カードをそっと開いたら
優しいメロディー流れ出て
キラキラ星がゆれました
カードをそっと開いたら
楽しいメロディー流れ出て
ささの葉サラサラゆれました
カードをそっと開いたら
可愛いペンギン踊り出て
見上げてごらん～と歌います
星に書かれた おめでとう
フフッと 笑顔になりました
Happy Birthday Card
すてきな すてきな プレゼント
すてきな すてきな 誕生日
あなたの優しさ ありがとう
ハートの涙を流したら
四葉のクローバーになりました
ハートの涙を流したら
お花畑になりました
ハートの涙を流したら
ホットな心になりました
ハートの涙を流したら
私は星になりました
小さな 小さな シャボン玉
いっぱい いっぱい 飛ばしたら 彼方の所に届くかなぁー？
小さな 小さな シャボン玉
優しさ 沢山 詰めました 彼方の所に届くかなぁー？
小さな 小さな シャボン玉
楽しい思い出詰めました 彼方の所に届くかなぁー？
小さな 小さな シャボン玉
ハート色に染めました 彼方の所に届くかなぁー？
小さな 小さな シャボン玉
彼方がお空に行ってから 私はとってもさびしくて
小さな 小さな シャボン玉
私の思いを届けてね
明日に向かって走ろう
風をきり 見えない夢を
探して 探して 旅に出て
自分に出来ること何かあるよ
きっとあるよ 誰かの役に立てることが
今はまだわからないけれど
探して 探して 旅に出て
あなたと一緒に探したい
真夏の日差しの中
はだしで砂浜をかけて行く
波の音に耳をすませば
魚達が歌いながら
自由に泳ぎまわって海から海へと旅をしている
鳥達も歌い踊り語り合っている
蟹たちはあわをふきシャボンで洗濯をしているよ
貝達は砂に潜って踏まれまいとしているよ
波が私を優しく浮かせてくれる
いつまでも
いつまでも
波のゆりかごに身をまかそう
もしも 両手が 自由に動くなら
我が子の投げるボールをつかんであげたい
もしも 両手が 自由に動くなら
我が子に高い高いをしてあげたい
もしも 両手が 自由に動くなら
我が子に何でもしてあげたい
私の両手は動かないけれど
心の両手は使えます
広い 広い 空のように
青い 青い 海のように
強く 清んだ 心で 生きてゆく事を
心の 両手で つたえよう
母さんの出来る ただ一つの事だから
さんさんと照りつける日差しの中
風をきりセニアカーは走る 病院へと
車は５,６分 セニアカーは片道５0分かかる
歩道を走ると身体がガタンガタンとゆれて右手がハンドルからはずれてしまう その度にズキンと体中に痛みが走る
通いなれた道 心がはずむ 今日はどんな具合かな？
少しは元気になったかな？ 何の話をしようかな？
やったーやっと着いた エレベーターで病室まで行った
正の顔が ベットに横たわっている 目を瞑ってきつそうだ
どうですかー？と声をかけると 来たね。キャキャといって喜んでくれる もう、何もいえなくなる
私も正と並んで横になる 目を閉じて眠る 1時間ぐらい経つと外が暗くなってくる また来るねといって汚れ物を持ち帰る 帰り道 涙でいっぱいになる
家に着くと早速洗濯をする 犬に餌をやり 食事をする
洗濯物を干して テレビを見る パソコンでゲームをする
一人でいる時間が長く寂しくなる 明日も病院行こうかな？
朝起きると雨が降っていた どしゃ降りだ
アー 正は 大丈夫かな？ 夕方に雨がやんだ
セニアカーが また走る 乾いた洗濯物をつんで
日に日に弱っていく 正・夫・Ｃ型肝炎・肝臓ガン
病気なんかに負けるなよ 正
もっと もっと長く二人で生きていこうよ
私が見舞いに行くと元気なふりをする
何も出来ない私だけれど
いっぱい いっぱい 励ましてあげる あなたを
だから一緒にいて 私のそばに
いつまでも いつまでも
どんなに身体が傷ついても
命ある限り生きていかなければなりません
たとえ 目が見えなくなっても
たとえ 耳が聞こえなくなっても
たとえ 言葉を話せなくなっても
たとえ 足が歩けなくなっても
たとえ 両手が動かなくなっても
たとえ 寝たきりになっても
生きて 生きて 生きてください
そして 心が病んでいる人たちに教えてあげてください
命の尊さを
力強く生きることを
生きていく勇気を
生きていることのすばらしさを
私も 頑張ろう
私の生き様で皆が微笑んでくれるように
それが私の生きている使命だから
心の中が水浸しです
セニアカーは 私の足なのに
電車に乗ってはいけないなんて言わないで
遠くにいる友達に会っておしゃべりしたいのに
町に出て素敵な洋服が買いたいのに
友達と映画を見に行きたいのに
レストランで友達と楽しくお食事したいのに
セニアカーで電車に乗ってはいけないなんて言わないで
電動車椅子は運転が難しい
私 怖くて乗れないの
私の足はセニアカー
電車に乗って町に出て楽しい人生送りたい
セニアカーで電車に乗ってはいけないなんて言わないで
私の足はセニアカー
なんとなく 身体が痛くて 動かなくて 自由にならない
なんとなく 一日が過ぎていく
一日 家にいて 何をしたんだろう
パソコンの前に座り文章を考え文字を組み立てる
スラスラと出てくるわけでもない
考え 考え 一つ一つ なんとなく
文字をうち文章になる
なんとなく でも 生きているんだよ
メル友が5人いて
メールでパソコンの先生をしてるんだよ
でも 一日 何したんだろう
テレビ見て
ご飯を食べて
犬の世話をして
何をしたんだろう
なんとなく 時間だけが過ぎていく
生きているんだよね
なんとなく