▽ 葵区・両替町一丁目

毎年5月末と7月中旬に起こるという
ニューヨークの奇跡「マンハッタンヘンジ(Manhattanhenge)」
マンハッタンの碁盤の目状の東西の街路に沿って夕陽が落ち
多くの人が街路正面の日の入りを見学するということです.
もし碁盤の目状の街区が完全に東西南北の方位に一致していれば
春分秋分の日にこのような現象が起こるのでしょうが
マンハッタンの碁盤の目が方位に対して約30度傾いているために
5月末と7月中旬にこの現象が起こるようです.
ところで葵区の中心市街地は
碁盤の目状の駿府城下の町割りがほぼそのまま残されていますが
やはりその向きは方位に一致せず
ニューヨークと同じような傾きになっています.
(もっとも静岡市民は東西と認識せず南北と思い込んでいる人も多いようですが)
そのため両替町通りなどで
マンハッタンヘンジと同じような現象が
ニューヨークのそれとほぼ同じころに
見ることができます.
ほとんどの静岡市民はこのことを気にもとめないようですが
ニューヨークで多くの市民がこの現象を
ニューヨークの奇跡と呼んで珍重しているのとは対照的に
見逃しているのはもったいないような気がします.
関心を持たれない要因としては
この時期の日本は梅雨時と重なり
晴れの日が限られて触れる機会が少ないということと
日の出には関心があっても日の入には特別な感慨を持たない国民性も
あるかもしれませんが・・・・