青い鳥 心のままに

心の笑顔で 生きて行きたい♪
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自分の人生だから………。
 とまり木へようこそ♪

ナースコール

2010年01月08日 18時07分00秒 | コラム

ナースコール
私が石のように硬く動かなくなってからナースコールが押せません。
前は手や足を使って簡単にナースコールする事が出来ていました。
今は声だけが頼りなんですけれど、その声もなかなかうまく出て来ないのです。
看護婦さ~ん! 看護婦さ~ん!
ありったけの声で呼びます。
ナースセンターは廊下を挟んですぐ前にあります。
ピンポーン ピンポーン ピンポーン
どこからか聞こえて来ます。
看護婦さんが「はーい!」と言って
急いで走って行く足音が聞こえます。
私は何度も何度も「看護婦さーん 看護婦さーん」SOSしますが、返事は無くなかなか来てくれません。
おトイレがしたくてしたくて限界に達して来ます。
私の声を聞いてお部屋の人がコールしてくれた時「はーい!誰が呼んだの!?」
「あの方が呼んでいます」と言ってくれます。
看護婦さんは「なーに?」と聞いてくれます。
「おトイレがしたいです。」とやっとの思いで伝ええる事が出来ます。
その後看護婦さんが「はい!」と言って差し込み便器を持ってきてトイレをさせてくれます。
それも、二人がかりです。
「間に合ったぁ!!!!」
たまに間に合わない時があります。
そんな時は後が大変です。
シーツがびっしょり濡れてパジャマの着替えからシーツ交換を二人の看護婦さんが私を右に左に転がしてやってくれます。
私の右肩がズキーーーンと痛みます。毎日そんな状態が続いています。
私はトイレをするのに時間があるとは今まで気がつきませんでした。
コールの押せない私の為に看護婦さんが「何分後に来たら良い?」と聞きます。
最初は戸惑いました。
少し長めの「5分」と言います。
だけど、その時の状態で違いますよねぇ。
大と小によっても違いますよねぇ。
すぐに出る時もあればなかなか出ない時もあり、何分と答えようがありません。
それがとてもストレスになります。
ナースコールを押すのはトイレだけではなく、体が痛いとき、足が痛いとき、手が痛いとき、看護婦さんを呼びたくなります。
ほら、また何処からかナースコールが聞こえてきます。
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン
あ~、私も鳴らしたい!
ナースコール!!
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン


明けまして おめでとうございます

2010年01月01日 19時18分00秒 | コラム

明けまして おめでとうございます

またまた、書き込みが遅れてしまいました、ごめんなさい。
私の年明けは涙、涙、で始まりました。
痛みと意思が伝わらないもどかしさ。
自由にならないもどかしさが、ついつい涙となってしまいました。
それでも昨年の事を思うと、まだましかなぁと思います。
昨年のお正月は腸閉塞の入院で、クリスマスケーキもおせち料理も食べられず、1ヶ月も絶食の入院でした。
今年は、クリスマスケーキを食べられ、キャナルシティのイルミネーションも見られ、年越しそばや、お雑煮を食べる事が出来ました。
元旦には、父や母、隆さん(妹の旦那さん)と妹が、なんとなんと朱塗りの屠蘇器ごと持ってお見舞いにきてくれました。
病院の食堂へ行き、こっそりお屠蘇を飲ませてくれました。
朱塗りの盃でほんのひと口なんだけどね。
甘いお屠蘇(赤酒)が口の中でふわーっと広がって美味しかったな。
ね! 最高のお正月でしょ!!
私は、我慢の年になりますが、この一年が勝負になりそうです。
還暦を迎える年でもあります。
皆様、よろしくお願い致します。