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アンティーク・コーディネーターへの道

アンティーク・コーディネーターを目指して蒐集している古民具や古道具を日々の生活とともに紹介します。

ドトールの『フローズンマンゴー』

2005年06月03日 | 私の一品
もうそろそろ関東地方も梅雨入りですね。ムシムシと暑い長雨の季節の到来に気持ちまで少々滅入ってくるような感じです。
今日ご紹介するのは、これからの蒸し暑い季節をさっぱり爽やかに過ごすのにぴったりの一品。それはドトールコーヒーで発売している『フローズンマンゴー』です。昨年の期間限定販売に引き続き、今年も継続販売されることになったようです。昨年私たち夫婦でブームになったものはいくつかありましたが、その中で最も夢中になったのがまさにマンゴーでしたので、店頭で新発売の旗を発見した時は躊躇することなく即購入したものです。その『フローズンマンゴー』が今年も帰ってきたなんてなんて嬉しいんでしょう(*^^*)
ドトールコーヒーのリリース記事に掲載された『フローズンマンゴー』の紹介を見てみると、「マンゴーのピューレをタップリ使用し、マンゴーの果汁感を楽しみながらも、甘さを抑えているので爽やかさを感じることができるフローズンドリンクです。さらにパッションフルーツ・パイナップル・グァバなどのトロピカルフルーツの果汁を加え旨みをプラスしました」とあります。どうですか、ジメジメと蒸し暑い日やかんかん照りの日に、熱くなった体をクールダウンさせるにはぴったりの一品だと思いませんか?
マンゴーの凝縮された自然の甘みとどこか南国を思わせる爽やかな香り、トロピカルフルーツの甘みとマンゴーの共演、クラッシュアイスの心地よい冷たさと喉ごしの気持ちよさ。この一杯に込められた美味しさを想像しただけで目の前には『フローズンマンゴー』の残像が見えてくるようです。
ちなみにこの『フローズンマンゴー』にはS(300円、約280cc)、M(350円、約340cc)、L(400円、約440cc)のスリーサイズがありますから、一人でSサイズを満喫するもよし、私たちのように二人でLサイズをシェアするのもいいですね。もちろんLサイズを独り占めできたらなんて幸せなんでしょう(^^)
今年も恐らく9月中旬ぐらいまでの期間限定販売だと思いますので気になる方はお忘れなく。この夏、『フローズンマンゴー』がいったい何回私のほてった体を癒してくれるでしょうかぁ(*^^*)

思い出の『エッセンス韓日辞典』

2005年05月12日 | 私の一品
使い古されて手垢のついた『エッセンス韓日辞典』(民衆書林 出版)。
大学に入学した時に購入した辞典なので、かれこれ15年以上も使ってることになるでしょうか。
とは言っても、小学館の『朝鮮語辞典』が出版されてからはだいぶ出番が減ってしまって、つい最近までは実家の倉庫に眠っていたのですが...
辞典としての使い勝手だけを考えればおそらく小学館の辞典以上のものは今のところないと思うのだけど、写真の辞典には韓国語学習に夢中になっていた頃の思い出がたくさんつまっているからとても手放せないでいるのです。
もちろん最初から写真のような革張りだったわけではありません。ソウルで半年ほどホームステイしていた時にホストマザーの指導を受けながら作ったオリジナルのものです。辞典がパチッとボタンで留められるようになっているのは、間にメモを挟んでも落ちないようにするため。そして、側面のバンド部分にボールペンやら蛍光ペンやらを挟みつけるためです。延世大学の韓国語語学堂に留学していた1年間はどこに出掛ける時も欠かすことなく持ち歩いていたんじゃないかなぁ。初めて聞く単語が出てきたら即座に調べてメモ用紙に書き留めたり、周りの人に意味を聞いたりして。今でもページをめくれば食堂のキムチの香りが漂ってきます!さすがにこれは冗談ですけど、とにかく朝から晩まで寝るときとお風呂に入るとき以外は常に携帯してましたからね~。
今ではネット上にとっても便利な機械翻訳サイトがあるから実際に辞書を引く機会はめっきり減ってしまったけれど、思い出の『エッセンス韓日辞典』は自宅の飾り棚に立てかけて、一日一回は眺めてます。
いつかUちゃんがお母さんの母国の言葉を学びたいと言うようになったらプレゼントしようかなぁ(^^)

『パオ』をカスタマイズ!

2005年02月09日 | 私の一品
今年は2年に一度の車検の年でした。愛車は日産の『パオ』なのですが、既に製造から丸16年が過ぎたこともあって車検の度に何かしらのトラブルが発生します。(メンテしきれなくなって『パオ』を手放す人も増えてきたというのは残念です...)私が覚えている限りでもオイル漏れの修理、タイミングベルトの交換、キャンバストップの張替え、エアコン修理などなど、かなり手を加えてきました。
そんな『パオ』に今回はどんな故障が起きてるかとビクビクしてましたら、幸いにも大きな問題はなくて一安心です。(そうでなくても思わぬきっかけで2台目の車を購入することになり、今度の給料日までその日暮らし状態なもので・・・)それでも車が古くなるとやっぱり色々とあるものですね。私はウィークエンドドライバーなので年間の走行距離は大したことありませんが、タイヤの劣化(主に側面の亀裂)は時間の経過とともに進み、走行中にバースト(タイヤがはじける)する危険性があるとのこと。身の安全には替えられないので四輪ともタイヤを新調しました。タイヤの相場観がまるでない私が少々躊躇していると、2台目購入の際もとってもよくしてくれた店員さんが「日本製のタイヤと機能は目立って変わらずお手頃なのがありますよ。韓国『Hankook』製のタイヤです!」と助け舟を出してくれました。「韓国製」「Hankook」「お手頃」の3つのキーワードに敏感に反応した私は「はい、それにします」と即決。更に、そろそろ愛車『パオ』を自分流に少しカスタマイズしたいと感じていた私はすかさず「新しいタイヤに装着可能なレトロ観のあるホイールってありますか?」と店員さんに投げかけると「ムーンスティール・ホイール(円盤型クローム)なんか付けたら昔の外車みたいなレトロ観がでますよ~」(この店員さん、実は相当の『パオ』通です)
写真はHankook製のタイヤにムーンスティール・ホイールを実際に装着してみたものです。う~ん、かなり自己満足の世界かもぉ。奥さんも私があれこれ説明するまで車をカスタマイズしたことにちっとも気が付いてなかったし。たとえ自己満足と言われてもいいんです。『パオ』がちゃんと動く限り、私は愛車に乗り続けると心に決めたんですから。これからもちょっとづつ『パオ』をカスタマイズしていこうっと(^^)。(既に次期カスタマイズに向けて構想中です!)

外出する時の習慣(オーデコロン)

2005年01月06日 | 私の一品
外出する時の習慣って何かありますか?
私の場合、いつしか習慣となったのが外出前にオーデコロンをつけることです。
社会人になって初めての上司がなかなかお洒落な方で、仕事のイロハだけでなく、ファッションやお酒の飲み方などについて幅広く教えてくださいました。そんな方と一緒に仕事をしてるうちに自然と自分もオーデコロンをつけるのが習慣となっていたんです。
オーデコロンはそうそう量が減るものではないので10年間の社会人生活の中でまだ数えるほどのコロンしか使ったことはありませんが、このところ数年間は他のブランドに浮気することなく、パコ・ラバンヌの『パコ』(写真左)を愛用しています。男性的な野性味があってセクシーなコロンよりも、『パコ』のように性別に関係なく誰でも使え、柑橘系の爽やかで清々しい香りのするコロンが私の好みといったところでしょうか。
『パコ』がなくなった時のために購入しておいたのが写真右のブルガリ『オ・パフメ オーテブラン』です。これは昨年スリランカへ向う飛行機の機内誌で偶然知ったものなのですが、オ・パフメにホテイトティが使用されてるところが紅茶の国スリランカとどこか縁があるように思えて、半ば衝動買いしちゃったようなものですね。

ブルガリ『オ・パフメ オーテブラン』
~温かみと和やかさを感じさせるスピリチュアルな香り~
今、世界で少量しか栽培されていない貴重なホワイトティを使用しています。
アルテミシアリーフの爽やかな香りだち、ミドルノートでアベルモスクやホワイトペッパーに刺激され、バースにはアンバーとモスクが匂う。清々しさに潜む、奥ゆかしい香りです。

『オ・パフメ オーテブラン』の説明を読んでも香りを言葉で理解するのはなかなか難しいですね。爽やかで刺激的で清々しくて奥ゆかしい香り・・・、う~んよく分からないない・・・。
友人の皆さん、私が通り過ぎた後にいつもと違う香りがしたら「あ~ぁ、これがオ・パフメの香りなんだぁ」って思ってくださいね。
そうそう「おい、Arang!お前最近コロンつけすぎだぞ!!」って先述の元上司に怒られないよう、くれぐれもコロンのつけ過ぎには気をつけま~す(^^)

OBJ east & Kame ManNenの眼鏡

2004年10月29日 | 私の一品
超近眼の私は3年ぶりに眼鏡を買い替えました。(裸眼で0.1すらぼやけて見えないほど トホホ・・・)
お店は前々からずっと気になっていた銀座にある「OBJ east」(本店は京都だそうです)に行ってみました。せっかくだからOBJオリジナルの眼鏡にすれば良かったのだけど、偶然手に取った「Kame ManNen」という眼鏡メーカーのものに一目惚れしてしまったんです。創業1917年の老舗「Kame ManNen」はクラシカルな雰囲気をベースに新たな手法を取り入れることで機能美とフィット感を実現しているそうです。
私が購入した写真のフレーム(KMN-21)もオリジナルフレームの特徴をいかし現代に復刻したものです。特徴的なのは、
①レンズのサイズが小さい(最大値で縦2.5㌢、横4.0㌢)
フレームレスな分、余計に小さく見えるのかも知れません。タレ目で目の大きい私は一瞬「目がはみ出ちゃいそう・・・」と思うほど。実際、タレ目の部分はちょっぴりはみ出てるかも p(^o^)q
②鼻パットがない
眼鏡をかけてる人なら一度は鼻に鼻パットの跡がついて痛くなったことってありますよね。また、鼻パット部分って汚れがたまりやすかったりもしますよね。
仕事柄 一日中PCの画面を見てることが多いので当面の間、オンタイムは従来の弱めの度数の眼鏡、オフタイムは「Kame ManNen」の眼鏡という具合に併用することになりそうです。
古き良き時代の息吹と職人のクラフトマンシップを強く感じる「Kame ManNen」の眼鏡を大事にいつまでも使い続けていきたいと思います!

青春 by サムエル・ウルマン

2004年10月08日 | 私の一品
社会人になってからというもの詩集を手に取る機会がめっきり減ってしまいました。
それでもふとした瞬間に思い出す詩の数々。
今日は考え事をしていた何気ない瞬間に頭に浮かんだサムエル・ウルマンの『青春』をご紹介します。

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『青春』サムエル・ウルマン

青春とは人生のある期間ではなく、
心の持ちかたをいう。
薔薇の面ざし、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
たくましい意志、ゆたかな想像力、炎える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

青春とは臆病さを退ける勇気、
安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うとき初めて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情は失えば心はしぼむ。
苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い精神は芥にある。

60歳であろうと16歳であろうと人の胸には、
驚異に魅かれる心、幼児のような未知への探究心、
人生への興味の歓喜がある。
君にも吾にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美・希望・歓び・勇気・力の
霊感を受ける限り君は若い。

霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ、
悲歎の氷にとざされるとき、
20歳であろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえる限り、
80歳であろうと人は青春にして已む。
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強い意志、想像力、情熱、冒険心、理想、探究心、美・希望・歓び・勇気・力の霊感・・・。
落ち込んだ時、迷ってどこに進めばいいか分からない時、これで正しいのか自信がない時、新しいことを始める直前で尻込みしてる時など、この詩が私の心を揺さぶり、見えない大きな力となって、これまで前進して来れたように思います。
皆さんはこの詩を読んでどんなことを思いましたか?

マーク・ロスコ

2004年10月07日 | 私の一品
千葉の実家に住んでいた頃は、佐倉にある川村記念美術館(http://www.dic.co.jp/museum/)の友の会に入会してました。年会費を払えば何度入館しても入場料が無料になるとあって、年に数回はふらっと遊びに行ったものです。
モネ、ルノワール、シャガール、藤田嗣治、マグリット、カンディンスキー、ポロックなど名立たる芸術家の作品の中でも私の一番のお気に入りはマーク・ロスコでした。誰もがきっと一度はポストカードやポスターで見たことがある写真のような絵です。
実は美術館でロスコの実物作品を見るまでは、これだったらキャンバスと絵の具さえあれば自分にでも描けるんじゃないかなんて愚かな考えを持ってました。しかし、川村記念美術館で初めてマーク・ロスコの作品を見たときの衝撃は今でもはっきり覚えてます。この美術館にはロスコ・ルームという特別の展示室があって、巨大な壁画たちが圧倒的な存在感で観る者を圧倒するんです。ロスコの特徴はご覧のとおり画面(実際は数メートルもある巨大なもの)を数色で塗り分けることで、ぼやけた独特の色調を創りだしていることです。
ロスコの絵を見ている内にいつの間にか彼の描いた内面的世界に惹きこまれ、時間が過ぎるのも忘れてただただ立ち尽くしてしまうのです。大げさな言い方かも知れませんが、作品の奥の方から溢れ出す光のシャワーを浴びているような感覚にさえなるんです。
今では美術館も遠くなり、ロスコ・ルームへ行く機会もほとんどなくなってしまったので、リビングルームの目立つ場所に彼の大きめのポスターを掛けて時々眺めてます。
いつか家族みんなでロスコ・ルームへ行って、光のシャワーを浴びれたらいいなぁ。

ヘッテの石像 part2

2004年10月06日 | 私の一品
写真は先日ご紹介した韓国骨董家具店「長安アンティーク」で買い求めてきたヘッテの石像です。
いったいどの時代のものなのでしょうか?骨董店に来るまでは雨風にさらされていたせいか体中に砂埃がつき、台座もちょっと欠けてる状態のヘッテです。
「長安アンティーク」では写真の物を含め数体のヘッテに出会えたのですが、その中では最もチャーミングな表情をしていて、私は一目でほれ込んでしまいました!(もちろん私でも手の届く範囲内で購入できるものに限りますけどね^^*)
韓国にいるヌナなどは、会うたびに「とっても素敵なヘッテ像を買った」と私が自慢するものだから、「あなたがヘッテ像をみんな日本に持ち出しちゃう」と心配してるほどです。まだたった二つしか買ってないのに~
数年内に地元で韓国伝統家具・骨董を専門的に取り扱うお店を開業させたいと意気込んでる私ですが、これまでコツコツを蒐集してきた品々を果たしてどれだけお店の商品として並べられるか心配です。どれもこれも愛着のある品々ばかりなので・・・。これも開業に向けた試練だと思ってがんばって乗り越えないと!(それまではたっぷり愛着の品々を愛でておきますけどね!)

ビールのお供「泡マイスター」

2004年09月28日 | 私の一品
今日はソウル旅行記をお休みして最近愛用している私の一品についてご紹介します。
私は何を隠そう自他共に認めるビール好きで、ビールを飲まないのは体調の悪い時か健康診断の前日ぐらいという生活をおくっています(最近は家計を気にしてもっぱら発泡酒ですが^^)。特にお風呂から出た後の一杯のビールは何物にも代えられない至福の時です(^o^)
それほどビール好きの私が常々腐心してるのが、自宅で飲むビールをいかにして「Beer Pub キリンシティ」のようなビールに近づけるかってことです。キリンシティはビールを3回に分けて注ぐことで泡がとってもクリーミーで舌触りや喉ごしがなめらかなビールに仕上げているそうです。そっくりそのまま自宅で再現するのは難しいですし、ましてやビールを注ぎ始めてから3,4分も眺めて待つなんてことは私にはとてもできません!
そんな私に朗報が訪れました。それもとっても身近なところで。そう、毎週通っている陶芸の先生が『泡マイスター』なるビールの泡をなめらかにするポアラーを作ってくださったのです。使い方は簡単。写真のとおり、よく乾燥させた『泡マイスター』を通してビールをグラスに注ぐだけであら不思議、口あたりがまろやかで喉ごしもマイルド、おまけに泡までふっくらと美味しいビールに変身しちゃうんです。これまで泡立ちが悪いので敬遠していたガラスやクリスタルのグラスも、これがあればクリーミーな泡と琥珀色の美しいビールを目で見て楽しむこともできます。
我が家では『泡マイスター』を「ビールのお供」と名づけ、最近では食事時の必須アイテムとなってます^^* 皆さまも機会がありましたらぜひ一度お試しください!

*ご関心のある方は陶芸教室「住吉工房」のサイト↓をご覧くださいね。
http://www.onyx.dti.ne.jp/~matsuki/awameister/awameister.html

付記:ビールにまつわるもう一つの悩み・・・、それはビール腹をどうやってへこませるかです(+_+)

パオの自転車

2004年08月19日 | 私の一品
ずっと欲しいと思ってるのがパオの自転車です。
以前、ヤフーオークションに写真のようなパオの自転車が出品されてるのを発見してがんばって入札したのですが、あえなく落札できず・・・が~~~ん。
別にパオ(日産の平成元年限定車)グッズのコレクターではないのだけど、愛車パオをモチーフにした自転車があるかと思うとついつい乗ってみたくなるのです。
いざ所有したとすると、傷をつけないように、錆ないように、盗まれないように(普通のママチャリでも年に1回はいたずらされたり、盗まれたりすんですから・・・)と四六時中、心配が絶えないような気はするんですけどね。
さぁ、またオークションに出品されてないか探してみようっと。

メキシコの土器

2004年08月02日 | 私の一品
愛らしい犬の形をしたメキシコの土器です。
数年前に出張で米国サンノゼへ行った時に町中のメキシコ民芸店で購入したものです。
後世になって作られたリプロダクションかも知れませんが、丸みを帯びた体つきの犬が器になっているのが愛らしくてとっても気に入っている一品です。
メキシコの人たちはこの土器をどんな時にどんな風に使っていたんでしょうか?そんなことに思いを馳せながら土器を眺めるのがちょっとした至福の時だったりするのです。

昔の判子入れ

2004年07月30日 | 私の一品
ダイニングに鎮座する昔の判子入れです。
数年前にネットオークションで偶然見かけて、閃きと衝動で落札した一品です。
我が家を初めて訪問した方には「なんでこんなの飾ってるの?」「これどうやって買ったの?」と聞かれる代表的な一品でもあります。
けっして状態のいい品ではないのですが、木の温もりが感じられるのと、インパクトのある存在感に惹かれてます。
今後もしばらくはダイニングのいい位置に鎮座していそうです。

好きな韓国の詩「序詩」

2004年07月27日 | 私の一品
大学生の頃に学んだ尹東柱の「序詩」です。
尹東柱が日本で投獄された際に詠ったもので、そのまま獄中にて最期をむかえることになったと記憶しています。
今でも時々「죽는 날까지 하늘을 우러러・・・」と頭の中でこの詩を反復していることがあります。
相応しい和訳となったか分かりませんが十数年ぶりに改めて訳してみました。

『서 시』
윤 동 주

죽는 날까지 하늘을 우러러
한 점 부끄럼이 없기를,
잎새에 이는 바람에도
나는 괴로워 했다.

별을 노래하는 마음으로
모든 죽어가는 것을 사랑해야지.
그리고 나한테 주어진 길을
걸어 가야겠다.

오늘 밤에도 별이 바람에 스치운다.

(和訳)
『序 詩』
尹 東 柱

息絶える日まで天(そら)を仰ぎ
一点の恥のなきことを、
木の葉にそよぐ風にも
私はこころ痛めた。

星を詠う心で
すべての死に行くものを愛さねば
そして私に与えられた道を
歩み行かねばならない。

今宵も星が風に吹かれている。  

韓国の木器

2004年07月20日 | 私の一品
ヘッテの石像同様に長安洞の骨董マーケットにて買い求めた木製の器です。
材質は不明ですが、太くて堅い木から職人が掘り出して作ったのでしょう。自然体に丸みを帯びたフォルムや時代を経て味わいの出てきた漆の光沢、取っ手のように突き出した片口が気にいっている一品です。
昔は何か液体を器に入れて取っ手のような片口から流し出して使っていたのでしょうか。
器の中に剣山を置いて生け花にしたり、ミニ盆栽にすると木器の味わいや存在感がさらに増すのかもしれませんね。
次回ソウルに行った時にはまた素敵な木器に出逢えたらいいなぁと今から期待してます!

ヘッテの石像

2004年07月12日 | 私の一品
韓国の水獣ヘッテの石像です。
水獣ヘッテは風水と関係の深い存在で、冠岳山の火気を押さえ込むために、ソウル市内の光化門には大きなヘッテの石像が2体おかれています。
このヘッテの石像は数年前にソウル長安洞(骨董品の卸から小売まで行っている骨董タウンです)にある馴染みの店で買い求めたものです。高さ20センチ程度の石像で、ずっしりとした重みがあります。日本の狛犬にもどことなく似た愛らしい風貌に魅せられて、今は我が家のダイニングルームに鎮座する貴重な存在になっています。
住まいを火から守ってくれるのはもちろんのこと、いまや妻と私のケンカの火種も、きっとこのヘッテが押さえ込んでくれてるのでしょう!
余談ですが、食いしん坊の私はヘッテと聞くとまっさきに韓国の菓子メーカーを思い浮かべてしまいます。ヘッテ社の英文表記は'HAITAI'。ついつい「HAITAI≒歯痛い」と連想してしまいます・・・。