問わず語りの...

流れに任せて

Mr. Big - Good Luck Trying (MV)

2024-05-24 07:48:35 | メタルを聴け!

 

 

 

今年度いっぱいでライブ活動を終了することを宣言したMR.BIGですが、解散を表明したわけではないので、作品は今後も発表していくのでしょうね。

 

 

そんなわけで、新作アルバム「TEN」からの先行シングルのMVが発表されました。ブルージーでヘヴィでポップな、MR.BIGらしい曲です。

 

 

2018年にオリジナル・ドラマーのパット・トーピーが、パーキンソン病からの合併症で亡くなって、以来サポート・ドラマーを加えてライブ活動を行っていたんだけど、これ以上のライブ活動は続けられないと思ったのかな。

 

本人たちが決めたことだから、仕方がない。

 

 

 

MR.BIGを最初に認めたのは日本のファンです。こういうバンドは他にも例があって、QUEENやJUDAS PRIESTあるいはBON JOVIなどがその典型的な例。これらのバンドは日本で最初に認知された後、世界的なビッグ・バンドへと成長していたわけだけど、MR.BIGはそこまでは行かなかった感がある。

 

 

本国アメリカでは「To Be With You」のヒットはあったけれど、その後はそこまでの大ヒットには恵まれなかった。でも一定の人気はキープしていたから、まずまず成功した方のバンドだと言って良いのだろうね。

 

 

彼らといえば思い出すのは、やはり東日本大震災後の行動ですね。

 

 

2011年3月11日に震災が発生してわずか1か月後に、彼らは日本でのライブツアーを慣行しています。

 

 

それも東北、盛岡を加えて。

 

 

かつて、MR.BIGの人気が日本で上昇しはじめた頃。東北・仙台のファンが「MR.BIGのライブを仙台で行って欲しい」と署名活動を展開、嘆願書を提出し、それが叶ったんですね。

 

 

バンド側はこれにいたく感激し、以後日本でライブを行う際には、ほぼ必ず仙台に来てくれていました。

 

私もこの仙台でのライブには、何度か足を運ばせていただいた。素晴しいライブでしたよ。

 

 

その仙台が大変なことに…。

 

 

「トモダチが大変な時には、会いに行きたいだろ?」と、彼らは未だ余震も収まらぬ、4月の東北でのライブを行うことを決断。ただ仙台では会場がライブを行えない状況だったため、泣く泣く仙台でのライブはあきらめた。

 

 

しかし、お隣の岩手・盛岡では、会場を変えてライブを慣行。この行動が東北のファンをどれだけ勇気づけたことか。

 

 

良い人たちですよ、ホントに

 

 

良い人たちだ…。

 

 

 

 

MR.BIGはライブでこそその本領を発揮するバンドだと言ってよく、そのライブ・バンドがもうライブを行わないなんて…。

 

 

パットの存在は、それほどに大きかったということかな。

 

 

残念だけど、仕方ないね…。

 

 

 

 

『The World Is On The Way』東日本大震災復興支援ソング

 

これ観る度、今でも泣いてしまうんだよね。

 

本当に、本当に

 

 

ありがとう。

コメント
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