前、初七日の法要終わったのに、また日曜日にやるんだって!」と怒っていた。今まで、カミさんの親戚、職場の先輩、同僚等の葬式・法要に参列したことはあるが、初めて聞くケース。まぁ人それぞれの弔い方はあるのだろうが。しかし、出席するとなると「香典」を包まなければいけない。やはり「儲け」が目当てなのか。なぜ、ここまで怪しむのかは、通夜に行った際、祭壇の飾りの説明するたびに「あの飾り1個で××万円、この飾りは1個でXX万円」とか、いかにも「オカネはかけていますよ。」みたいな説明していたから。亡くなった方が聞いてどう思ったのかなぁ。いつも思うのだが、金ピカとか現世での価値でしかないのだから、あの世では金ピカの価値なんて何もないんではと。
 結局、オヤジもオフクロも法要には参列しないらしい。
 日曜日、月曜日は葬式のために埼玉から来た、二人の伯母さんたちの送迎で疲れ果ててしまった。この二日で一番心に残っている出来事は、一人の伯母さんが新興宗教に入っているらしく、昔の話で盛り上がったいるときに、「ちょっとDVDいい?」と言われ、軽く「いいよ!」というと、徐にその新興宗教のDVDを見せ始めた。オレと姉、姉の子は困ってしまった。しかし、オヤジ、オフクロともう一人の伯母さんは完全にスルーしていた。なんという、面の厚さなのであろうか。こんな空気であれば、「オレは絶対入信させられてしまうな。」と思った。
まぁ、彼女も「離婚」「子どもの不登校」とか、普通の人が経験したくもない中を生きてきたのだから、入信したことについて理解出来ないわけでもない。
 一息ついた木曜日は子どもの誕生日。年々、プレゼントは悩みのタネになっている。ゲームのソフトとか思い出に残らないし、迷った挙句の果てに本にした。絵が好きなので、妖怪の浮世絵とか描いている「歌川国芳」の解説本にした。今はあまり漢字が読めないが、ある程度字が読めるようになり、まだ絵に興味があれば、時間が経っても思い出してくれるのかな、との思いがあった。
 


 なんだかんだで、生と死、出会いと別れを味わった6月最後の週であった。さて来年の今頃どんな6月を過ごし、どんな思いで7月を迎えるのだろう。