愛のつるし一回転飛行機

けん玉姉のけん玉普及活動日記。
2008年秋、転移性乳がん患者となる。
病気のこと、日々の生活なども。

会社破綻とバブル崩壊

2011年03月17日 | 思い出

 みんなを幸せにするという話を聞いて彼女が言いました。「でもあのいつもきてた人は、ずっとひとりだけ先に幸運でいいんですか?」
 
  不公平さが気になる様子の彼女に私は笑って答えました。
 
「ああ、いや、実は彼は、そこまで、幸運にもさせてないんだ。微妙なとこでとめてある。山あり、谷ありでね・・・

  彼はね世界が破滅に向かう直前のところで私の役に立つことになってる。それまで、つかず、離れずの位置にいてもらうためにこういう状況にしてあるんだ。まア、いっぺんは別れるがね。」
 
  「全部、なにもかも計画されてるわけね・・・」
 
  私は笑った。『まあ、そんなに何でも計画通りにいってないこともあるけどね・・・』と思いつつ。



取次証券が撤退し、こっちの仕事もずっと暇になり、仕事は楽すぎるぐらい楽になりましたが他のことをやっても成功せず、どこまでも、株価が落ち続けていた時、東京にいる親族から、私の働く会社がもう危ないという連絡を受けました。何か、こっちの社長の息子と知り合いになったとかで聞いたのだとか・・・わたしは、早めに次の仕事の準備をしなくてはいけないかと思いましたが、何もいい話をみつけられなく、結局、それは何の役にもたちませんでした・・・

 ただ、今、思うとこれは助けを暗に求めていたんじゃないかと思います・・・結局、ファミコントレードの失敗が最後まで重く会社にのしかかってしまったのです。しかし、この時、私は、全く、あの夢の世界にかかわっていませんでした・・・
 
  その結果、とうとう我社がバブル崩壊で潰れる最初の会社となってしまったのでした。 
 
  もう、給与を払う当事者の存在しない状況で私は、ついに二十年以上、務めた、取引所を去ることにしました。それをまだ、社に残っていた人に伝えたところ、いきなり、テープおじさんの友達が出てきて、ちょっとだけ待っててくれ、すぐに彼が行くからとたのまれてしまいました。
 
  荷物を片付けて、仕方なく待っていると息せき切ってテープおじさんは飛んできました・・・
 
   「おまえがいなくなったら俺はどうしたらいいのかわからん!」彼は泣きそうになっていました。

 

 

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