年末のクリスマス寒波の際、北海道ではオホーツク海側の紋別市で送電線の鉄塔が倒れて全戸が2日ほど停電したことがありました。それを機に我が家でも冬に停電になったらどうしようということが話題になりあれこれ考えました。
暖房は?風呂は?トイレは?キッチンコンロは?灯りは? 一つ一つ考えて行く中で、例えば一番先に困るのは暖房だという話になりました。我が家の暖房は灯油が熱源ですが電気で動かしているので停電ではアウトです。これには石油ストーブと灯油タンクを備えていれば2,3日は過ごせるだろうということで、実際こちらの家庭では備えている方も多いと聞きました。
しかし考えて見れば、断熱効果が高い北海道の家では仮に暖房器具が止まって外の気温がマイナス5度、10度だったとしても家の中はプラス5度や10度は保てるはずで、それなら外と同じように着込んでいれば1日、2日の暖房なしには耐えられるのではないかと思いこの案は保留しました。
風呂はやはり灯油で沸かしますが電気で動かしているので使えません。これは我慢するだけでしょう。トイレはウォシュレットのような器具は動きませんが、基本の水を汲み上げ流すことは我が家のようなタンクに水をためる方式のトイレは使えるということです。これはカナダにいた時に経験済みです。今流行っているタンクレストイレはこれが出来ないと聞いたので我が家では採用しませんでした。
キッチンコンロは我が家はプロパンガスですのでこれも大丈夫。オール電化でIHストーブにしなかった所以でもあります。
最後に残った灯りですが、これが一番対策が必要かも知れません。夕方4時ごろから暗くなってしまう冬に懐中電灯一つでは不便極まりないと思い2,3個買っておこうかとなったのですが、たまたま東川町で木彫りの時計を購入した鈴木工房のオーナーが趣味で灯油ランタンを集めていて、それを見てこれが良いと直ぐにアマゾンで注文しました。
キャンプ用のランタンですが、細い火の光が味わいがあり、彼は夜にはこの灯りで酒を飲んでいると話していました。我が家はそういう趣味はありませんが、テレビの脇に装飾用に置いておくことにしました。小さなタンクですが20時間くらい燃焼し続けるそうです。
後考えたいのがモバイルバッテリーですが、それで使いたい電気器具は何かと考えると意外と思い当たらないものです。石油ストーブ同様保留にしています。
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