アンティーク・コーディネーターへの道

アンティーク・コーディネーターを目指して蒐集している古民具や古道具を日々の生活とともに紹介します。

韓国語の「濃音」を発音する

2004年12月29日 | 徒然日記
韓国語を習い始めてからあっという間に15年(これまでの人生のほぼ半分だぁ)も過ぎ、始めてまもない頃のことをふと思い出しました。(お友達Wooさんのブログを読んだ後だったからかも知れません^^)
韓国語は文法構造が日本語ととても似ている点でおそらく日本人にとっては一番習いやすい言語だと思うのですが、やはり最初に乗り越えなければならない壁がいくつかあります。私も含め大部分の学習者にとってはやはり文字を覚えることと発音に慣れることでしょう。大学の専攻が韓国語だったこともあり、一年生の頃は発音練習を徹底的に行なうのですが、90分の授業が終わる頃には顎や頬の筋肉に張りを感じるほど普段使い慣れていない筋肉を動かして発音してたんですね。特に難しかったのが「濃音」と呼ばれる詰まった音(ᄁᄄᄈᄊᄍ)です。喉を詰まらせて発音するので口から息がもれない音なんですね。だから「口元に薄い紙を置いて発音しても紙はゆれない」なんて指導されました。頭では理解できても実際はそうそううまくいかないものです。何度試しても口元の紙がゆれてしまうんですから。
そんな時ある韓国人の先生から「日本語の発音にも濃音はあるんですよ。ただ気づかずに使っているだけです。たとえば『ぴったり』の『た』は濃音じゃない?」と聞いてからは徐々に発音のコツがわかってきました。そんな風に考えると日本語にもたくさんの濃音があるんですね。
「ᄁ」・・・がっかり、はっきり など
「ᄄ」・・・ばったり、まったり など
「ᄈ」・・・さっぱり、がっぽり など
「ᄊ」・・・あっさり、ひっそり など
「ᄍ」・・・きっちり、みっちり など
たまには15年前の初心を思い出して少々さび付いてきた韓国語をブラッシュアップしないとなぁ(^^)