Daily Bubble

映画や歌舞伎、音楽などのアブクを残すアクアの日記。のんびりモードで更新中。

ハロウィンのアレンジ

2006-10-31 23:40:07 | flower
もうすぐハロウィンですね。多分死んだら仏教徒になるんだと思う私には、関係の薄いお祭だけど、ハロウィングッズは可愛くて好き。カボチャとかネコとか魔女とか、不思議な魅力がありますね!
そういえば、先日とあるショッピングモールでお子様たちがプチ仮装して”Trick or Treat!”と言って歩いていたのを見たけど、なんとなく気恥ずかしかった。仮装していたことが恥ずかしいのか、英語を言わされていたことが恥ずかしいのかよく分からなかったけど。オレンジと黒の派手なハロウィンカラーは日本人には無理だなぁと思ってしまったのかな。

 

さてさて先日のお花は、ハロウィンのアレンジ。ちょっとシックな色合いが好みです。
花材:
・麦(ドライ)
・スプレーマム
・カボチャ
・紅葉(プリザーブド)
・ケイトウ(センチュリーレッド)
・セダム(赤)
・ピンクッション(黄)
・ヘレニウム
・ヘザーファン
・トルコききょう
ひとつひとつのお花のボリュームが大きくて、全然まとまらなかった。最近、絶不調です、お花…。

ハロウィンまで、トップに置いておくことにします。

もしも生まれ変わったらバトン

2006-10-31 22:50:04 | diary
今年もあと2ヶ月。早いなぁ。どんどん冬に突き進んでいくのに、まだ準備が追いつかないよ。

ちょこっと自分自身を振り返るために、HIDEさんのブログで発信されたバトンを貰ってきました。どんなもんでしょう?

もしも生まれ変わったらバトン
Q1 もしも生まれ変わったら、また人間がいいですか?
人間もいいけど、動物もいいな。動物だったら、猫がいいな。ふっくらと穏やかなおばあちゃんに飼われている三毛猫。
Q2 もしも人間に生まれ変わったら、男がいいですか? 女がいいですか?
やっぱり、女がいい。男性になって、無謀な一人旅に出るというのも楽しそうだけど、女はやっぱり楽しいよ。
Q3 もしも生まれ変わったら、また同じ場所に生まれたいですか?
うーん、茨城じゃなくてもいいかもしれないけど、日本がいい。関西に生まれてバリバリの関西弁をしゃべってみたい。
Q4 もしも生まれ変わったら、どんな家族構成がいいですか?
大家族!曾じいちゃんと曾ばあちゃんがいるような。お兄ちゃんもほしいなぁ。弟はいらん。
Q5 もしも生まれ変わったら、高校でどんなクラブ活動をしますか?
しない。3年間、かなり真面目なブラスガールで、それはとても楽しかったけど。アルバイトをしてみたいんです。高校生じゃなくちゃ許されない短いスカートを穿いて、ファミレスでバイトをしたい!
Q6 もしも生まれ変わったら、文系と理系と芸術系と体育系のどれを選びますか?
バリバリ文系な私。生まれ変わっても、理系はきっと無理。体育系も絶対無理なので、芸術系で頑張ってみる?
Q7 もしも生まれ変わったら、また同じ職業を選びますか?
選ばない。組織の中で不本意な仕事をするのは一度だけでいい。っていうか、今すぐ辞めろって話しかな?小さなところでもいいから、世界にひとつだけのものを作りたい。
Q8 もしも生まれ変わったら、また同じ人と結婚しますか?(既婚者のみ、パス可)
独身なので…。
Q9 もしも生まれ変わったら、絶対にやりたくないことはありますか?
えーと、なんだろう?思いつかない。。やりたいことは山ほどあるけど。きっと、生まれ変わっても欲張りなんだろうな(笑)。
Q10 もしも生まれ変わったらバトンを3人の人に回してください。
生まれ変わらなくても、このままでもいいかな~、なんて思いながら答えてました。このままでも、ここからもう少しでも楽しくて幸いな毎日を送れればそんなに悪くないかな、なんて小さな私…。
どなたかバトンを受け取ってくださる方がいらっしゃったら、持って行ってくださいな。

ちょこっとヒキコモリ生活

2006-10-29 23:59:16 | diary
ちょこっとブログをサボってました。ブログばかりかPCも開いておりませんでした
で、何をしてたかというと、編み物したり、お酒のんだり、二日酔いになったり、陶芸したり、書道したり、お茶会に行ったり、カレー屋に行ったり、とまぁ普通に生活していたんですが、中でも夢中で編み物をしていました。パソコンに向かう時間があったら、読書する時間があったら、映画を観る時間があったら、編み物をしていたい!というくらいひたすらにかぎ針を握っていました。
編み物をしている間中、音楽を聴いていたんですが、ふと思い立ち落語のCDなんぞを聴き出したらこれが楽しかった!志ん生さんの「猫の恩返し」がなんだかしみじみとよかったなぁ。ああ、今年中には寄席に行きたい。
で、編んだものはお花のコサージュ多数、コースター多数、鍋掴み(ポットホルダー)多数、マフラー1本。で、編んでは友人知人の迷惑を顧みず勝手に贈っていたところ、お返しにいろんなものをいただいてしまいました。
ハンカチ、油取り紙、レタス(!)、文鎮、りんご…。象の置物なんていうのもありました…。
中でも気に入ったのは、これ。

へびの文鎮。なんか、すごく平和なへびの親子。編み物もほどほどにして、書も頑張らなくちゃ。

気が付けば中田はフィリピンにいるらしいし、浅草歌舞伎は発表されているし、肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」が始まっている!
一人遊びに夢中になっているうちに、外では面白そうなことが手を振って誘っているよ。そろそろ外遊びに出かけようかな。

朝顔

2006-10-25 23:42:16 | diary
秋晴れの水曜日。久しぶりのお昼のお散歩。
白くちぎれた雲がたくさん泳ぐけど、空は高く青く澄んでいました。頬に当たる風は少し冷たくて気持ちいい。昨日の冷たい雨が嘘みたい。

グレーの道路の端にピンク。近づくと、舗装の切れた小さなスペースに朝顔が咲いていました。
朝顔は、ただただ咲いていました。
そこに土があるから。そこに種が落ちたから。そこが朝顔の居場所だったから、咲いているようでした。
一生懸命とか、頑張ろうとか、そんなじゃなくてもっと脳天気に偶発的にいい加減に咲いているようでした。

午前中、無邪気な同僚のとんちんかんなアドバイスに振り回されてイライラしていた心にあらわれた朝顔。
自然の美しさには到底かなわない、と本来自然の一部であるはずの人間は小さくて汚くて愚かな己に恥じ入りました。

ハッピーのお裾分け

2006-10-24 22:12:46 | diary
珍しく、雨が続いて寒い一日。
まだまだ秋だ、と思っていたので突然の冬の到来にぶるぶる震えています。まだ冬の準備が整っていないのです。
冬の寒さを楽しむ余裕って、なかなか持てないなぁ。
冬に負けないためにも、もう少し体力をつけなくちゃ!

寒さのせいか(いや、そればかりではない)、すっかりブログもご無沙汰(気分の上でね)になっていて、あんまりやる気が出ないので、今日は友達からのお裾分けのお裾分け。

記念すべき77,777kmの瞬間とのこと。ちょこっとハッピー

『東京物語』

2006-10-24 00:02:39 | cinema
映画とは、人間を描くことなんだなぁ、そして時代や世相、変わってゆくものや変わらないものを残していくことなんだなぁ、としみじみ。『東京物語』に、人間について、家族について、生きるということについて、深く深く考えさせられました。
人間の本質はそんなに変わりなくいやらしくて、それをあからさまにするか隠しておくかの違いだけが、昨今のいやになるほど溢れかえっている様々な暗い事件に繋がるかどうかの違いなのかな。
幸せのルールなんて誰にも決められなくて、結局は自己完結してる。何があっても風は吹いて雲は流れる。その大きな流れの中で、人々は泣いたり笑ったりして生きているだけなんだ。人の幸せなんてちっぽけなものだけど、その小さなことを求めて懸命に生きている人間って、なんだかいいなぁ。
笠智衆と東山千栄子の老夫婦が言う「ありがとう」という言葉がとても優しくて穏やかで素敵でした。「が」にアクセントが付くのが尾道の言葉なのかしらね?「ありがとう」という言葉をもっと大事にきちんと言おうと思ったよ。
お葬式の笠智衆がまるで蝋人形みたいに影もなくのっぺりと見えるのね。「個」を超越しているのが、日本的ってことなのかな。
原節子の美しさは、一筋縄ではいかない。様々なものを飲み込んでいて、それが吐き出される瞬間がすごい。
もう一度、ちゃんと観て、ちゃんと考えよう。いつもの如く、まったく整理が付かないままにメモってしまった。反省。


東京物語(1953) - goo 映画

お葬式

2006-10-21 23:57:42 | diary
お葬式がありました。以前、たいへんお世話になった上司のお父さんのお葬式。
社会人を長くやっていると冠婚葬祭のオツキアイも多くなり、非日常であるお葬式にも「慣れ」のようなものを感じます。最近のお葬式は葬儀屋さんのホール等で行われるものが多く、そのせいか死に対するイメージが分かりにくく、きれいにぼやけていくように感じられます。
私の住む地方では以前、お葬式といったら必ず、二間続きの和室を抜いて会場を作り、場所によっては庭先にテントを張って炊き出しをするといったご近所が結束する一大イベントでした。当家が生活を営むケの空間を切り裂いて突然ハレの場が展開される訳ですが、隠し切れずに生活の部分が顔を覗かせたり(それは、隠してあったはずの洗濯物や目覚まし時計なんかでした)して、幼いなりに死というものをリアルに感じられたんじゃないかと今にして思いました。

さて、先日のお葬式の施主は、釣りバカ日誌の浜ちゃんのような風貌の元上司で(決して仕事や性格まで浜ちゃんと同じというわけではありません)、5年間同じ部署で仕事をしました。パチンコと将棋が好きで、お酒と鶏肉が苦手。バリバリのオヤジギャグを繰り出しては白い空気を漂わせていましたが、仕事に対してはきちんと筋を通し、部下の失敗や上司の穴までさりげなくフォローする大らかさを持った人でした。目立って人頭に立つタイプではないけれど、あたたかい人柄と誠実な仕事でみんなに好かれていました。
直属の上司だったのは1年間だけでしたが、いろんなことを教えてもらいました。
上司のお父さんは、7年前に脳梗塞で倒れそれ以来闘病生活を送っていましたが、今年の4月に別の病気を併発して亡くなりました。
葬儀屋さんのホールで行われたお葬式は淡々と進み(真言宗のお坊さんによるお経が興味深かったんですけどね。)、お焼香の後、施主である上司の挨拶がありました。
上司の挨拶は普段使いの飾らない言葉で語られ、久しぶりに聞く上司の言葉に懐かしさとその人柄を感じてお葬式だというのに嬉しくなってしまいました。
76歳で亡くなったお父さんはたいへん穏やかな人で、闘病中は話すこともままならなかったらしいのですがいつもにこやかに過ごしていたそうです。
「以前からおしゃべりをする父親ではなかったけれど、病気になってからは特に会話も難しくなり、それでも地域のお祭や畑の様子を楽しんでいたようです。本人にとっては辛い毎日だったと思いますが、口には出さないけれど「どんなに辛いときでも、にこやかに過ごせ。そうすることで、毎日が楽しくなる」と背中で教えてくれたように思います。」
お礼の言葉の後にそう話す上司を見て、胸の奥から熱い思いがじわんじわんとこみ上げてきました。
そうだ、この人と仕事をした数年は本当に毎日が楽しかったなぁ、多くの難しい問題を抱えていて大変そうだったけど、この人の話すことは楽しくて少しとぼけていて面白かったなぁ。見えないところでは、じたばたともがいていたのかもしれないけど、それを見せなかったのはこの人のかっこよさだったんだ。
そんなことを改めて思い知らされ、流れる涙を必死で拭っていました。
上司のあたたかい挨拶のおかげで、お仕着せのお葬式がすごく身近に感じられ、血の通った(へんな言い方だけど)いいお葬式でした。
お葬式に対する見解はいろいろあるかもしれないけど、施主の真心ひとつで素敵なお葬式にすることができるんだなぁ、としみじみしたのでした。

もの好き

2006-10-18 00:05:55 | goo-tb
ものが好きです。どちらかと言えばあってもなくてもいいようなものがたまらなく好きです。そのせいで、部屋の中は細かしいもので溢れてしまいます。出来ることなら、シンプルでモダンでオシャレなおうちに住まいたいと思っているんですが、私の性格では一生叶わない生活スタイルかもしれません。
今、欲しいのはホーローのコーヒーポットと鉄のフライパン。と、いきなり実用品ですね!あはは。月兎印のポットとか柳宗理のフライパンがいいかなぁと思い巡らしています。
欲しくて手に入れたものは、壊れたり汚れたりとぼろぼろになるまで使い続けます。あまり社会経済の発展には貢献していませんね(笑)。

さてさて、そんな訳でずいぶん使い込んだ携帯電話をやっと変えました。
3年10ヶ月前の12月に変えた携帯は、故障することも無くバッテリーも元気だったんですが、突然「曜日」だけが狂ってしまいました。時間も日付も合ってるのに、なぜか曜日だけが2日前の曜日を表示するようになってしまったんです
小さいし軽いし気に入ってはいたんですが、いい加減ボロボロなのでお疲れさまでした、と言って交換。
J-PHONEからvodafoneを飛び越してSoftBankになりました。SH810のベージュ。限定色だそうです。ほんとは黒が欲しかったけど、デジカメも黒だし手垢がペタペタ付いてしまいそうだったのでベージュに。結構気に入ってます。



でも、慣れるまで時間がかかりそうでまだまだ使いこなせません
お財布ケータイとかミュージックケータイとかいろんな機能がついていますが、うーんメールを使うのも今までの倍以上の時間がかかってます…。
とりあえずケイタイからブログ更新できるようにがんばろうかな、と考えているけれどいつになることか…。

*おまけ*

今、お気に入りのモノは、洋服屋さんで貰ったノベルティーのストラップ。毒キノコっぽいデザインがキュートなんです
このちょっと大人顔の携帯に付けても許されるかなぁ、と少し悩むところです。

編み物熱

2006-10-16 00:03:16 | diary
ふと始めたかぎ針編みが楽しくて、毎日せっせと毛糸を編んでいます。
なにが楽しいのかよく分からなかったけど、最初は適当に編んでいるモチーフが少しずつ理解できるようになるのが面白くってとめどなく編んでいます。

で、できたのがこちら。

この他に5つを友達にあげたので、全部で14個。1日2個です。うーん、オーバーワークだわ。

で、昨日はコースターも作りました。


映画も本も歌舞伎も忘れてひたすらひたすら毛糸を編む毎日。この微熱はいつまで続くんだろう?

『メロンが食べたい』安西水丸

2006-10-13 23:53:55 | book
この一週間、寝る間も惜しんで毛糸を編んでます。先日書いたお花のモチーフ編みを飽きもせずに繰り返し繰り返し。一体、この情熱はなんなんだろうと自分でも気持ち悪くなるほどの熱中状態。
その編み物の合間に読んだのが、イラストレーター安西水丸氏のエッセイ集『メロンが食べたい』。

水丸さんの文章は、ずっとずっと昔に短編集を読んだ記憶がある(たぶん『アマリリス』だったんだと思う)けれど、お子様すぎた私にはあんまり面白くなかったのか、その1冊だけで完結していました。
もちろん独特の線と色で構成されたイラストは大好き(去年の9月の歌舞伎座のポスター「弥次喜多」も可愛かった!)だけど、文章は読まなくてもいいやと放っておいたんですね。

たまたま図書館でこの本を見つけて、不思議なタイトルとシンプルなのに味わいのある装丁に惹かれて読み始めました。
だいたい、エッセイ集なのに「メロンが食べたい」って!「週間小説」の連載中は「描く書くしかじか」というタイトルだったそうですが、そこから「メロンが食べたい」に落ち着くセンスって、すごく力の抜けたオシャレだなぁと、水丸的世界だなぁと感心しました。

で、中身もどこまでも水丸的にかっこいい。かっこよくて面白い。
それはゴレンジャーで言えばレッドじゃなくてグリーンの位置なんだと思います。あぁ、喩えが悪すぎ…。
うーんと、キムタクじゃなくて草薙くんというか…。これもダメだなぁ。
ハリソン・フォードじゃなくてベニチオ・デル・トルというか、クリント・イーストウッドじゃなくてトミー・リー・ジョーンズというか…。
ちょっと思いつかないけど、所謂王道的にかっこいいんじゃなくて、でも流行や時間に流されない根っこの張ったかっこよさが水丸さんの根底にあるんだと思います。それは多方面に渡る深い知識なんだろうけど、それを感じさせない飄々とした語り口で日々のデキゴトとかモノとかヒトとかを書いていて、それがとても面白い。
文章にカッコ書きが多用されているんだけど、そこがまたくすりと来るんです。
ココで触りを読むことができます

本の最後には、ずっと使える安西水丸特製カレンダーが付いていて、これがまたカワイイ!でも、図書館の本だから切り取れないんです、残念。