Daily Bubble

映画や歌舞伎、音楽などのアブクを残すアクアの日記。のんびりモードで更新中。

佐原をお散歩

2008-04-30 23:23:26 | trip
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしですか?
私のゴールデンウィークはカレンダーに逆行したへんてこなシフトで、平日ばかりがお休みです。その分後半の4連休が出勤なんですけどね…。友達減りそう。。

さて、昨日も今日も暑いくらいの陽気でしたが、ちょこっと足を伸ばして佐原へお散歩してきました。
ずいぶん以前に映画『うなぎ』を観て、そのロケ地である佐原にはいつか行ってみたいと思っていましたが、近いようで遠い微妙な距離からなかなか訪れることができずにいました。
現在は合併により香取市になったんですね。

佐原に着いてまずはお食事。
オーベルジュ ド マノワール 吉庭へと向かいました。
佐原の駅前は一方通行が多くて少し分かりにくいのですが、諏訪神社を目指してお店を探しました。なんせカーナビもなく、10年くらい前の地図だけが頼りなので…。
こちらのお店は、広いお庭と和風の家で創作料理を出してくれるお店。お店の雰囲気も素敵です。

 
お庭には、猫がいました。なかなかの美人さんでしたよ。

 
フランス料理、日本料理、中華料理、イタリア料理、さまざまなお料理を楽しめるようですが、私はわっぱめし御膳(2,300円)をいただきました。
北総ポークが柔らかくて美味しい!!スープ仕立ての茶碗蒸しや湯葉でまいたしんじょ、海老の佃煮などどれも美味しくてぱくぱくっと食べてしまいました。男性にはご飯の量が少なく感じるかも。

 
お店の前には公民館と公園があって、伊能忠敬の像がありました。伊能忠敬は九十九里に生まれ、17歳で婿養子となって佐原に住み、隠居した後の55歳から日本全国を測量して回ったそうです(詳しくはコチラ)。
お隣の写真は諏訪神社。鬱蒼とした樹木に囲まれた小高い林の上にある静かな神社でした。秋の「佐原の大祭」では、山車が出て賑わうようです。

佐原でイメージするのは、川沿い街並みですね。ふらふら歩いてみようと街を行くと、ちょっと懐かしい昭和の匂いがぷんぷんする風景に出会いました。

 
 
 

駅前は再開発をするのか、建物が取り壊されていたり、古い家の片付けをする人たちがいたり。新しいぴかぴかの町もいいけれど、古くて使い勝手のよくない様な無駄のある町が私は好きです。
シャッターの降りたお店の前にもたくさんのお花が育てられていて、佐原の人たちの優しさを感じました。


郵便局のロゴも佐原らしさを感じます。

 
路地をずんずん進んでいくと、小さな神社がありました。
神社には、ジャングルジム。お地蔵さんに見守られて、子供達は大きくなるのかな。

 
忠敬橋近くの商家の街並みと五月人形。
5月11日まで佐原五月人形めぐりが開催されているようです。

 
小野川には舟乗場があり、もんぺ姿のおばちゃんが舟を漕いでくれます。足元のコンバースがオシャレでしたよ。


ジャージャー橋と呼ばれる樋橋。江戸初期にかんがい用水を送るために作られた橋だそうですが、現在は30分間隔に落水させて観光スポットとなっているようです(詳しくはコチラ)。妖しげなマスク女は無視してください…。


ジャージャー橋のすぐ近くには伊能忠敬旧宅がありました。こちらは、旧記念館。川の向こう側に新しい伊能忠敬記念館があります。

写真はありませんが、美味しいものやさんもたくさん!お煎餅、最中、芋ようかん、しょうゆアイス、お蕎麦、酒蔵。
ゆっくりと流れる川のように、佐原のまちはのんびりとして気持ちのいいところでした。

駐車場へ戻る手前のおうちでは、猫がお帰りなさいと待っていてくれました。
古い町には猫とおばあちゃんがよく似合います。

月の輝く夜に

2008-04-22 23:38:46 | cinema
日曜日は満月でした。あいにく曇りがちで、ときおり雲の間から朧に姿を現すくらいでしたが。
お月見したいなぁと思いながらツタヤをふらふらしていたら、『月の輝く夜に』のDVDが目に入ったので迷わずレジへ持っていきました。
ずいぶん以前に見た記憶があるんですが、あんまりよく憶えていなかったんですね。ごめんなさい、シェール(笑)。

ところでこの映画の原題は、”moonstruck”。
goo辞書では、「夢見心地の; (月の光にうたれて)気の狂った.」とあります。月光が狂気をもたらすという信仰から生まれた言葉のようですね。
タイトルのとおり、月の光の魔法にかかったように恋におちた恋人達のお話です。
あらすじはコチラをどうぞ。

イタリア系アメリカ人を描いた映画はたくさんあって、それらに共通しているのは家族の絆の深さと人間味に溢れた個性的なキャラクターなのかなぁと思います。
シェールはイタリア系ではないようですが(でも、その濃すぎる個性はイタリア人を凌ぐかも。)、ニコラス・ケイジはイタリアンアメリカンなんですね。この映画には出ていませんが、ヴィンセント・ギャロやシルベスター・スタローン、ジョン・トラボルタなどの個性的な俳優が多いみたい。ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノもね。
シェール演じるロレッタの家族がとてもキュートにエキセントリックで、中でも犬をたくさん飼っているおじいちゃんが可愛い!!半分くらいとぼけていてママからは「変人なの」なんて言われてるけど、ちゃんと息子を戒めるのね。心の優しい愛すべきおじいちゃん。
その息子(ロレッタのパパ)は浮気相手に夢中、苦悩の中にいるママはイタリアンレストランで女に振られた大学教授と意気投合。ロレッタはイケてないマザコン男と婚約中なのに、その弟に夢中。
とまぁ、愉快で複雑な一家のお話です。

まだ若いニコラス・ケイジのはじけるような上半身とふさふさヘアーにびっくりさせられましたが、なんといってもシェールの変身が素敵です。
オペラデートのために髪を染めお化粧をして、肩を出したドレスに赤い靴を履いたシェールは、前半の気難しそうな疲れた未亡人とは別人のようです。のっぽでやせっぽちのシェールがとっても可愛い。80年代ファッションもオシャレです。
私が好きなのは、ニコラス・ケイジの家から朝帰りするシェール。ピチカート・ファイブの「陽のあたる大通り」が流れ出しそう。
♪死ぬ前にたった一度だけでいい 思い切り笑ってみたい
 陽の当たる大通りを 口笛吹いて歩いていく♪
このシーンのシェールは本当にキラキラときれい。

音楽もとても素敵で、オペラ「ラ・ボエーム」(プッチーニのイタリアオペラなんですね。)も印象深く使われていますが、古いイタリア映画を連想させるアコーディオンの音色が雰囲気をぴったりです。
次の満月は5月20日。映画で月を楽しむのも悪くないです。
それとも、月の光を浴びて恋におちてみましょうか?

花びらセラピー

2008-04-14 21:54:10 | diary
あっという間に一週間が過ぎてしまい、また月曜日です。
オリンピックの聖火リレーとか本屋大賞とか、気になることはいくつもあったんですが、頭の中の整理が付かずブログの更新もできませんでした。

街を染めた桜の花もすっかり散ってしまい、お花見できなかった今年を少し詰まらなく思っていましたが、遠くの山を見るとうっすらとピンクが滲んでいました。
ぼやぼやとした薄いピンクに染まった山を見ていたら、どうしてもお花見がしたくなったので、ひとりでお花見することにしましたよ。ソメイヨシノは終わっても、山桜ならまだ見られるかもしれないと。

向かった先は桜川市の磯部桜川公園。謡曲「桜川」の原点と言われる磯部稲村神社のお隣にある公園です。
こちらの桜は、11種類が「桜川のサクラ」として天然記念物に指定されているようですが、どれがどのサクラなのかはまるで分かりませんでした。。コチラに詳しく紹介されていますが、サクラの種類は実にたくさんあるようです。花と葉が同時に見られることがソメイヨシノとの大きな違いなのかしらね?



山桜ももう見頃は過ぎてしまったようですが、多くの人がお花見を楽しんでいました。ご近所さんが多かったのかな。
公園内には、本当にたくさんのサクラが植えられていましたが、半分以上はソメイヨシノだったようです。もう大半の花を落としてはいましたが、満開の季節を想像すると胸がいっぱいになりました。

公園内をふらふら歩いていると、風に乗ってサクラの花びらが舞っていきます。

ひらひら
はらはら
ふわふわ
そよそよ
さわさわ

花びらを肩に乗せてぼんやりと空を見ると、午前中の曇り空が嘘のような青空。
しばらくの間、サクラの中に佇んで何も考えないで空を見ていたら、花びらが散るように、私の中の黒いもやもやしたものがどこかへ飛んでいくのを感じました。
花びらセラピーとでも呼びましょうか。



足元には、たんぽぽがしっかりと咲いていました。
久しぶりに見たたんぽぽは、子供の頃に見たのと変わらず丸くて黄色くて可愛いたんぽぽでした。

月曜日

2008-04-07 19:57:16 | diary
新しい職場は、環境も雰囲気も仕事も申し分なく、とても快適な毎日を送っています。
しかし、ただ一つだけ困ったことに土日が休みじゃない!祝祭日も休みじゃない!
定休日は月曜日なんですね…。
これまでずっとカレンダーどおりの休みを取ってきた私には、この変化はかなり大きくて、これからどうやって月曜日を過ごそうかと途方に暮れてしまいます。

今日は、運動不足解消にとスポーツクラブへ。
ストレッチ→バイク→ヨガ&ピラティス→バイク→ストレッチと、2時間半くらい汗を流しました。
月曜日の午前中からお昼にかけての時間帯って、見事に中高年の主婦層なんですね…。同世代は私を含めて3人くらい。なんとなく違和感を覚えます。
ヨガ&ピラティスは身体の芯から鍛えられるようで、じっとりじわじわと熱くなりました。

クラブを出ると、外は雨。満開の桜がはらはらと散っていきます。
先日、職場近くの公園でひとりでお花見ランチ(ちょっと寂しい…)しといて正解。
↓土曜日のお昼ご飯。
 


さて、久しぶりの運動のおかげでお腹がぺこぺこの私は、美味しいランチを求めてふらふら。
ぺこぺこお腹を満足させるべく、プレートランチを頼みました。
こちらのお店は、美味しくてお値段の割にボリュームがたっぷりで、でも美味しいからつい全部食べてしまうという恐ろしいお店(笑)。
スープ、ライスorパン、プレート(メインのお料理に小鉢がたくさん!)、デザート(3種盛り)、ドリンクのプレートランチ(1,200円)をいただきました。
メインは若鶏のソテー、スープはお豆のクリームスープ、デザートはコーヒーゼリー、レアチーズケーキ、柚子のアイスクリーム。
どう考えても、食べすぎです。まだお腹が空きませんよ。。


帰宅後、来週はどこへ行こうかしらとお気に入りのお店たちを検索したところ、軒並み月曜定休(泣)。
あぁ、ほんとにどうしよう…。

さてさて、これから始まる月曜日たち。
ひとりランチもいいけれど、友人や仲間達とも楽しみたいもの。月曜倶楽部を結成してくれる、まだ知らない迷える仔猫ちゃん大募集です。あ、仔犬ちゃんも可(笑)。
冗談は置いといて、大人になって友人を増やすことの難しさを年々感じています。ママになった友人たちは、ママ友という繋がりを作っているけれど、私には子供がいないしね。
これを期に、友達の幅を広げることができたらな。
一年後の月曜日は、どんなふうに過ごしているのかちょっと楽しみです♪

連載小説『横道世之介』吉田修一

2008-04-07 18:57:50 | book
4月からの密かな楽しみは、毎日新聞の連載小説『横道世之介』。
3月中旬(だったかな?)に連載開始の記事を見つけてウキウキしていたのに、すっかり記憶の倉庫へしまいこんでしまい、4日にハッと気付いて慌てて新聞を探しました。あはは、新聞に目を通してもいないダメ社会人っぷりを晒してしまいましたよ。

吉田修一の最新作『悪人』は、なんとも重くていつまでも止まない冷たい雨のような小説でしたが(感想はコチラ)、『横道世之介』はガラッと変わって明るい青春小説の雰囲気です。
まず、名前がいい!
今どきの大学生にあるまじきネーミング。たまにNHKラジオを流していると登場する「よこやまようこさん」のように、耳から離れない名前です。

さて、世之介くんは大学進学のために九州から上京して新宿のマンションに一人暮らしを始めますが、初日にしてお隣の鳴り止まない目覚まし時計のおかげで、マンションの住人(友人のお姉さんに似た女性)の部屋へ夕食に誘われます。
物語は始まったばかりですが、世之介くんの一年間は騒がしく明るいものになりそうです。

正直なところ、新聞の連載小説を最後まで読んだことのない私。一年間通せるのかどうか分かりませんが、世之介くんと楽しい朝を過ごしたいなっと思ってます。
毎日新聞さん、ありがとう!
ついでに、日曜版に連載されている『二代目中村吉右衛門 聞き書き』も楽しみに読んでます。重ねて、ありがとうございます(笑)。


横道世之介:4月1日スタートの連載小説 吉田修一さんに聞く - 毎日JP

カビラさんが帰ってきたよ!

2008-04-04 21:39:23 | diary
今年の春はバタバタと忙しく、ブログの更新もすっかり怠っていました。みなさま、お元気ですか?
10年以上通い続けた職場を離れ、全く新しい環境へと移りました。数日の間は大きな猫を何匹も被っていましたが、その猫達も徐々に離れていきました。
なんとなく自分のペースを取り戻すことができそうです。
しかしジタバタしている間に桜は満開となっており、今年はお花見を逃してしまいそう。まぁ、桜は逃してしまってものんびり春を楽しみましょう。

このところ不眠気味で寝付くのが明け方、という日が続いていましたが、昨夜は久しぶりに安眠できたようで珍しく朝の6時前にパッチリ目を覚ましました。
お天気は申し分なく清々しい朝。
いつものようにラジオを付けると、懐かしい声であの雄叫びが!!

”Goooooooooooood Moooorning!!”

そう、ジョン・カビラさんの声ですよ。
金曜日だけのようですが、6時から11時半までJK Radio Tokyo Unitedが始まったんです!
せいぜい8時くらいまでしか聴けませんが、それでもカビラさんの声が聞けるなんて!!
なんとなく、素敵な春の予感です♪