Daily Bubble

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連載小説『横道世之介』吉田修一

2008-04-07 18:57:50 | book
4月からの密かな楽しみは、毎日新聞の連載小説『横道世之介』。
3月中旬(だったかな?)に連載開始の記事を見つけてウキウキしていたのに、すっかり記憶の倉庫へしまいこんでしまい、4日にハッと気付いて慌てて新聞を探しました。あはは、新聞に目を通してもいないダメ社会人っぷりを晒してしまいましたよ。

吉田修一の最新作『悪人』は、なんとも重くていつまでも止まない冷たい雨のような小説でしたが(感想はコチラ)、『横道世之介』はガラッと変わって明るい青春小説の雰囲気です。
まず、名前がいい!
今どきの大学生にあるまじきネーミング。たまにNHKラジオを流していると登場する「よこやまようこさん」のように、耳から離れない名前です。

さて、世之介くんは大学進学のために九州から上京して新宿のマンションに一人暮らしを始めますが、初日にしてお隣の鳴り止まない目覚まし時計のおかげで、マンションの住人(友人のお姉さんに似た女性)の部屋へ夕食に誘われます。
物語は始まったばかりですが、世之介くんの一年間は騒がしく明るいものになりそうです。

正直なところ、新聞の連載小説を最後まで読んだことのない私。一年間通せるのかどうか分かりませんが、世之介くんと楽しい朝を過ごしたいなっと思ってます。
毎日新聞さん、ありがとう!
ついでに、日曜版に連載されている『二代目中村吉右衛門 聞き書き』も楽しみに読んでます。重ねて、ありがとうございます(笑)。


横道世之介:4月1日スタートの連載小説 吉田修一さんに聞く - 毎日JP


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